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11話 牢屋のゴブリン 

 牢屋の部屋にゴブリンが入ってきた。

 入ってきたゴブリン2匹は、手にたいまつを持っているゴブリンと、剣を持っているゴブリンがいた。

 すると監視をしていたゴブリンが立ち上がり、部屋に入ってきたゴブリンのもとに向かった。

 

 今まで監視をしていたゴブリンは2匹、新しく入ってきたゴブリンも2匹。ゴブリンどもは情報交換もかねて話始めた。


 今だと思い俺は手をゴブリンのほうに向け、魔力をコントロールした。

「ウィルソンさん今がチャンスです。」

 

 わかっていますよ。エイブさん。

 俺はエイブさんに言われた直後、ゴブリンテイマーの能力を発動した。

 「テイム!!!」


 パアアアーーーーーー!!!

 光が放たれた。


 光った直後異変に気付きゴブリンどもが自分達のほうに振り向いたがもう遅い。

「うまくいきましたかね。」

「多分、うまくいったかと。」

「命令してみてください。」


「分かりました。回れ右。」

 するとゴブリンどもは回れ右をした。

 ゴブリンどもをテイムすることに成功したようだ。


「やりましたね。」

「ええ、でもこれからですよ。」

 緊張を途切れさせないようにしようとした瞬間、がたいのいい男が目を覚ました。


「なんだ、今の光は?」

 突然がたいのいい男が話、俺たちはびっくりした。

「ご、ゴブリンどもが持っているたいまつの火を近づけたのではないでしょうか?」

 とっさに苦しい言い訳をした。正直言いくるめる自信はない。


「そうか、たいまつの火だったのか。牢屋に近づくことは少なかったから驚いた。」

 まじか、苦しい言い訳だったが、どうやら信じてくれた。

 よかった~~!!ハァー


「しかし、何故ゴブリンどもは牢屋に近づいたんだ?」

「さ、さあ分かりません。」

 新たな問題が生じた。


 だが、俺はすぐさま対応方法を考えた。小さい声でゴブリンどもに命じた。

「俺とエイブさんを今すぐ牢屋から連れ出せ!!!」


「んっ、なにか小さい声が聞こえたが。」

「いっ、いやなんだか眠たいなーと思い、ついうっかり眠いと小さい声でつぶやきました。」

「そうか、確かに今は夜だ。眠たくなるな。」

 がたいのいい男がつぶやいた瞬間、監視役のゴブリンどもが近づいてきた。

 牢屋に近づくと、牢屋のカギを開けた。

 

 がたいのいい男は驚愕した表情をした。

 

 ゴブリンどもは牢屋の扉を開いた。

 ギギイィーーーーーー!!!


 牢屋の扉が開くと、目つきの悪い男も起きた。

「おっ、おいこんな時間に一体何事だ。」


 目つきの悪い男がつぶやいた直後、ゴブリンどもは俺とエイブさんを牢屋から連れ出した。

「なぜこんな時間にゴブリンどもが二人を連れだすんだ。」

「わっわかんねえよ、本当に何がおきているんだ。」

 がたいのいい男と目つきの悪い男は戸惑っていたが、連れていかれるのはとんでもないことが起こるのではないかと思い、自分たちに飛び火しないよう少し会話して、二人は黙ってしまった。


 こうして、俺とエイブさんは牢屋から出て牢屋の部屋の扉の前まで連れてこられた。

「少し、ストップだ。」

 俺が命令するとゴブリンどもは動きを止めた。


「今まで監視役をしていたゴブリン2匹は俺とエイブさんと共に、切り刻まられる部屋までこい。新しく入ってきた2匹は、ここに残り監視を続けろ。」

「あと、新しく入ってきたゴブリンは手に持っているたいまつを今まで監視していたゴブリンに渡すように。」

 すると、新しく入ってきたゴブリンは手に持っていたたいまつを今まで監視していたゴブリンに渡した。そのあと、ゴブリン2匹はテーブルのほうに向かった。


「それと、ウィルソンさん、私がこの部屋に戻ってきたときにこの部屋で監視をするゴブリン2匹を指示できるように命令してください。」

「わかりました。テーブルに着いたゴブリンはウィルソンさんの命令も指示通りに動くようにすること。」


「ぎぎぎ」「ががが」

 俺は了解の返事と受け取った。


「ありがとうございます。これでこの部屋のゴブリンは私も命令できます。あと、先ほどの言い訳と機転を利かした行動は素晴らしかったですよ。」

「いえ、苦しい言い訳でしたよ。それより、今から部屋から出ますがこころの準備はよろしいでしょうか。」

「はい、大丈夫ですよ。」


「では、行きましょう。」

「ええ」

 こうして牢屋の部屋を出たのである。


ここまで読んでいただきありがとうございます!


「面白そう」「続きが気になる」と感じましたら、「ブックマーク」と「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にしていただけると嬉しいです。


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