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紙飛行機飛ばしたらすごいことになった!

作者: 犬丸々

私は、高校三年生。羽宮凛!

今日は卒業式ということで、紙飛行機を飛ばします!何となく教室でたそがれていたら紙飛行機を飛ばしている小学生がいたんです。

なので記念にクラスメイト達にお願いして皆で願い事をかいて飛ばすことにしました!


高校三年間の最後の思い出作り。

何をかくか迷っている人もいれば、卒業式からずっと泣きながら書いている人もいる。


「何かこういうのいいなー、

 ね、拓也!」


「うっせ、今集中してるから話かけんな。」


私が話かけたのは菊水拓也。

一様友達だけど、口調が厳しいんです。


「酷いなー... 」


「よーし!皆書き終わったー?」


皆はどうやら書き終わったよう。

拓也の方を見ると指で丸を作っている。


「せーので飛ばすよー」


さっきまで泣いていた人も皆今は笑っている。うん、最っ高の卒業式!


「せーのっ!」


ピカッッ

皆が一斉に投げた瞬間、いきなり光が教室を覆った。皆の悲鳴が聞こえる。眩しさから私も目をつぶった。


「な、何だったの?」

そう呟きながら目を開けると、

教室の至るところから草や花、野菜などがはえていた。


どういうこと?

何ここ!何処なの!?

というクラスメイトの声が聞こえてくる。

私も正直言って困惑している。


すると拓也が真っ青な顔をして、

「悪い、多分俺のせい... 」


「どっ、どういうこと!?」


さすがに状況がよくわからない。


「おっ、俺が紙飛行機に【教室に何か面白いこと起きてほしい】って書いたんだよ!」


え!?正直言ってそう言われてもピンとこない。

その後、光が届いていたのか先生や他の生徒が教室に来て大騒ぎだった。



 今、私達は社会人。あの後、結局皆で片付けることになったが、その時の記憶はもう殆どない。今じゃ同窓会のネタだ。


だけどこう思う。

願い事をかけた紙飛行機を飛ばす時はよく考えてからにしよう!!!!ってね。

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