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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第3章 少年王とゲルニアン帝国との戦い。激突!公帝戦争っ!!編
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エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝 決戦っ!!三度ヶ原の戦いっ!! 10

 マギアンティア世界統一暦・1555年・7月12日・午前10時27分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・中部東海地方・遠江国・徳川大名王家国・徳川大名王家・大名王家本拠地・徳川大名王家領・遠江国遠州灘沖近海域・キリヤ公国連合国軍・第一連合自治方面軍・ナデシコ自治統合軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊・北条・武田連合水軍船団艦隊・織田水軍・九鬼嘉隆連合水軍船団艦隊らの邂逅地点・キリヤ公国連合国軍・第一連合自治方面軍・ナデシコ自治統合軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊・第四戦隊旗艦・撫子型戦艦・尾張艦橋にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 キリヤ公国連合国軍・第一連合自治方面軍・ナデシコ自治統合軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊を中心とした連合艦隊は、三度ヶ原の戦いでぶつかる織田・徳川連合軍と武田軍との戦いを前にして、万が一総力戦と成った場合に備え、キリヤ公国連合国として、両軍の仲裁や合戦後に出て来るであろう両軍の負傷将兵達を助けようと、中立軍として遠州灘へとやって来て居るのは先にも述べて居る。



 その事に付いて織田家と武田家には、移民政策の行きかう輸送艦隊と民間船団に対する海上警備行動と言って居り、ナデシコ自治統合海軍艦隊が遠州灘にやって来たのは、織田・徳川連合軍と武田軍との戦のとばっちりを受けさせてな為であるとして居た。


 既に織田家には、第四戦隊がやって来て居る理由に関する通達を伝えて在り、武田家には北条家を通じて伝わる事に成って居るが、実は北条・九江・早雲が武田軍の要請を受けた事で、遠江国へと出陣してしまって居た為に、連絡が遅れて居た。


 この事が三度ヶ原の戦いの命運を分けてしまう事の一つと成ってしまったのは、武田方に取っては不運と成ってしまう遠州灘沖合紛争と呼ばれる武力衝突へと発展してしまう事に成る。



同地へと派遣された第四戦隊の艦艇は以下の通りと成って居る。


第四戦隊・撫子型戦艦・尾張。


扶桑型戦艦・扶桑。 


金剛型戦艦・榛名。 


空母葛城・天城・飛鷹。


重巡・古鷹・加古。


軽巡・夕張・大井、


駆逐艦・夕立・睦月・島風・夕風・太刀風。


ナデシコ自治統合海軍病院船団・12隻。



 ナデシコ自治統合海軍艦隊の第四戦隊・司令官・黒島亀代大佐と草鹿美佐枝大佐の二人は、第四戦隊・撫子型戦艦・尾張に在る司令官室で、織田・武田両家の軍勢との戦いと決戦場と見られて居る三度ヶ原の様子を観戦しようとして居たが、北条水軍船団艦隊と武田水軍船団艦隊からなる連合水軍船団艦隊が、遠州灘沖合へと現れた事に由り、状況が一変してしまう。



 武田水軍船団艦隊の一部隊から成る30隻の水軍部隊は、ナデシコ自治統合海軍艦隊の・四戦隊が、織田・徳川連合軍側へと味方に付いてしまったと早合点か勘違いをしたのかと言うとだ。


何方もと言うのが正解であった。


「おのれっ!キリヤの小僧王めがっ!!信玄様のご厚意を踏み躙り、織田の虚け姫と徳川の小タヌキ姫の味方に付き居ってっ!!!」


「こうなれば、遠慮は要らんっ!!あの鋼鉄艦隊に移乗船を仕掛けっ!!ご大層に馬鹿でかい鋼鉄船を信玄様に賠償品として献上するだっ!!」


「者供っ!!掛かれっ!!掛かれっ!!掛かれっ!!掛かれえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」


「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」





 武田水軍部隊から成る30隻の水軍部隊は、オールをと帆を力一杯に使い、ナデシコ自治統合海軍艦隊の第四戦隊へと攻撃を仕掛けようと攻め掛かる。



 第四戦隊・司令官・黒島亀代大佐と草鹿美佐枝大佐の二人は、第四戦隊・撫子型戦艦・尾張に在る艦橋へと上がり、その様子を伺って居た。


「亀代君。如何やら織田水軍船団艦隊は、浜松市へと回避行動を取ったみたいだね?」


「だけど、北条水軍船団艦隊の一部隊は、此方へと向かって居る。」


「報告します。向かって来て居るのは、旧今川水軍の者達から成る武田水軍の様です。」


「・・・・と言う事は、私達と勇治が中立関係を裏切ったと勘違いをした・・・と見るべきだね?」と淡々と述べながらも、呆れてしまう亀代。


「はぁ~、此方は自国の利益と無償奉仕に来て居ると言うに、何でそんな早とちりをするのかな?やれやれだよ~」とため息交じりに言う美佐枝。



「報告します。」


「何かな?」


「キリヤ公国連合国・国防総省の足柄・一輝・宗輝国防大臣とキリヤ公国連合国・外務省の結城・梅晴・春宗外務大臣。それと山本五十鈴総司令官からです。」


「うん、何が言いたいのかは分かった。」


「はっ!!お三方からは『いざと成った此方で何とかする。だから外交上と国際慣例上の駆け引きでは舐められる様な事をさせるな』だとの事です。」



「了解したよ。さて、亀代君。」



「了解。各艦へ命令っ!!これよりキリヤ公国連合国軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊は、海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為、第四戦隊旗艦・尾張による統制射撃を行う。」


「各艦へと通達命令っ!!これよりキリヤ公国連合国軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊は、海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為、第四戦隊旗艦・尾張による統制射撃を行う。」



 美佐枝は、近くの通信機に繋がるマイクを手に取ると、各艦へと命令を発信させる。


「「「「「了解っ!!これよりキリヤ公国連合国軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊は、海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為、第四戦隊旗艦・尾張による統制射撃を行う。」」」」」」


 

「「「「「了解っ!!これよりキリヤ公国連合国軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊は、海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為、第四戦隊旗艦・尾張による統制射撃を行う。」」」」」」



「「「「「了解っ!!これよりキリヤ公国連合国軍・ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊は、海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為、第四戦隊旗艦・尾張による統制射撃を行う。」」」」」」



 亀代から美佐枝へと下された命令を受け取った各部隊の司令隊長は、統制射撃を指揮下の艦艇へと伝達され、すぐさま復唱による返事が返って来た。



「目標っ!!武田水軍部隊っ!!遠慮はするなっ!!分からず屋どもの背後にいる指導者供っ!!そして、この世界中に、我がキリヤ公国連合国と勇治陛下は毅然とした態度で挑む事を知らしめよっ!!」



「了解っ!!目標っ!!武田水軍部隊っ!!撃ちーーかーたよーいっ!!」




「「「「「了解っ!!目標っ!!武田水軍部隊っ!!撃ちーーかーたよーいっ!!」」」」」


「「「「「了解っ!!目標っ!!武田水軍部隊っ!!撃ちーーかーたよーいっ!!」」」」」


「「「「「了解っ!!目標っ!!武田水軍部隊っ!!撃ちーーかーたよーいっ!!」」」」」


 復唱による命令がなされて居る中で、第四戦隊の各艦の砲塔たちは、ウイイイィィィンと言う駆動音を響かせながら、砲塔を動かし、照準を定めて行く。


「「「「「全艦隊っ!!撃ち方準備ヨシっ!!」」」」」


「亀代君っ!!」


「了解っ!!全艦隊っ!!撃ち方っ!!始めっ!!」


「全艦隊っ!!撃ち方っ!!始めっ」



「「「「「了解っ!!各艦っ!!撃ちーかーた始めっ!!」」」」」



「「「「「撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」」」」」



ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!



 第四戦隊の全艦隊は、相手が格下過ぎる関船・小早船であろうとも、容赦なく鉄の砲弾の雨を降らせてやった。



それは台風の暴雨よりも恐ろしい鉄の雨である。


「敵っ!!鋼鉄艦隊っ!!発砲っ!!」


「怯むなっ!!進めっ!!進めっ!!進めっ!!進めえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」


「大将っ!!来たああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!!」


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!


ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!ズドドーーンッ!



 ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


 ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


 ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


 ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!


 ヒュウゥゥゥゥーーーーー・・・・・・ドカドカドカドカドッカーンッ!!ザバババッ!!バッシャーーーーーンッ!!



 ナデシコ自治統合海軍艦隊・第四戦隊と戦ってしまった武田水軍部隊は、自らの早とちりと勘違いによって、第四戦隊の海上警備行動活動と正当防衛による自衛行動の為による武力衝突に発展してしまう。


 これにより第四戦隊と戦ってしまった武田水軍部隊は、大して戦う事も無く海の藻屑と成って水底とへ沈められてしまった。



 この騒動でが三度ヶ原の戦いに負けてしまい、更には水軍にも損害を出してしまった武田家では、武闘派閥の頭目と成って居る山県・虎三と武田・寿和らは、キリヤ公国連合国中央政府と公王・勇治に賠償と謝罪を求めるべきだと当主である武田・春夜に進言したが、一部の水軍部隊の暴走行動した事も問題だと言って、逆に謝罪する立場は、武田家の方だと言って、黙らせてしまう。


 これにより武田家武闘派閥は、キリヤ公国連合国中央政府と桐谷勇治の事を妬み怨む事に成ってしまう。


 同じく北条家内でも、北条五姉妹の長女である北条・一花・氏綱と五女・北条・五月・氏邦らを中心とした者達は、母親である北条・九江・早雲の見誤ったキリヤ公国連合国との外交戦略のせいで、キリヤ公国連合国との武力衝突が起こったと断じて、彼の国とは一線を画すべきだと言う意見を進言するが・・・・・『この度の出来事は、ごく一部の身勝手な武田水軍部隊による者である』と切って捨てた。


 この騒動が切っ掛けと成り、北条家内では、後にキリヤ公国連合国中央政府とアマテラス織田自治神皇国政府から総武禁止辞令法の発布と施行による最終勧告が布告。


 北条家内の一部は、三度ヶ原の戦いの頃からキリヤ公国連合国の事を気に入らないとした者達が集まり、抗戦派閥を結成してまう事の切っ掛けにも成ってしまう。 



 そんな三度ヶ原の戦いも、いよいよ決戦の場へと移る事に成って行く。


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