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翌週の月曜日、高山美香は学校を休んでいた。担任はただの風邪だと言っていたが、あいつならたとえ風邪になっても空手の為に学校へ来るだろう。それにあいつの体が病原体にやられてしまうとも到底思えない。
そんな事を考えていると、いきなり教室の扉が勢いよく開き、
「ちょっとみかちゃん!! 一体どういう事!?」
入って来たのは倉橋佳奈だった。クラスのみんなはキョトンとした様子で佳奈の方を向いていた。
「高山さんなら今日は休みだよ」
最初に口を開いたのはやはり和馬だった。
「あぁーもう!!」
珍しく倉橋がイライラしている。それは誰が見てもすぐ分かる程に。
「倉橋、一体どうしたんだ?」
翔も心配になり佳奈のところへ駆け寄って行った。
「……みかちゃんが部活辞めちゃったの。」
え……………………。
翔はそこで言葉が詰まってしまった。空手をやめた? ついこないだまであんなに楽しそうに空手をしていた高山がか?
「……な、なぜなんだ?」
「わかんないよ!! 私だって今先輩から聞いたばかりだし、もうわけがわからないよ!!」
聞いてもわかる通り、倉橋も何があったのかわからないのだろう。ずっと練習に付き合わされていた俺ですらわからないのだ。何も聞いてない。
「あのさ、事情はよく分からないんだけど、高山さんっていつ辞めたの?」
和馬はいつもと変わらない様子で佳奈に聞いた。流石は和馬だ。こんな時にでもいつもの様にしてくれるのでありがたい。
「昨日だって先輩が言ってた。」
「じゃあ、昨日は空手部でなんかあった?」
「あ、……いやでもそんなことでなんて」
「倉橋、何があったんだ? 教えてくれ」
翔がそういうと佳奈は少し間をおき、
「昨日は大会のメンバー発表があったんだ」
メンバー発表だと? なぜあいつはそれを俺に言わないんだ? 下僕の様な扱いを受けたとしてもここ一ヶ月間ずっと練習相手をしていたのだ。それぐらい教えてくれてもいいのではないか……。
「あいつは…。高山は、メンバーには入れていたのか?」
「ううん。今回選ばれた一年生は一人だけだったよ。」
そうか。
そうつぶやくと自分の机に向かい荷物をまとめ始めた。おそらく、高山がいそうな場所はあそこぐらいしかない。
「翔君、なにをしてるの?」
しかし、翔は返答しなかった。
「もしかして、みかちゃんのところ? 心当たりがあるなら教えて!! 私が行く!!」
「いや、俺が行く」
さっさと教室から出ようとしたが倉橋にカバンを掴まれてしまった。
「なんで、なんでさ。翔君とみかちゃんとの間は何にも関係ないんでしょ? それに……。」
そこで言葉は途切れた。と言うより横からカバンを持っている倉橋の手を掴み、無理矢理言葉を途切れさせられたのだ。危ないと判断したのか、それを和馬は急いで止めた。
そして、
「翔、行きなよ。先生には俺から何とか言っておくからさ。」
「ああ、わかった。ありがとな!!」
和馬の気持ちに感謝し、翔は走ってあの場所へ急いだ。
はいはいどうも。仲村です。いつも更新しているスピードも遅い、文量も少ない私ですが、今回は自分でもそうだなと感じるくらいですね…。はい。かなり少ない文量になっていますね。いくらいつもより更新が早くても文量が少ないのであれば意味がないのでは? もっとゆっくりでいいのでクオリティーを上げればいいのでは? まあ、その通りですよね…。しかし、これには理由があるのです。
今回こんなに少ない理由はですね…。話の前後で区切りのいいところがなかったのです…。
結局自分のせいですね。はい。
とりあえず次の更新で第一章といえばいいのですかね? てか、これからはそういいます。その方が私も整理し易いですし…。
とにかく、第一章は次がラストかと思います。私的には早く次にいきたいので更新も早めにしていきます。出来れば明日…。遅くても明後日には更新できるかと思います。
それでは今回はこの辺で!
2017/11/09 仲村