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愛逢傘

作者: いわし

水溜まり






なんのへんてつもない水溜まり









昨日の雨で出来た水溜まり?









昨日は雨なんか降ってない









今降ってる雨で更に大きくしようと努力してるわけです






そんな水溜まりの成長をパン屋の屋根の下黙って見てました



家に着くまでは後20分はかかる



天気予報なんてもちろんみてない



雨は止みそうだが止まなそう



どうしよう







どうしよう







もう30分位考えてる




さっきの水溜まり




横のちっちゃいのとくっつきそう







あと5センチ






2センチ









1センチ






………




前に現れた人のせいでくっつく瞬間が見れなかった




こんなちっぽけな事なのになんだかイライラしてた






ビショビショになって帰る事を決意しその場を立ち去ろうとする僕を君は止めた






君はそっと傘を差し出た




僕は意味を知ってたけどあえて知らないふりして首を傾げた










だって恥ずかしいし













そんな僕の手をとり1つの傘のした歩き出す2つの足跡




僕は何かしゃべったほうがいいのか それとも


黙っていたほうがいいのか



一人で闘ってたんだよ






君に近づく事は出来ないし










僕の肩ずぶぬれだし










こうなるなら早く帰っておけばよかった







どうしよう






どうしよう







君はそっと僕の腕をとって近くに寄せた






………










どうしよう










どうしよう













どうしよう













「ありがとう」










とっさに言った僕の言葉に君は下を向きながらふっと笑みを溢した









君は黙って傘を閉じ空を見上げていた










雨は上がっていた



























僕はいてもたってもいられず急いで走って帰った










君はその時も確に微笑んでいた













君の傘持って帰ってきちゃった












また会える













水溜まりに反射する虹は
















とてもとても大きく見えた
















end

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― 新着の感想 ―
[一言] 短い文の中にたくさんの感情が込められていて、とても読みやすかったです。 そしてなんだか幸せな気持ちになれました。 これからもがんばってください!!
[一言] わかるかも!!この気持ち・・・。 よく考えて、かいてますね!!これからも頑張ってください!
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