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死の魔法

 ザ・デス。偉大なる死の魔法使いがいた。

 彼の秘密主義は確固たるもので誰もが彼の魔法を欲した。弟子は受け付けないのだ。敵対者の多くは、死者にされて軍勢にした。

 そんなある日、彼は死んだ。享年43歳である。

 死因はわからなかったが、1つの魔導書が開かれていた。それは完成本でザ・デスが記した魔導書のなかで唯一「死の呪い」がかけられていない魔導書である。

 秘密主義の魔法使いだが魔法に関しては意外と教えているのだ。彼が弟子を必要としないのは魔導書を見れば誰もが魔法使いになれることの考えがあるからだ。そして、その中でなぜか1冊だけ呪いがかかっていた。

 多くの魔法使いが呪いの解除に挑んだ。3人ぐらい死亡した。

 ようやく、彼が何を書いているのか見た。が、これは魔導書ではなかった。内容は日記でお粗末なものであった。しかも、これらはノリが子供と同じで魔導書とは言い難いものであった。

 そして、ザ・デスの死因を考えた。検死で彼の魔力は死の魔力を感じ取られた。つまり、彼は自らの魔力をそのまま体に受けて死んだという仮定が作られた。と言うことは、死の魔法を日記につけようとしたが、うっかり自らにかかってしまい結果、死亡。

 なんとも愚かな最後であるか。自らの死を死の魔法で決めたのだ。

 なお、日記の内容は恥ずかしい内容でありとても人に教えられないほどひどいものだった。

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