2/6
不好、絶
短くて本当にすいません。
「ハーーーーーーーーーーー、」
少年は重く、長い溜息を付きながら歩く。
この少年が主人公、不好、絶
不幸に愛され、この世には絶望しか無いと信じきっている、悲しい少年である。
「ハー、今日も不幸だ。」
学校から帰る途中、不良に絡まれたり、俺が通る瞬間に信号が赤信号に変わるし、買い物して帰ろうと思ったら
財布を忘れ家に帰る始末、しかもさっきまで見知らぬ
おばあちゃんの道案内である。自分の不幸を笑いながら
歩く。俺の名前、不好、絶
不幸に好まれた絶望、とも読める。何で、こんな名前
なのかいつも疑問に思いながら不幸と戦い生きている。
「さー、今日のご飯どうすっか?」