見学コース
なぜ、そこへ行くことになったのか。
あとから思い返しても、どうしても、その部分だけがうまく思い出せなかった。
何かの許可を取りに行くついでだったような気がする。
仕事に必要な資格だったかもしれないし、役所へ提出する書類だったかもしれない。
ともかく、わざわざ休みを取ってまで出向くほどの用事ではなかった。
せっかく近くまで来たのだから、ついでに見学でもしていきませんか?
たしか、そんなふうに言われたのだ。
誰に言われたのかは覚えていない。
それでも、断る理由もなかった。
施設は、街の外れにあった。
駅からバスに乗り、住宅地を抜け、古い工場が立ち並ぶ一帯をさらに進んだ先。
錆びた金網の向こうに、灰色の建物がいくつも並んでいた。
研究所、と呼ぶには古びていた。
工場、と呼ぶには窓が少なかった。
正面玄関の横には施設名らしきものが掲げられていたが、塗装が剥げていて、最初の数文字しか読めなかった。
受付には年配の男性がひとりいた。
俺が名前を書くと、男は帳簿と顔を何度か見比べた。
「見学ですね」
「はい。たぶん」
妙な返事をしてしまった。
だが男は気にしておらず、机の下から一枚の紙を取り出し、いくつか印をつける。
「手続きがありますので、少々お待ちください。202が空いております」
「202?」
「そちらで」
指さされた先に、薄暗い廊下が続いていた。
それ以上は、何の説明もなかった。
俺も、なぜか聞き返さなかった。
202というからには、二階の二号室ということだろう。
そう思ったのに、階段を上がる必要はなかった。
廊下の突き当たりに、扉があった。
小さな札に《202》と書いてある。
中へ入る。
倉庫だった。
少なくとも、俺にはそう見えた。
窓のない部屋に、古びた段ボール箱が積み上げられている。
木製の棚。
埃をかぶった瓶。
黄ばんだ紙の束。
瓶の中には液体に沈んだ何かがあった。
魚の骨のようでもあり、植物の根のようでもある。
ほかにも、用途のわからない標本がいくつも並んでいた。
鼻を近づける気にはならなかった。
奇妙な場所だった。
けれど、不快ではなかった。
むしろ、少しだけ懐かしい。
小学校の理科準備室。
授業中、先生が標本を取りに行くときだけ開いた部屋。
廊下から覗き込むと、薄暗い棚の奥に、知らない世界が詰まっていた。
そんなことを思い出した。
椅子はなかったので、壁際に立って待った。
時計もない。
携帯電話を見ようかと思ったが、なぜか持っていなかった。
家に忘れてきたのだろうか。
それとも受付で預けただろうか。
よく覚えていない。
どれくらい待っただろう。
突然、ガン、と大きな音がした。
びくりと身体が跳ねた。
ガン。
今度はもっと強く。
壁の向こうから、誰かが叩いている。
「……なんだ?」
ガン、ガン、ガン。
古い棚の瓶がかすかに震える。
壁を眺めて、ようやく気づいた。
切れ目がある。
壁だと思っていた場所に、縦長の継ぎ目が走っていた。
その端に、小さく数字が書かれている。
《202》
さっきの扉にも、同じ数字があった。
試しに壁を押してみる。
壁は、思いのほか軽く動いた。
そのまま奥へ開いていく。
向こうに女が立っていた。
白衣を着ている。
三十代くらいだろうか。
髪を後ろでひとつに束ね、胸元に名札をつけていた。
文字は小さくて読めない。
名札は意味を成していなかった。
「お待たせしました」
彼女はそう言った。
俺が返事をする前に、踵を返した。
「こちらです」
どうやら、ついていこいということらしい。
壁の向こうは細い通路になっていた。
床も壁も灰色で、照明は白い。
さっきまでの理科準備室とは、まるで雰囲気が違う。
研究施設。
実験場。
そんな言葉が頭に浮かんだ。
壁に何本もの配管が走っている。
天井から垂れたケーブルの隙間を、白衣の女は迷いなく進んでいく。
俺もその背中を追った。
「こちらでは何を?」
聞いてみた。
「いろいろです」
「いろいろ」
「見ればわかりますよ」
素っ気ない。
けれど、不思議と嫌な感じはしなかった。
彼女の歩く速度を知っているような気がした。
三歩歩いて、少しだけ左へ寄る。
曲がり角では必ずいったん速度を落とす。
白衣の裾が揺れるのを見ながら、そんなことを考える。
俺はこの人を知っているのだろうか。
いや。
初対面のはずだ。
通路を抜けると、空気が変わった。
湿っている。
暖かい。
そして。
「うっ」
生臭い。
魚市場の裏側にでも迷い込んだような匂いだった。
塩と血。
腐りかけた海藻。
それらを全部、ぬるい水で溶かしたような臭気が鼻を突く。
「マスクをしてください」
女が言った。
壁に透明な袋がいくつも吊られていた。
俺はMサイズを取り、袋から出して、耳に紐をかける。
少しきつい。
耳の裏が引っ張られる。
「これ、Mですよね」
「はい」
「こんなに小さかったかな」
女は振り返った。
一瞬だけ、何かを言いかけたように見えた。
「……個体差がありますから」
変な答えだった。
だが、そのときにはもう、俺の注意は別のものへ向いていた。
水音がする。
大きな生け簀があった。
プールほどの大きさ。
濁った水の中で、何かが動いている。
最初は巨大な魚かと思った。
違った。
赤黒い肉の塊だった。
皮膚がない。
剥き出しの筋肉のような表面が、濡れた光を反射している。
魚に似た形ではある。
だが、頭部には目が六つあった。
左右に三つずつ。
口は縦に裂けている。
尾の代わりに、細長い脚のようなものが束になって生えていた。
それが水を掻くたび、生け簀の縁に濁った飛沫が散る。
「うわ……」
思わず声が出た。
ゴムの長靴とエプロンをつけた職員が、生け簀の脇を歩いていた。
魚市場の人間みたいだった。
手には大きなバケツ。
中身を見ると、赤く、どろどろしている。
肉片に、ミミズや小さな虫が混ざっていた。
職員が柄杓ですくい、生け簀へ撒く。
水面が爆発した。
赤黒い魚たちが一斉に群がる。
音を立てて餌を貪る赤黒い魚たち。
勢いよく餌に群がったためか、飛沫がマスクにかかった。
そのとき。
口の中に、何かが触れた。
「ん?」
舌に細長いものが絡みつく。
反射的にマスクを外し、吐き出す。
床に落ちたのは、小さなミミズだった。
しばらく、動いていた。
「……え?」
俺はマスクを見る。
破れていない。
顔にもしっかり密着していた。
「どうしました?」
「いや……これ」
足元を指した。
白衣の女はミミズを見た。
「ああ」
それだけだった。
「新しいものに替えますか?」
「いや……いいです」
自分でも、なぜそう答えたのかわからない。
気味が悪いはずだった。
なのに。
どこかで、こういうこともあると思っていた。
俺は新しいマスクをつけた。
今度もMだった。
やはり少しきつい。
◇
施設は広かった。
生け簀はひとつではない。
奥へ進むほど数が増えていく。
透明な水。
黒い水。
泥のような液体。
中にいるものも、さまざまだった。
骨だけで泳ぐもの。
水面から生えた無数の指で、水底を歩くもの。
内臓を身体の外側に垂らしながら、ゆっくり円を描いているもの。
鱗の一枚一枚に、小さな人間の顔のような模様がついているもの。
どれも、地球にいる生物には見えなかった。
けれど。
驚かなかった。
最初の生け簀を見たときこそ息を呑んだ。
だが、その驚きの奥、自身の胸の中では別の感情があった——むしろ、安心した。
ちゃんといる。
そんな気持ちだった。
理由はわからない。
これらがいるべき場所に、いる。
それだけで、ひどく落ち着いた。
「こっちは水温、高めなんですね」
気づくと、そんなことを口にしていた。
女が振り返る。
「わかりますか?」
「え?」
「いえ」
生け簀の端には温度計があった。
29.7度。
「表示を見たので……」
「そうですか」
少し先に進む。
別の水槽では、黒い影が底に沈んでいた。
「これは、共食いするから個体を分けた方がいいんじゃ……」
言ってから、口を閉じた。
女がこちらを見る。
「そう思います?」
「いや」
どうしてそんなことを知っている。
俺はこの生物を見たことがない。
名前すら知らない。
それなのに。
わかる。
水温は28度から30度。
餌は三日に一度。
脱皮前は絶食。
隣の個体と同じ水を使ってはいけない。
急に、知識が頭の中に浮かんだ。
浮かんだ、というより。
ずっとそこにあったものを、思い出した。
そんな感覚だった。
「ああ……」
思わず生け簀を眺める。
大変なんだよな。
こいつらを管理していくのは。
餌の量も湿度や温度で変えなくてはいけないし、水質のチェックも必須。
季節ごとの温度調節に、増えすぎた個体の処分。
職員が指を失くす事故も少なくない。気を付けるように標語を掲げたが、あまり効果はなかった。
いや。
待て。
俺が?
俺が管理していた?
そんな記憶はない。
「どうしました?」
「……いえ」
こめかみが痛んだ。
目を閉じて、記憶を探った。
俺は——どこで働いていた?
今は何の仕事をしている?
今日、ここへ来たのは何のためだ?
何かの許可。
そうだ。
許可を取りに来た。
何の?
わからない。
目を開けた。
目の前を、白衣の女が歩いている。
彼女の後頭部を見た。
髪に白いものが混じっている。
昔はなかった。
そんな考えが、ごく自然に浮かんだ。
「……昔?」
「何か?」
「いえ」
俺は首を振った。
◇
「今日は数が多いですね」
また、口が勝手に動いた。
「そうですか?」
「この時期は、もっと少なかったでしょう」
女は答えなかった。
足音だけが続いた。
床が濡れている。
天井の蛍光灯が、水面に長く反射していた。
何十という生け簀。
何百という生き物。
あるものは眠っている。
あるものは暴れている。
あるものは、こちらを見ていた。
そのどれもが、正しかった。
これらがいる。
それは、とても重要なことだった。
この世界が世界であるために。
地球が地球であるために。
いなければならないもの。
何を馬鹿なことを。
そう思う自分もいる。
同時に、それが当然だと知っている自分もいた。
水がある。
空がある。
昼と夜がある。
それと同じくらい自然なこととして、ここにはこれらがいる。
「最近はどうです?」
俺は聞いた。
「何がですか」
「管理」
女の肩が、ほんの少しだけ止まった。
「順調ですよ」
「ああ。それならよかった」
なぜ安心したのだろうか。
わからなかった。
◇
「人魚の競り、見ていきますか?」
女が言った。
「人魚?」
「ちょうど今日なので」
人魚。
その言葉だけなら、童話の中の生き物だ。
美しい女性の上半身。
魚の尾。
海の底で歌う。
そういうものを想像した。
「せっかくなので」
「では、こちらへ」
大きな扉を抜けた。
冷たい空気が流れてくる。
広い場所だった。
市場。
そう呼ぶのが一番近い。
床には排水溝が走り、壁際に何人もの職員が立っている。
長靴にゴム手袋。
長い棒。
奥から台車が運ばれてきた。
その上に、何かが積まれている。
人魚だった。
ただし。
俺が知っている人魚とは違った。
大きな魚の身体に、人間の頭だけがついている。
魚の腹から、白い腕が一本だけ伸びている。
尾びれの横に、人間の脚が二本生えている。
顔だけが背中に並んでいる。
その中に、ときどき、物語に出てくる人魚に近いものも混ざっていた。
腰から上が人間。
下が魚。
若い女の顔をしている。
濡れた髪が頬に張りついていた。
目が開いている。
「……生きてる?」
「はい」
台車が傾けられた。
人魚たちが床へ落ちる。
びたん。
びたん。
びたん。
赤い血が跳ねた。
人間の腕が床を掻く。
魚の尾が激しく打ちつけられる。
口が開く。
声は聞こえなかった。
職員が長い棒を使う。
先端が鉤になっていた。
それを身体に引っかけ、一体ずつ穴へ落としていく。
穴はいくつもある——仕分けだ。
そう思った。
頭だけ。
腕だけ。
脚だけ。
形が悪い。
傷が多い。
人間の部分が少ない。
そういうものは端の穴へ。
人間に近い形をしているものは別の穴へ送られる。
「グレード分けですか」
俺が聞いた。
「はい」
「やっぱり、人の部分が綺麗な方が高い」
女が俺を見る。
「ご存じなんですか?」
知っている。
その言葉が、喉まで出かかった。
俺は目の前の人魚を眺めた。
若い女の上半身。
腕が左右揃っている。
顔立ちも整っている。
皮膚に傷が少ない。
あれなら、かなり上だ。
ただ、髪の色がよくない。
需要を考えるなら——。
「……ほとんどは食肉用ですよね」
自分の声が聞こえた。
妙に落ち着いた声だった。
「そうですね」
「形のいいものだけ、別に回す」
「はい」
知っている。
私は知っている。
そうだ。
昔からそうだった。
人魚は捨てるところが少ない。
肉は食える。
脂も使える。
鱗は加工品になる。
骨は砕けば飼料になる。
人間に近い個体は値が上がる。
特に顔が整っているものは——。
頭の奥で、何かが軋んだ。
「……俺は」
違う。
私は。
いや。
「どうしました?」
女の声が聞こえる。
私は、ここで。
ここに。
二十——。
「少し、気分が悪いです」
「外へ出ましょうか」
「お願いします」
◇
非常階段を上った。
鉄の階段だった。
一段上るたび、靴音が乾いて響く。
上へ。
上へ。
上へ。
どれくらい上ったのかわからない。
施設の中は、外から見た建物よりずっと広かった。
それも、今になって気づいた。
途中で窓があった。
外が見える。
夕方だった。
来たときは昼だった気がする。
何時間、ここにいたのだろう。
あるいは。
もっと長かったのかもしれない。
最後の扉を開く。
風が吹いた。
屋上だった。
空が広い。
薄い雲。
遠くに街。
こちら側には、工場の煙突。
見慣れた景色。
見たことのない景色。
両方だった。
柵のそばまで歩いた。
白衣の女も隣に来た。
「どうでした?」
「どう、って」
「見学です」
そうだった。
今日は見学に来たのだ。
何かの許可を取りに来たついでに。
施設を案内してもらった。
変な場所だった。
おかしな生き物がたくさんいた。
人魚もいた。
それなのに。
嫌ではなかった。
「……必要なんでしょうね」
俺は言った。
「必要?」
「ここが」
柵の向こうを見る。
夕日に街が染まっていた。
「ここにいるものも。この施設も」
自分でも、不思議なほど確信があった。
「これがあるから、地球は地球なんだと思います」
女は何も言わない。
「でも」
少し笑った。
「俺には無理かな」
「何がです?」
「ここで働くの」
風が吹く。
「大変でしょう。あれだけの数を管理するのは」
なぜか胸が苦しくなった。
寂しい。
そんな感情に近かった。
「だから、他の仕事を探そうと思います」
その言葉を口にした瞬間。
胸に痛みが走った。
「え」
比喩ではない。
本当に痛かった。
熱いものが身体を突き抜けた。
足元を見る。
赤い。
服が赤く染まっている。
胸の中央に——穴が空いていた。
「……あれ?」
膝が崩れた。
女がこちらを見ている。
白衣。
その顔を、私は——知っている。
名前を。
名前は。
「——」
声にならなかった。
身体が倒れる。
空が横になった。
女の顔が遠ざかる。
いや。
違う。
若い。
若かった。
この人は。
昔は。
ずっと――。
◇
男が動かなくなった。
白衣の女はしばらく見下ろしていた。
それから、胸ポケットからスマートフォンを取り出した。
「こちら、屋上」
数秒置いて、応答がある。
『どうぞ』
「所長のドッペルゲンガー、処理完了しました」
『了解。状態は?』
「停止しています。回収をお願いします」
『記憶再現は』
女は足元の男を見る。
胸に大きな穴が空いている。
それでも顔だけは、ひどく穏やかだった。
「かなり進んでいました」
『具体的には』
「飼育個体の温度管理。隔離条件。人魚の選別基準。施設内部の構造も、部分的には覚えていたようです」
『自己認識は?』
「最後まで、自分を所長だとは思っていませんでした」
『では失敗か』
「はい」
風が白衣を揺らした。
女は柵の向こうへ目を向ける。
夕日に染まった街。
二十年前も、この屋上から同じ景色を見た。
もっとも、あの頃はあんな高いビルはなかった。
工場も、半分ほどしかなかった。
「なんというか」
『何です?』
「懐かしかったですね」
端末の向こうが黙る。
「二十年前を思い出しました」
『所長がいた頃ですか』
「はい」
女は笑った。
「私も若かったですよ?」
『存じています』
「嫌な言い方ですね」
足音が聞こえてきた。
回収班だろう。
非常階段の扉が開く。
ゴム製の作業着を着た職員が二人、黒い袋を持って現れた。
女は少し場所を空けた。
『次回試験はどうします』
「記憶の連続性を上げましょう。今回の個体は、過去と現在をうまく接続できていなかった」
『人格の方は?』
「そこもですね。自分を別人だと思い込んでいた」
職員たちが死体を持ち上げる。
片方の腕がだらりと垂れた。
指先が、床を擦った。
「ただ」
女は言った。
『ただ?』
「施設への愛着は、かなり正確に再現されていました」
黒い袋の口が開く。
男の身体が、その中へ収められていく。
「人魚を見ても、安心していましたから」
『そうですか』
「ええ」
袋の口が閉じた。
ファスナーの音がした。
「次は、もう少しうまく作れると思います」
『製品化できますか?』
女は少し考えた。
黒い袋が運ばれていく。
二十年前。
同じ屋上で、所長はよく煙草を吸っていた。
健康に悪いですよ、と言っても聞かなかった。
施設内は禁煙ですよ、と言えば、屋上は施設の外だと言い張った。
しょうもない人だった。
仕事には厳しかった。
人魚の品質にはうるさかった。
魚類第三群の給餌量を、毎週自分で確認していた。
死んだのは——ずいぶん昔だ。
「そのための実験ですから」
女は答えた。
『了解しました』
「はい」
通話を切る。
屋上に、ひとりになった。
少しだけ、夕日を眺めた。
それから白衣の袖を整える。
もうすぐ夕方の給餌時間だった。
魚類第三群は、今日は量を少なめにしなければならない。
明日は人魚の追加搬入もある。
やることはいくらでもある。
「……本当に」
誰に聞かせるでもなく呟いた。
「管理するの、大変なんですよ。所長」
風だけが答えた。
女は屋上をあとにした。
扉を閉める。
錆びた鉄扉の裏側には、小さな札が貼られていた。
《見学コース 終了》
その下に、さらに小さな文字で、
《次回試験個体 準備中》
と記されていた。




