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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第1章 少年王とキリヤ公国建国創生記編
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国家設定一覧 メイン国家編 5

メイルシュルフラッド公国 略称名メイル公国。


 後にメイルシュルフラッド独立自治公国と成る。


 キリヤ公国連合国に加盟後は略称名メイル自治公国



 キリヤ公国連合国への加盟申請日・マギアンティア世界統一暦・1555年・5月15日・午後12時30分。



 キリヤ公国連合国への加盟日・マギアンティア世界統一暦・1555年・5月30日・午前9時05分頃。


 キリヤ公国とガリアナ王国の国境に接する人口が12万人程度の小国で、祖先はガリアナ王国の王族が独立した形で建国した公爵国王制国家。


 元々の宗主国がガリアナ王国だったが、後に公帝戦争と呼ばれる戦争が起きる際に、ゲルニアン帝国がキリヤ公国に宣戦布告をした事により、キリヤ公国と同じく友好国である事とユーラシアン大陸制覇達成と言う野望を果たす理由から攻め込まれてしまう。


 女公王であるリィーゼ・メイルシュルフラッドは、この危機を脱する為に、異世界から転移して来たナデシコ地方自治州区を編入した事に由り、高い国力と軍事力を手にしたキリヤ公国を盟主国として鞍替えしたいとの許可を求めた。


 ガリアナ王国の国王であるジンバル・ユリテリア・ガリアナ国王は、娘であるセレジアを通じて、キリヤ公国内の諸事情を知って居た為に、これを了承する事にした。


 その方がお互いの負担が少ないと判断からであった


 リィーゼは勇治にタダで自国と自分達を助けて貰う事は、祖先と王族としての矜持に関わるとして、自らを第二王妃と言う形で勇治に嫁入りを申し入れ、祖国をメイルシュルフラッド独立自治公国としてキリヤ公国の連合国体制の傘下に入る事にした。


 キリヤ公国連合軍としての扱いは、メイルシュルフラッド独立自治公国軍と成り、独立自治国では在るが、キリヤ公国連合国内では小国で、軍の規模が地方軍と同程度でしかない為、軍としての方面軍の扱いはされずに、キリヤ公国直轄軍直属の独立指揮権を持った独立国軍とされている。


 これは中央軍の命令でもない限り、小国軍のメイルシュルフラッド独立自治公国軍が、国外への長距離遠征に出て行く事は殆んど無い扱いと成って居る。


 基本任務は、本領国土の防衛が主任務とされて居るが、勇治とナデシコ軍の手によって近代化が進められ、機甲師団と銃歩兵軍を持った精強軍と成って居る。



 キリヤ公国連合国の登録ナンバーでは、2番加盟国として登録されている独立自治国家。


 リィーゼが独立国の公国の女公王で在った事と国の執政に明るかった事から、リィーゼは後に、キリヤ公国連合国の宰相と成る。


 その後もキリヤ公国連合国・中央政府内閣府を担う人材を多く輩出する一家の一つに数えられる事に成って行く。


メイルシュル山脈連峰地方


 メイルシュルフラッド独立自治公国の全体の国土を指して居るユーラシアン大陸南部地方の山脈地帯で、南東部にキリヤ山脈地帯との間には、メイルシュル盆地が在り、イーファル町と言うキリヤ公国との国境の町が在って、キリヤ公国と連合を組んだ後に、二つの鉄道ルートが敷かれて居る。


 一つ目はキリヤ公国の首都、公王都キリヤ市から北西ルートへと向かい、メイルシュルフラッド独立自治公国~フェリス侯爵独立自治領国内を西回りに繋ぐキリヤ公国連合国・北西部鉄道ルートとキリヤ公国~メイルシュルフラッド独立自治公国~ガリアナ王国~オルトランタ商業連合国南西中央国際鉄道ルートの中継貿易の鉄道の町としても知られる場所と成った。


キリヤ公国連合国・北西部鉄道株式会社


 キリヤ公国本国とメイルシュルフラッド独立自治公国とフェリス侯爵独立自治領国の連合加盟国3カ国共同出資による半官半民の北西部鉄道ルート会社。


 キリヤ公国本国とメイルシュルフラッド独立自治公国とフェリス侯爵独立自治領の首都と主都、それら地方市町村に駅舎を造り、ぐるりと線路設置して、貨物列車と客車列車を走らせるローカル路線と成って居る。


 平原地域と高原盆地に山野を一周するが故に、一周する時間は4時半は掛かるが、各方面の首都・主都へと出かけるのには、2時間程度で済むので、近隣地域に住まう人々の重要な交通路線と成って居る。


 その開業開始は、公帝戦争後に成ってからの事で、ユーラシアン大陸南部地方に線路設置が為され、キリヤ公国本国に近い地域や各国首都近郊の近い路線から開業を開始して居る。


南西中央国際鉄道株式会社


 公帝戦争後に成ってから、南西中央国際鉄道ルート建設の為にキリヤ公国本国・メイルシュルフラッド独立自治公国・ガリアナ王国・オルトランタ商業連合国から成る共同出資による半官半民の南西中央国際鉄道ルートの中継貿易の鉄道会社のこと。


 この南西中央国際鉄道ルートを使う事により、キリヤ公国本国からオルトランタ商業連合国へのユーラシアン大陸中央区間を通る事で、南部地方を回るより三日だけ早く物資運送が短縮される様に成った。




メイルシュル山脈連峰地方とは?



メイルシュルフラッド独立自治公国の全体の国土を指して居るユーラシアン大陸南部地方の山脈地帯で、南東部にキリヤ山脈地帯との間には、メイルシュル盆地が在り、イーファル町と言うキリヤ公国との国境の町が在って、キリヤ公国と連合を組んだ後に、二つの鉄道ルートが敷かれて居る。


 一つ目はキリヤ公国の首都、公王都キリヤ市から北西ルートへと向かい、メイルシュルフラッド独立自治公国~フェリス侯爵独立自治領国内を西回りに繋ぐキリヤ公国連合国・北西部鉄道ルートとキリヤ公国~メイルシュルフラッド独立自治公国~ガリアナ王国~オルトランタ商業連合国南西中央国際鉄道ルートの中継貿易の鉄道の町としても知られる場所と成った。



メイルシュル山脈連峰


 メイルシュルフラッド独立自治公国の全体を取り囲んで居る山脈地帯の事を指して居る。

 南東部にはキリヤ公国との国境であるキリヤ山脈地帯が広がり、その中間点には、メイルシュル盆地が在り、其処にはイーファル町と言う町が在る。



アルクス山脈


メイルシュル山脈連峰の一つで、北部地域の山脈地帯の事を指して居る。


 その近辺には地方自治州のランブック州。地方名のランブック地方盆地。州都のランブック市。防衛拠点のランブック城。観光名所のランブック湖等が在る。



イーファル町


 キリヤ公国とメイルシュルフラッド独立自治公国との間に在る国境の町で、公帝戦争以前にキリヤ公国と連合を組む事に成ると、鉄道貿易の町として発展を遂げた。


 イーファル町は、公王都・メイル市を通り抜けて、ランドー地方自治州区 主都・ランガル城塞市へと続き、其処から北西周りに進んで行くと、フェリス侯爵独立自治領国のバンドー地方自治州区の州都・バルサレ市へと至り、其処から更に北東部を回ってバンドー地方自治州区の州都・クルサレ市が終着駅へと続て居る。



イーファル川渓谷


 メイルシュル山脈連峰地方とキリヤ山脈地帯に在る谷間に在る川渓谷の事で、その北側には、イーファル盆地を利用して造られたイーファル町があり、その渓谷を挟んだ南側には、キリヤ公国本国領であるキリヤ山脈地帯が広がって居る。


 イーファル川渓谷鉄橋は、キリヤ公国本国領とメイルシュルフラッド独立自治公国との国境線に架けられた鉄道橋なのである。


 高さ40メートル、長さは6キロメートルで、時折り間にある岡山を繋ぎとして造られた渓谷鉄橋である。



公王都・メイル市 


 メイルシュルフラッド独立自治公国並びに、メイルシュルフラッド公国首都で、政治・経済・軍事・文化の中心地で、小高い丘にメイル城と言う洋風建築様式の城が建って居り、古く綺麗に高さを揃えた街並みがとても美しいとの評判がある所。


ローザンヌ地方州・ローザンヌ地方


 メイルシュルフラッド独立自治公国の西側にある州領で、公王都・メイル市が置かれて居る州領。首都が置かれるだけ在って商工業が、とても盛んな土地柄と成って居る。


メイル城


公王都・メイル市の中心地に在る小高い丘に建てられた洋風建築様式の城の事で、塔は青色で真っ白な大理石様式を用いて造られた建物は、金細工で煌びやかに色度られて居る。


城塞の縄張り敷地面積は、日本国の彦根城と同格と言った所である。



ランブック地方州・ランブック地方 州都・ランブック市


 州都ランブック市を起点にし、北側には観光名所のランブック湖、東西と南に小高い山に囲まれ、その真ん中の小高い丘には、ランブック城と言う山城が聳え立った場所が在り、この辺りの地名をランブック地方盆地と言う高原盆地が在るメイルシュルフラッド独立自治公国の要地として知られて居る地方州。



ランブック市


 ランブック市は、都市の近くの北側に湖畔が在って、東西と南に小高い山に囲まれた山城の有る高原盆地である。


 メイルシュルフラッド独立自治公国の中部に在る第二の都市で、ランブック城と言う古城が聳えている。


 其処には、国中に繋がる街道が走って居る言わば心臓に当たる要衝の地であった。



 公帝戦争ではゲルニアン帝国を罠に掛ける為に、都市ごと大砲や爆薬で吹き飛ばして撃退したが、歴史在る城で、ゲルニアン帝国を撃退した切っ掛けと成った城である事から、戦後に成って地元のシンボルマークとして再建計画が進められて居る。


ランブック城


 

 ランブック市の在る場所は北側に観光名所のランブック湖、東西と南に小高い山に囲まれ、その真ん中の小高い丘に山城が聳え立つランブック地方盆地と言う高原盆地である。



 メイルシュルフラッド独立自治公国の中部に在る第二の都市に在り、国中に繋がる街道が走って居る言わば心臓に当たる要衝の地を守る為に造られた要塞。


 その所有権は、王族で代々王族の直轄地として治められて居り、夏の避暑地として役目も担って居る。


 現在は公帝戦争で爆破され、戦後はリィーゼの方針で、近代化が進んだ軍に特定の城塞式の要塞は時代遅れと見なして、廃城と決められたが、メイルシュルフラッド独立自治公国に取っても歴史在る城で、ゲルニアン帝国を撃退した切っ掛けと成った城である事から、戦後に成って地元の有力者と市民達からの要望で、シンボルマークとして再建計画が進められて居る。



メイルシュルフラッド公王家・プライベート専用区画


 メイルシュルフラッド公王家所有の別荘地の事で、ランブック市の北側に在る観光名所で、西側の湖岸とランブック山とランブック森林地帯がメイルシュルフラッド公王家のプライベートエリアと成って居る。





 特に西ランブック山と西ランブック森林地帯は、メイルシュルフラッド公王家ランブック山御狩場と成って居る為、一般人の立ち入りが厳しく制限されて居る。


 その御狩場で獲れる獲物には、ランブック・イノシシ。ランブック・カリブー(鹿)。ランブックビックベアー。ランブック・ラビット。ランブックカモ。ランブック七面鳥等々と言った野生動物が生息とており、余分に取れた獲物は、ランブック市の名物として高値で取り引きされ、食肉や革製品に各種加工製品へと加工され、市場で取り引きされて居る。


主な施設は以下の通りと成って居る。


メイルシュルフラッド公王家湖水浴専用区画砂浜湖岸・湖水浴場


メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場


メイルシュルフラッド公王家ログハウス区画


メイルシュルフラッド公王家来賓専用大型宿泊施設区画


メイルシュルフラッド公王家・従者隊専用保養所及び管理人宿泊寮区画


メイルシュルフラッド公王家・スポーツ競技場区画


ランブック湖


 ランブック市の北側に在る観光名所で、その西側の湖岸とランブック山とランブック森林地帯は、メイルシュルフラッド公王家のプライベートエリアと成って居る。


 公帝戦争では、時に被害が無かった為、公王家別荘や来客用別荘を含めた宿泊所施設も充実した避暑地と成って居る。



ランブック山


ランブック市の北側に在る観光名所の一つで、その西側の湖岸と東西線に並ぶ様に聳えるランブック山とランブック森林地帯は、メイルシュルフラッド公王家のプライベートエリアと成って居る。


 特に西ランブック山と西ランブック森林地帯は、メイルシュルフラッド公王家ランブック山御狩場と成って居る為、一般人の立ち入りが厳しく制限されて居る。


 その御狩場で獲れる獲物には、ランブック・イノシシ。ランブック・カリブー(鹿)。ランブックビックベアー。ランブック・ラビット。ランブックカモ。ランブック七面鳥等々と言った野生動物が生息とており、余分に取れた獲物は、ランブック市の名物として高値で取り引きされ、食肉や革製品に各種加工製品へと加工され、市場で取り引きされて居る。


 ランブック山と言うのは、北側に東西線に別れた山々の事を指して居て、西ランブック山と東ランブック山と言う地名を総じてランブック山と呼ばれて居る。


 東ランブック山は、一般観光客でも立ち入りが出来るハイキングコースにも成って居て、ランブック湖が一望できることでも知られており、観光登山道も整備されて居る事から、比較的に簡単な装備での登山が可能と成って居る。


 州長官制度


 メイルシュルフラッド独立自治公国は、地方州長官を任命するにあたり、国家元首自ら法衣貴族又は官僚の中から選出する方法を取って居る。


 特に素行が悪く無ければ5年ごとに交代するか、続投2年制度が定められて居る。



ハイネン地方・ハイネン地方州  州都・城塞都市ハイネン市


 メイルシュルフラッド独立自治公国とゲルニアン帝国との国境を接して居る地方州の事で、現在は国家元首によって州長官に任命された法衣貴族が治めている。



 城塞都市ハイネン市


 ハイネン城と言う城塞都市型の城が在るゲルニアン帝国との国境都市で、平時は交易が盛んな町として知られて居る。


 公帝戦争では、ワザとゲルニアン帝国軍に攻め落とされる様にして奪取させ、反撃攻勢の際にはいとも簡単に攻め落とせるように入念な準備が進められて居た。


 公帝戦争後は旧ゲルニアン帝国領だったランドー地方を編入した影響で、国境線が北へ異動した為に、直接ゲルニアン帝国との国境紛争が無く成った影響とフェリス侯爵独立自治領国がキリヤ公国連合国に加盟した影響で、城塞都市ハイネン市は、南北を繋ぐ中継貿易拠点として発展して行く。



メイルシュルフラッド独立自治公国・ランドー地方自治州区 主都・ランガル城塞市


 メイルシュルフラッド独立自治公国が、公帝戦争で勝ち取った新領土。


 主都はランガル城塞市で、国土が広がった事で、耕作地帯を獲得したメイルシュルフラッド独立自治公国は、長年悩んで居た食料の自給を自国だけで賄える事と成った。





 キリヤ公国連合国・アマテラス神皇国地方のキリヤ公国連合国の加盟国家の国々に付いて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


奥州独立自治王国 首都・仙台市 略称名は伊達家・奥州王国


 キリヤ公国連合国への加盟申請日・マギアンティア世界統一暦・1555年・6月2日・午前9時00分。


 キリヤ公国連合国への加盟日・マギアンティア世界統一暦・1555年・6月3日・午前11時00分。




 公帝戦争に備えて国力と軍隊の増強の為に、長い内戦の影響で職と住まいが無いせいで、人が溢れて居ると聞き付けたキリヤ公国は、アマテラス神皇国へと移民者を求めて海軍艦隊を派遣した。


 やって来たキリヤ公国の艦隊を目の当たりにした伊達・藤枝・政実は、先々の事を想定し、下手なアマテラス皇国の新政権に従うくらいならば、キリヤ公国に臣従をする方が断然にお得と考え、独立藩王国を立ち上げた事が始まり。 


 その後は独立藩王国を無事に立ち上げるも、政実がキリヤ公国連合国の首都たる公王都キリヤ市へと上洛する日、最上義光が起こした奥州動乱戦争が勃発してしまう。


 最上義光や彼に同調するのを良しとしない奥羽諸国の大名王家の諸侯達は、強大なキリヤ公国連合国の加盟国と成った伊達家に救援を求めた。



 その動乱を鎮めると決意した政実の下に奥州王の地位を勇治から授けられ、仙台陸前独立自治藩王国から奥州独立自治王国と国名改名し、侯爵王家扱いでは在るが盟主である勇治に準ずる地位をと定められた地位を賜られる名誉を得た。


 この国の始まりとしての国土は、陸前国・磐城国・岩城東地域の仙道地域10群地方・相馬地方と岩代国・黒川地方、陸中一関地方を国土として居た。


 この後に最上義光が起こした奥州動乱事件を鎮圧、北海島国と其処を統治している松前忠邦。陸奥国・陸中国の南部直信、家老であり花巻城の城主でもある北部愛。


 羽前の最上氏。羽後国・秋田地方の安東季愛。角館地方の戸沢安盛。横手地方の小野寺道義。仙北地方・六郷地方の六郷乗政。仙北・由利衆(仁賀保氏・矢島氏・本堂氏)。寒河江地方の寒河江基隆。


 常陸国・下総国の佐竹・秋江・重義。下野国の小大名王家の宇都宮・太田・壬生・那須・佐野・皆川・小山・大関等の地方大名王家の諸氏が傘下に入った。


 また、北海島の南部の尾島半島から北側は、アイヌル民族と言う原住民族が暮らす原始の大地が広がる未開拓地も組み込まれる。


 唐太島国・万年島列島地方国・北海島国3つとキリヤ公国連合国・ナデシコ地方自治州管区・ナデシコ第二地方地域・東南アジアン地方自治州区地域・フィリーピン諸島自治区と接続海域と成って居る大笠原諸島地域もキリヤ公国連合国に属して居る奥州独立自治王国の国土と成って居る。


 キリヤ公国連合国の登録ナンバーでは3番として登録されて居る独立自治王国で、家格の順位は侯爵王家の扱いと成って居る。


 軍の扱いは、独立自治王国特有の扱いであるキリヤ公国本国軍の直轄軍の扱いを受ける独立国軍と言う事に成って居る。



大笠原諸島地域


北条家領土から更に南端に位置して居る大笠原諸島地域と言う場所が在る。


 此処はアマテラス神皇国地方とキリヤ公国連合国との今現在の領海の接点の境目は、ローレライ大海洋を東周りで大笠原諸島地域と言う群諸島の領海を通じて奥州独立自治王国と繋がる事で辛うじて保たれて居た。


その距離は凡そ300キロ以上である。大笠原諸島地域はキリヤ公国連合国の本国たるキリヤ公国が管理して居るが、主権は奥州独立自治王国が持って居る事に成って居る。


 今現在の伊達家では離島の管理は難しく、キリヤ公国側ではアマテラス皇国地方の離島に当たる僻地の諸島を自国の物にする訳にもいかない為、伊達家からキリヤ公国の委任統治を委託する体裁を取って居た。


 今現在はキリヤ公国の陸海空軍から成る駐留軍と同地に漁業者として住みたいと申し出た民間人らが移民して住んで居る。


 人口が軍属を入れて4千人程度と成って居る。


首都・仙台市



初期人口が3万人。最盛期が100万人


 奥州独立自治王国の首都である仙台市は、伊達家が先祖代々米沢市を本拠地として居た所から、仙台と言う地名が在った国分氏の国分寺町に引っ越しして作られた伊達家の新たな本拠地である。



 その町並みは、青葉山全体を使って建てられた仙台城を中心とした江戸時代風の建物が立ち並ぶ城下町である。


 仙台城近くには武家屋敷が立ち並び、付近を流れる広瀬川と名取川を上手く使って水堀と水路を張り巡らし、海の在る東に向かって商業街が立ち並ぶ。


 初代奥州王である伊達・藤枝・政実は、主君であり夫と成った勇治の意見を取り入れ、仙台城下町の保存に尽力したと言う。


 近代化はすれども、近代化都市は専用地区にしか建設せず、これはと言う都市は古いままを保存する事を心がけて居た。


 その試みは見事に的中し、後に和風時代劇ドラマが撮影できる国として名を馳せる事にも繋がった。


 その中でも日系地域映画会社・テレビ局制作である独眼竜伊達政宗。暴れん米坊将軍。常陸黄門。七丁掘り同心。伝八捕物帳。銭旗平次。江戸を斬り捲る。遠山金三郎。大岡備前。葵・徳川と四天王。夫婦太閤記。風雲児・信長。如何するの家康・・・等々と言った大ヒットドラマや名作映画が世に送られたと言う。


 仙台城「青葉山」又は「アマテラス仙台城」


 奥州独立自治王国・伊達奥州王家の居城のことで、大名王家だった頃の姿は、日本国の過去に在った戦国時代の様に、木組みで作り上げた館砦城にしか過ぎない造りであった。


 そんな仙台城の増改築工事が始まったのは、公帝戦争が終ってから徐々に進められ、改築が完成したのは翌年の春に成っての頃である。


 似た様な時期に織田・和紗が安土城に巨大な黒塗り金箔を施した天守閣を作ったのに対して、政実は安土城と似たような色彩を採用をしながらも、大きな館御殿を造るに留まる。


 平和な時代に建て直し費用の掛かる天守閣は不要と言い切る政実の美学が伺える。


 因みに二人の初めての夜は仙台城の奥御殿だったと言う逸話が残って居るが真実は定かではない。

 しかしながら、長男である伊達秀宗は、噂された日から一年後に出産し、その翌年には、政実の初めて女子である五郎八姫を産んで居る。


何れも仙台城奥御殿での産まれである。


 因みに日本の仙台城と区別をする為に、日本側の方を宮城仙台城と呼び、アマテラス地方の方をアマテラス仙台城と呼んで居る。



仙台港


 奥州独立自治王国の首都港の事で、商業交易の要で、その取り引き量は国内では4割を占めていると言われて居る。


 主な取り引き先は、アマテラス神皇国地方全土は勿論のこと、ナデシコ地方自治州区の東南アジアン地方とキリヤ公国本国。


 フェリス侯爵独立自治領国と立花伯爵自治藩王国に加え、アーラスカン独立自治共和国と竜珠独立自治王国等がある。


アイヌル民族


 北海島の南部の尾島半島から北側の全土と唐太島国・万年島列島地方国に集落ごとに暮らして居る狩猟採取をして居る原住民族で、シナノキと樹脂や麻布を編んで作ったアプミと言う民族衣装を着込んだ独特な民族文化を持った国を持たない人達のこと。


その総人口は、40万人と成って居る


 アマテラス人の事を天人アマントと呼んで自分達とは一線を画す様に距離を置いて交流したり、戦争を起こしたりと微妙な関係を何百年も月日を過ごして居る。


 彼らが国を持たないのは、文字を始めとする国家に必要な文化・技術・政治等が作れないからであり、特に文字を作り出したり、他文明人の文化物を使う事を躊躇ったりする傾向が強い為と言われて居る。


 また、キリヤ公国連合国の執政下に置かれると知った彼らは猛反発して反乱を起こすが、それらを何とかしようとする穏健派であるアイヌル族長連合会との共謀策の一環で反乱軍であるアイヌル民族解放血盟団に入り込む事と成ったシャマラン・コシャンの策略とキリヤ公国連合国軍により完全に鎮圧される。



 北海島の最も古いアイヌル民族の族長の血統を持ったアイヌル民族、シャッコロ平原に住まうシャッコロ族の族長シャマラン・コシャンの娘で、13歳のトゥクル・コシャンが勇治と出会い、その関係を深めて行く。


 その結果、トゥクルは勇治の子供を身籠り、アマテラス皇国地方の最北他の大地に住まうアイヌル民族達は、我がアイヌル民族の古き族長の血統の娘が、大陸王族家に嫁いだとして、二度と武具を用いた反乱を起こさないと誓う事に成る。


刃向かう事は、アイヌル民族の古き族長の血統から産まれ、王族と成った子孫たちへの反逆行為と見なされければ為らないからだとして居る。


 アイヌル・シャッコロ・北地の反乱



 コシャマンベ集落の交易商人であるオガル・カレットが私財を投じて組織したアイヌル民族解放血盟団が、キリヤ公国連合国と奥州独立自治王国から、古くからアイヌル民族が住まう土地である唐太島国・万年島列島地方国・北海島国の3州を取り返し解放せんと引き起こした反乱の事。



 主にシャッコロ平原・アイヌル民族集落・コシャマンベ集落村出身者で、過激思想に走りやすい若者やそれらを何とかしようとする穏健派であるアイヌル族長連合会との共謀策の一環で反乱軍であるアイヌル民族解放血盟団に入り込む事と成ったアイヌル民族・シャッコロ族の族長シャマラン・コシャン等の穏健派の者達と言った様々な思惑が入り混じった激しい戦いと成ってしまった。 


 これに対して、キリヤ公国連合国と奥州独立自治王国側の立場としては、北海島の南部の尾島半島から北側の全土と唐太島国・万年島列島地方国に掛けての起きて居る内戦として居るが、アイヌル民族側からの立場で言うと、また勝手に自分達を支配下に置くなと言う怒りの声でもあった。



 キリヤ公国連合国と奥州独立自治王国の公式見解は、足柄室町幕府王朝以前から北海島の南部の尾島半島から北側の全土と唐太島国・万年島列島地方はアマテラス皇国地方の一部であるとの認識し、古の昔にアマテラス皇国が建国し、代々の先の政権が引き継いで来た国法で定めて来た経緯がある。


 その事から、東北地方と最北地方が伊達家の仙台陸前独立自治藩王国として、アマテラス皇国から分離独立し、更には周辺地域が最上義光が計画した領土拡大計画である奥州動乱事件が勃発ししてしまう。


 この際に伊達家の仙台陸前独立自治藩王国へと合流合併編入した為に、仙台陸前独立自治藩王国は勇治から伊達・藤枝・政実に向けて、「動乱鎮圧のお仕事を頑張って下さいね」的な意味での贐として、奥州王の称号送り、国名を奥州独立自治王国とした。


 この奥州独立自治王国の統治下に入ったアマテラス地方の最北地方をアマテラス皇国から自分達の支配地域へと組み入れただけであった。


 この事は足柄室町幕府王朝の最後の将軍王であった足柄・一輝・宗輝も、同地方の伊達家の領有権を認めて居る。


 これを知ったオガル・カレットとアイヌル民族の一部の過激派達は、長きに渡るアマント人達の支配体制からは、北アマテラス北方三方列島地方に住まう先住民族であるアイヌル民族の同胞達を解放せんと、レジスタンスのアイヌル民族解放血盟団を結成し、武力決起を決意する。


 奥州動乱事件後にキリヤ公国連合国と奥州独立自治王国の傘下に半ば強引に組み入られた松前忠邦は、特に不満も無かったので、動乱戦後はそのまま奥州独立自治王国の一員として、北海島国の国州知事に任命され、同地の執政に努めて居たが、突然のアイヌル民族の反乱騒ぎ伊達政実やキリヤ公国連合国の本国に救援要請をする大きな事件と成った。



アイヌル民族解放血盟団


 オガル・カレットが中心と成って結成したアイヌル民族解放組織で、最終的にはキリヤ公国が中心と成ってキリヤ公国連合国の全地域から招集派遣したキリヤ公国連合国軍と衝突し、敗戦する。戦後に同組織は完全に解体された。


仙台陸前独立自治藩王国


 伊達家が当初予定して居た初期の旧独立自治国名。奥州動乱事件が勃発した際に伊達・藤枝・政実に対して、勇治から送られた奥州王称号を得てからは、藩王(侯爵王家又は貴族王位と同等の地位)からワンランク上の奥州王(王様扱いとする政実専用の称号の事)と成った為に、奥州独立自治王国と改名した。


奥州王


 奥州動乱事件が勃発した際に伊達・藤枝・政実に対して、勇治から送られた称号の事で、藩王、侯爵王家又は貴族王位と同等の地位よりちょっとだけ上とされて居る地位の事。


 扱いは王様よりチョッと下の位置の位として居るキリヤ公国連合国独自の国家元首地位法に定められた地位の事。


 因みにキリヤ公国連合国内でのアマテラス将軍王は、ちゃんとした王様を扱いとして居る。


 藩王


 伊達家・上杉家・毛利家の三家がアマテラス皇国から分離独立した際に、次期将軍王や異世界マギアンティアの諸外国の王達に対して、自分達の家柄と地位身分の観点から遠慮する形で名乗った地位称号のこと。


 由来はアマテラス皇国が国家統一した際に大名家が名乗ったとされて居る地位称号名から来ている。


 異世界マギアンティアの地位称号の観点的に見れば、侯爵王と見なされて居る。


国州


 アマテラス地方全体で、戦国時代を終えた大名王家領内で使用されて居る地方自治体名のこと。

旧体制だった頃は、国領と呼ばれて居た地方国名。


国州地知事


 日本の県知事と似た様な地方長官職の事で、奥州独立自治王国内では、元大名王家または、国人衆や家老職で城代家老職や与力家老職を勤めて居た人物が、地方行政を業務を引き継いで居る。


市長・町長・村長



 キリヤ公国統治方法に習って各地に地方知事長官を決め、旧大名王であった各地の有力者をそのまま配置させて治めて居る。


 特定地域の元大名王家または、国人衆や家老職で城代家老職や与力家老職を勤めて居た人物が、引き続き似た様な地位の利権を持たせた形で、地方行政を業務を引き継いで居る。





奥州動乱事件


 最上義光が計画した領土拡大計画のこと、伊達・政実がキリヤ公国連合国へと臣従するべく、キリヤ公国本国へと渡海する留守を狙って、今だ独立し続けて居るアマテラス皇国東北地方の周辺地域の小国の大名王家や国人衆達の領土を攻め取らんと画策。


 津軽・九戸を仲間に引き入れるが、攻められた南部家を中心とした周辺地域の大名王家や国人衆達が伊達家に救援が求められると、キリヤ公国が参戦を決定し、制圧軍が結成する事で、侵攻軍を制圧。


 津軽家は降伏し、キリヤ公国へと臣従。九戸軍は全滅してしまい、居残った最上軍と当主である最上義光の捕らえられて、強制隠居の上で幽閉させられてしまった。


 これを契機に政実は奥州王の位称号を勇治から送られると、国名を奥州独立自治王国として国家を再編し、アマテラス神皇国の東北地方地域を治める独立自治国家を建国した。


陸館間トンネル(むつだてかんトンネル)


 北海島国州とアマテラス東北地方との間に在る津軽海峡の真下に鉄道用のトンネルを掘って、陸奥地方と館箱地方を繋ぐ大動脈とするキリヤ公国が支援する形で進められて居る伊達家肝いりのビックプロジェクト。


 政実は勇治から故郷の日本国内に在った青函トンネルの話を聞いた時の話を参考にして、この計画をナデシコ地方自治州区の企業へと依頼した。


 その後トンネルは無事に開通するが、まさか最初の使用が平和利用では無く、アイヌル・シャッコロ・北地の反乱鎮圧の為に使われるとは、夢にも思わなかった。


シャッコロ市


 奥州独立自治王国がアマテラス北方三方列島地方である唐太島国州・万年島列島地方国州・北海島国州を完全に統治下に措いた際に、アイヌル民族の伝統的な名を新しい都市に付けた名前で、その場所として選ばれたシャッコロ集落村の名前が改められた都市名のこと。 


 シャッコロ平原と併せた広大な土地を都市とする計画が打ち立てられて居り、勇治は故郷である日本の北海道の名付け親である松浦武四郎の例に倣って、北方三方列島地方の各地域の公式地域名をアイヌル民族の独特の発音に倣った形の地名を付ける事を同地を治めて行く政策の手始めとして居る。


 また、伝統的なアイヌル民族文化保存をして行く為に、旧村落地域は、キリヤ公国指定・アイヌル民族文化保存地域とされる。


シャッコロ鉄道


 シャッコロ市から北海島国州南部の館箱市へと続く路線の事。伊達家とキリヤ公国との兼ねてから進められて居た計画で、アマテラス列島の本州島地方との物資と経済の大動脈と成る奥州独立自治王国の国営鉄道のこと。


奥州独立自治王国軍


奥州独立自治王国陸軍


 伊達・政実がキリヤ公国連合国に加盟し、奥州独立自治王国を建国した際に創設させた陸軍のこと。

 陸軍司令官と成った伊達・成美・実重が第一師団長を務め、第二師団長と成った白石宗実等の軍幹部らに由って成り立って居る。 


奥州独立自治王国海軍


 伊達・政実がキリヤ公国連合国に加盟し、奥州独立自治王国を建国した際に創設させた海軍のこと。


 原田宗時少将を総司令官とし、支倉常長大佐を第一艦隊司令官とした。


 創設した当初は旗艦・巡洋艦・仙台と駆逐艦4隻に加え、輸送艦隊5隻と言う構成と成って居るが、後に撫子型戦艦・奥州・北海島・朝宗から成る3隻。


 長門型戦艦・岩代・磐城。金剛型戦艦・蔵王・磐梯・岩出。特戦空母・出雲型  正規空母・三陸・平舘・天陸奥等を含む艦船を導入して行く事に成る。




北方防衛将軍職



 南方でビクトリナ南洋大戦が起きていた頃にゲルニアン帝国は、本国を留守にした状態のキリヤ公国連合国の加盟国と成った旧領地域であるフェリス侯爵独立自治領国のバンドー地方自治州区へと攻め入る。


 この時、勇治と本国軍並びにナデシコ軍の大半が居ない留守を守ろうと伊達・政実をキリヤ連合国・宰相であるリィーゼが臨時将軍職の北方防衛将軍職に、任じてこれを撃退する事に成功した。


 ゲルニアン帝国は重要な軍港拠点であるベリトランス市港を破壊され、多数の死傷者を出して敗戦する事と成ってしまった。




藤仙台酒造所株式会社


伊達家お抱え酒造会社で、奥州独立自治王国の立ち上げ後に伊達家の資金を経て創業した酒造株式会社である。


 奥州独立自治王国のブランド米たる仙台米を使ったお酒を名物品として諸外国に売り出すのが目的である。


 特に大吟醸・藤政実は、売り出した直後は、それ程の値が付いてはは居なかったが、その名と味わいが諸外国に知れ渡ると、売り切れ続出と成る名品と成った。



大吟醸・藤政実


 伊達家お抱え酒造会社で、奥州独立自治王国の立ち上げ後に伊達家の資金を経て創業した酒造株式会社で売り出して居る清酒の一つである。


 奥州独立自治王国のブランド米たる仙台米を使った大吟醸で、口当たりがよい甘さ控えめ味わいが評判を呼び、売り出した直後は、それ程の値が付いてはは居なかったが、その名と味わいが諸外国に知れ渡ると、売り切れ続出と成る名品と成った。


 その人気ぶりは、普段から大酒飲み出ないキリヤ公国連合国軍総司令官・山本五十鈴が愛飲するほどで、発起人である政実から安く買えばと言われると、『贈答品以外で貰う気は無いわよっ!!」と言う拘りがあるほどの美味しさを誇って居ると言う。





アマテラス地方産・コメ価格


 アマテラス地方産の米・・・・特に仙台米と越後米は10キロ当たりの相場価格が、1万イエン、5キロが5500イエンと穀物にしては破格の高値が付いて居る



 清酒価格


 高級大吟醸の値段は安い物で1万5千イエンで、高い物は30万イエン。


 大吟醸・藤政実は20万イエン。


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