17話 女達の歓喜
エイブは鍵とたいまつを持っていた。その周りにはゴブリンシャーマンとゴブリン3匹ほどがいた。
まず、女性がつかまっている牢屋に向かった。
大勢のゴブリンがいる部屋と、女性がつかまっている牢屋の部屋に分かれた、分岐道まで戻ってきた。
その後、いかなかった牢屋への道を進んでいった。
進む道中で、テイムしていないゴブリンに襲われないように、慎重に進んでいった。
たいまつの火の明かりだけなので、薄暗く、一歩進むのも遅く進むしかなかった。
ある程度進むと扉があった。
エイブは恐る恐る扉を開けた。
扉を開けるときの音はとても不気味で、恐る恐る開けた。
開けると、広い空間が広がっていた。
私は、ゴブリン3匹に守られるようにしながら、前へと進んでいった。
敵のゴブリンの姿は見えない。かわりに牢屋が見えた。
牢屋は大きく2つほどあった。
牢屋に近づき、私は中を確認した。
1つの牢屋の中には7人ほどの女性がいた。
すると、・・・全裸の女性が無造作に置かれるような形でいた。
女性の顔をみると、目に正気がなくもはや生きているかわからないほどやつれていた。また、体を確認すると傷が何点か確認できた。
私はそのあまりのむごさに吐き気をもようした。
「・・・ウェ・・・」
吐き出しそうになったが、両手で口をおさえて、吐き出すのはそしした。
ともかく、この牢屋とつかまっている女性たちの錠を外して、一刻も早く外に出なくては・・・
エイブは、すぐさま2つの牢屋の錠を外した。外した直後、1つの牢屋の中に入り、次に女性たちの錠を外した。
錠を外すのと同時に、ゴブリンシャーマンに命じて回復させた。
ひとつづつ外すのには結構な時間を要したが、全員の錠を外した。ゴブリンシャーマンの回復も私が終わった少しあとに、終わった。
女性たちはゴブリンシャーマンやゴブリン達の姿におびえていた。いろいろ嫌な目にあっていただろうことは、最初に目撃した痛々しい姿からさっせた。
「ご・・・ゴブリンが、・・・3匹・・いる。」
おびえながら女性たちは言った。
「大丈夫ですよ。このゴブリンは人間を恐れているので、私のいうことを聞きます。安心してください。」
「そ・・・それは・・・本当ですか?」
「はい、本当です。」
私がそのようにいうと女性たちは涙を流し、大声を出していた。
それは、ゴブリンを従えて居る私の姿をみて、いよいよ洞窟から脱出できるという、嬉しさがこみあげてきたからだと思った。
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