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①
20××年、どこかの個人用病室にて。
誰も見舞いに来ない真っ白な空間に鳴り続ける心電図の音……ある女性がベッドに横たわっていた。長い年月が経ち彼女は意識不明のまま、まだ生きている。
演じ手はそんな彼女を感じとりながらも、ずっと何も言えないまま時をすごしていた。
「なぁ、そんな不安ならあんなものを我と破壊すればいいじゃないか。」
背後からかかる声に演じ手はため息をつき、
「そんなこと出来ない。あの子も努力はしてるし、何より貴方のようなイレギュラーと違ってあの子は彼女の1部。もし傷1つ付けば取り返しがつかない存在ともとれるのに、浅はかすぎる判断。」
その後沈黙がひろがり、またいつもの日常を繰り返していった。




