改宗吸血鬼
とある吸血鬼がいた。その吸血鬼は吸血鬼になる前、キリスト教であった。よって、十字架やキリストやマリア像に弱い。吸血鬼は考えた。どうやったら克服するのかを。
そこで、考えたのは改宗である。改宗すれば克服できる。吸血鬼はキリスト教から仏教に変えた。結果、弱点を克服できた。これなら、十字架やキリスト像の脅威は無くなった。
しかし、新たな脅威が現れた。日本へ観光旅行へ行った際、お経や仏像を見たら本能で怖くなった。その場から逃げ出したくなるほど。
仏教へ改宗したのはいいが、新たな弱点が増えてしまった。困ったからどうすればいいのか。
ヨーロッパには仏教が少ないから何とか大丈夫だ。ヨーロッパに戻り彼は家に戻る。が、家に戻ってみた仏教の道具を見て彼は本能で怖くなった。
数珠、仏像、仏壇、位牌と言ったものが見るだけで怖くなり白目をむいてしまった。本能で異常な恐怖に駆られてしまった。
何日間も気絶して気がついて起きた。どうやら、吸血鬼ハンターに襲われることは無かったようだ。どうやら、自分にはまだ信仰心が無くなっていないから信仰はある意味で強敵だ。
もう、抗うことはできない存在だ。 吸血鬼は改宗をやめて自らの信じる宗教「仏教やキリスト教」を見つめ合った。気がつけば自然と弱点が消えた。
彼は前向きになって弱点を克服することができた。