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短編集  作者: 八車 雀兄


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静かな正月

 今年の正月は、帰省しなかった。

 特に実家で両親や、弟達と仲違いしたわけではない。生来のものぐさで、新幹線の混雑に辟易しただけだった。

 大晦日は、仲間達に誘われ、鍋を一緒につついた。深酒せずに、電車で帰る。車内広告に『初詣』や『令和八年』の文字があるのに気づく。あくびをしながら帰宅し、風呂に入って寝た。

 そして、目を覚ましたのはいつも通りの八時だった。大学の講義はないのに、いつも通り目覚めたのが、勿体ない気がして、また目を閉じて二度寝した。

 空腹で目が覚めると、十時だった。ろくに掃除もしてない部屋の布団を畳んで、コンビニへ行く。

 車も人通りもない道路を歩く。

 商店街のスーパー、小売店、どこも新年の挨拶と営業開始の張り紙、松飾りだけを残して無人である。昼間なのに、誰もいないアーケード街を進む。

 申し訳程度の正月飾りをしたコンビニの自動ドアが開くと、ふんわり、おでんの匂いがした。

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