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1話 最悪な能力が決定した瞬間

 舞台は中世ファンタジーの世界。この世界の名は、グランドリー大陸である。


 この世界には、さまざまな国が存在するが主に8つの大国が世界を席巻している。


 俺が生まれた街はソージー街である。8つの大国のうちの2か国であるオンドリー連合国とホーリー連邦国の境に位置している。


 オンドリー連合国とはさまざまなヒューマンの小国が組み合わさった国で、グランドリ―大陸の北東地方にある国である。

 ホーリー連邦国。さまざまな亜人種の小国が組み合わさった国で、グランドリ―大陸の南東地方にある国である。

 オンドリ―連合国とホーリー連邦国は協定を結んでいるため、その2か国の境にあるソージー街は、平穏な街である。


 俺の名は、ウィルソン・ジョージ―。

 ソージー街のごく一般の家に生まれ、問題なく育てられた。しかし、5歳の時に悲しいというかショックな出来事があった。

 その出来事とは、能力査定である。能力査定は5歳になったら協会で行われることになっている。


 幼い頃から俺は、教会にはいきたくなくその日も母にだだをこねていた。

「・・・いやだ、・・・教会なんてつまらないところ行きたくない」

「今日は、能力査定という特別な日なんだから我慢して協会に行くわよ!」

 そう母から強引に説得されて、教会に向かった。


 教会にたどりつきドアを開けると、すぐ近くに牧師がいた。

「ようこそおいでくださいました。準備は整っています。どうぞ一番前の席にお座りください。」

「はい、わかりました。今日は息子の能力査定でお世話になります。どうぞよろしくお願いします。」

母と俺は一礼し、牧師にうながされた席に座った。


 牧師は能力査定を行う台に向かった。その台には水晶と聖水の入った器がおかれていた。台に到着すると、早速能力査定の儀式が行われた。

「では、これより能力査定の儀を行います。能力査定をされる者は水晶の前まで来てください。」

 俺はうながされるまま、水晶の前に来た。


 牧師は呪文を唱えだし、数分が経過すると唱えるのを止めた。

「唱えるのは終わりました。後はウィルソン君が水晶に触るだけです。」

「わっ、わかりました。」

 言われた通りに、触ると水晶が光だした。


「おお、ウィルソン君の能力が分かりました。能力名は・・・ゴブリンテイマーです。」

 俺は能力名を言われた瞬間愕然とした。なんたってよりにもよって能力がゴブリンテイマーなのだから。俺はショックで心のなかでこうつぶやいた。


「なんでゴブリンなんて野蛮な生き物をテイムする能力が与えられたんだよ~!最悪だ~~!」


 こうして俺はゴブリンテイマーとして生きていくことになった。






 

 

 


 

ここまで読んでいただきありがとうございます!


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