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星屑ノ綴リ唄
伝承歌の自鳴琴
天空に欹てて受け止めてご覧
垂るる数多のつつめく唄の聲
星屑達は耀き狂い唄って居る
射干玉に赤心を包んだ語り草
数字のまる
事無き御代
にのまえ
ぽつんと
有りの随
あたあた類ない光
れいれい真似の鏡
ぬくぬく欲張る命
めいめい分らぬ闇
運命宿す御子
烙印受けし狼
がじよった朝の戦士
ざうくゎの夜の戦士
立ち向かうは荒ぶる暗然の影
此れを星と化し封印せしめる
死に花
咲かせ
まぼる襤褸切れの星屑
呱呱の声をあげ続ける
淵の墓標に幸運を
涯の夢標に悲運を
堺の道標に宿縁を
途方も無い37564の供物か
伸るか反るかの御呪いの宝物か
喰らい尽くす事が如く
捧げ注ぎ奉らんが如く
渡そう
一輪花
This is the end.
(これでおしまい)




