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秋の最中に03-09-26

作者: 君月 満

季節の変わり目に

感傷に浸る

秋は実りの季節

心の実りを得たいものです


過ぎていく季節に後ろ髪を引かれて

迎えたのは冷たさを含む風

ねっとりとマイボディに纏わりつき

全身をしゃぶりつくすような情熱と誘惑を含む

夏風姉さんとは違い

サラサラとした清涼感で心地良さに浸り

無駄に干渉してこない、程よい距離感を感じるも

不意に刃物のような切れ味で切り刻みにくるような

軽い痛みを含む秋風小僧に

毎年僕は眉をひそめている。

でも、まだまだ可愛いもの

秋風小僧は瞬く間に走りゆくから


後ろ髪なんて引かれるなんて事はない


しかし、その先に到来するスプラッタな時間


雪の季節…そう…冬…冬物語

恐怖の大魔王である冬風父さんの再来がやってくる。


あぁ私は怖い


眉をひそめるどころの騒ぎではない

これは下手したら一発で致死に至る破壊力のある厳しい季節である。出来れば逃げ出したいくらい。


ポカポカ陽気な春風母さんを待ち侘びて…

冬風父さんから突きつけられるこの一年間の贖罪を、私は厳粛に受け止めて償わなければならないのだ。


遠くに聴こえる鐘の音

そう…それは贖罪を告げる鐘の音


それは何か。罪とは何か。

はっきりとは分からないが…

そんな気持ちにさせてくれる季節

それが冬。冬風父さん。なのだ。










冬は贖罪の季節

寒いからこそ

暑さを知る事が出来る

湧き上がるような激烈な情熱を得たいなら

湖畔にある水面にあるような静粛な

冷静さを得よ



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