第一話~新学期~
この作品は作者の高校2年のことを少しファンタジーを盛り込んだ作品となっております。またこの作品はとあるライブアプリで書いてみてほしいと要望があったため書いたものですのでお試しと考えています続きを書いてほしい場合メッセージかその他の方法で希望ができる方はそちらで教えていただければと思います。
キーンコーンカーンコーン
と学校のチャイムが鳴り響いた。俺は自分の席の椅子に座った。前に座っていた男子がこっちを腰を回し足を椅子の横に移動させてこっちを見た。
「お前天淵魁斗だろ?」
と俺の前の男子が言っていた。
「そうだけどお前は?」
「九曜聖一だよろしくな」
「なんで俺のこと知ってるんだ?」
「そりゃそうだろ・・知らないのか?お前結構有名人だぞ?」
「は?そんなことねぇだろ」
「去年なにしたか思い出してみろよ」
「去年?」
「テストで学年1位体育祭で全種目に出てすべて1位そんなやつが目立たないわけないだろー」
「そうなのか?全然意識したことなかったからなー」
「なんだそれ勉強とかしてるのか?」
「いや・・別にしてないな」
「マジで?」
「あぁ・・まぁ・・」
そう話していた時だった。
ガラガラ・・・
と教室の前の扉が開き、先生が入ってきた。
「よーし!お前らさっさと席に座れー」
と先生は教卓に向かいながら言った。そうしたら立っていたクラスメイトたちは席に一斉に座りだし九曜も体を前に戻した。俺は左にある窓から外を見ていた。
―30分後―
「起立!礼!着席」
と今日の日直の号令に合わせて動作をし椅子に座った。
「それでなんか明日学校来るのかったるいよなぁ」
と再び九曜が俺のほうに体ごと向いた。
「まぁそりゃ普通はそうだわな」
と話していた時だった。
「ねぇねぇ・・・」
俺の右隣の女子が俺に話しかけてきた。俺はそっちに顔を向けた。
「あれ?どこかで会わなかったっけ?確か名前は菊川さやだっけ?」
「そうだよ!入試の時隣だったよね!」
「あぁ・・・そういえば君消しゴム落としてそれを俺が拾ったんだよな」
「そうそう!これってすごくない?」
「いや・・偶然だよ」
俺は軽く笑いながら言った。
「じゃぁ明日学校サボってどこか行く?君もどぉ?友達とか誘ってもいいよ」
と俺はそういいながら隣の女子のほうにも目をやった。
「いいねぇ!どこに行く?」
「いいよ!友達に聞いてみるね!」
「そうだな・・・近くにあるファンシーランドとかは?」
「でもあそこ入場料高くね?」
「大丈夫だよ・・俺に任せろ」
「ほんとに?」
と俺たちは話し、そのまま解散になった。
「それじゃ行くな!」
「またな」
「じゃぁね」
そういって俺たちは教室を出て下の下駄箱で靴を取り換え女子と別れ俺と九曜は一緒に自転車のほうに向かった。
「それにしてもお前マジ天才じゃね?」
「どこが?」
「いや・・・勉強しないでテスト高得点とかさぁ」
「は?別に俺はわかるところしか書いてないだけだからなぁ」
「おぉう!・・・それを世の中は天才っていうんじゃ・・・」
「そうなのか?」
「よくわかないけど・・・俺を基準にすると普通だと思うが・・・」
「いやいや・・・そこを基準にしたらそれよりも下はどうなるんだよ・・・」
「あぁ・・・考えたことなかったな・・」
「考えてくれよ・・・」
そう話しながら俺たちは自転車のカギを外し自転車を自転車置き場から出した。
「それで明日のファンシーランドどうするんだ?」
「あぁ・・大丈夫だ親父がファンシーランドの社員だから入場料無料チケットもらえるから」
「マジで!?すげぇな」
「まぁなぁ」
そんな話しをしながら自転車で近くのエクドナルドに向かった。
「ここで少し食べて帰る?」
「そうだな」
そういって俺たちはエクドナルドのレジの列に並んだ。
「それでファンシーランド何に乗るか」
「いろいろ乗れば大丈夫だろ・・お土産とか買うのか?」
「いや・・高いから買わないよ」
「そりゃそうか」
俺たちは明日行くファンシーランドで何をするのかを話しながらレジの番が来た。
「次の方どうぞいらっしゃいませ」
「オレはハンバーガーセットでコーラMポテトLでここで店内で食べます」
「ハンバーガーセットでコーラMポテトLですねレジの横でお待ちください」
そういうと九曜はレジの横に移動したそれから少しして店員さんが九曜を呼んで商品を渡した。
「次の方どうぞいらっしゃいませ」
「じゃぁ俺はハンバーガー60個とチーズバーガー50個とコーラLポテトLで」
と俺が言ったら店員さんが驚いた顔をした。
「え・・えっと・・確認しますハンバーガー60個とチーズバーガー50個とコーラLポテトLでよろしいですか?」
「はい・・・」
「では少々お待ちください・・」
そう言って店員さんは後ろにオーダーを伝え準備が始まった。
「では出来次第お持ちいたしますのでお待ちください」
と店員さんはそう言ってハンバーガー30個チーズバーガー20個コーラLポテトLを俺に渡した。俺はそれを持って九曜のいるところに行った。
「なんじゃそりゃ!そんなに食うのか!?」
「いや・・・このあとハンバーガー30個とチーズバーガー30個来るけど」
「はぁ!?それはどうなのよ」
そう話しながら俺はハンバーガーとチーズバーガーなどが置いてるトレイをテーブルに置き俺は椅子に座った。
「すげぇ食うな・・・この後夕飯とか食えるのかよ」
「まぁ食えるよ確か夕飯はギョーザだったかな・・・」
「その食ったものはどこへ行くんだ・・・」
「さぁな・・・」
「腹の中に何か飼ってるのか?」
「いや・・それはないだろ・・・」
「じゃぁ腹の中にブラックホールがあるのか?」
「それも物理的にないだろ~」
と俺たちは話しながら頼んだものを食べていた。結構してから店員さんがきて残りのハンバーガーとチーズバーガーを持ってきてくれた。
「お待たせしてしまいまして申し訳ございません」
「いえ・・・ありがとうございます」
と店員さんと話して頼んだものを食べ始めた。
「にしてもその量・・・見てるだけで腹いっぱいになってきたわぁ・・・」
「そうか?俺からしたらその量でよく足りるなぁ・・・って思うけど?」
「いや・・・これが普通の量だから・・・お前基準で考えないでくれよ・・・」
と話しながら残りのものを食べながら話しそのあと家に帰った。