第12話 少年王と独眼竜の奥州統一と奥州王への就任 前編
マギアンティア世界統一暦・1555年・7月2日・午前11時10分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・東北地方・南部大名王家領・陸中国・盛岡城・盛岡城下町・九戸正恒軍・本陣にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
羽前国の大名王である最上義光の誘いを受けた九戸正恒は、六千人の兵を率いて、居城たる九戸城を出立し、その軍勢を南へと進軍を開始した。
主家である南部家を討ち果たし、三日月の丸くなるまで南部領とまで謳われた奥州北部地域を支配下に置く南部家領の国主に成ろうと下剋上を画策し、居城たる九戸城にて蜂起した。
正恒は野心家的な性格で、長きに渡る乱世の時代の影響で、とても弱って居る南部本家の下に居る事が、とても気に食わなかった。
九戸家は南部家の一族一つであり、南部家一族の中でも、一・二を争う軍事力と国土を持って居る国人衆の1人だ。
それが最上義光の悪企みの誘いを受けると、二つ返事で了承する事を決断する。
その見返りは、南部家の領土の切り取り放題と伊達家と関わりない領土をお互いに切り取り放題とする事にした。
同じく最上義光の誘いで蜂起した津軽・乃為・信胤も、羽後国の土地の切り取り放題と南部家の殲滅すると言う事で、手を組む条件として手を打った。
津軽乃為は、元々津軽地方の民達の困窮を如何にかしたいと考え、南部家へと物流網交易での売上が取られて行く事に腹を立て、その事を理由に独立したい、津軽地方の土地は、自分達だけでやって行きたいと思って居た事から、1年前に独立を果たして居た。
そして、この度の南部領・羽後国等への挙兵蜂起に加わり、津軽家の安寧の為にも、徹底的に南部家を潰すと言う決断をしたのだった
これで伊達家・南部家・羽後国の諸大名連合は、北と南から包囲される形と成る。
だが、最上一派の連合軍は、一つの大きな間違いを犯して居た。
それはキリヤ公国連合国と勇治が、最上の悪行を見逃すか、如何かである。
その結果は実に単純な答えと成ってしまう。
これには通信設備と装置の有無の差が、ハッキリと出て居る事から来るものであった。
キリヤ公国連合国に、助けを求めた反最上を掲げる諸大名連合の救援要請を受けると、キリヤ公国連合国宗主王であるキリヤ公国の公王・桐谷勇治は、助けを求める者は拒まず、立ち去る者は追わず・・・・なーんて考えが在るから、彼はあっさりと援軍を出すとの答えを出てしまう事に成った。
そんな事にも成って居るとも全く知らない九戸正恒は、九戸軍の全軍を率いての総掛かりを以ってして、盛岡城を包囲し、総攻撃を仕掛けて居たのであった。
其処へ突如として、彼の下へと急報が届けられる。
「も、ももっ申し上げますっ!」
「ん??? 突然、どうしのだ?」
「はっ、九戸城が陥落したとの報せが、先ほど入りまして御座います。」
「なっなっなっ、ななっ、何いいぃぃっ!?落ちただとっ!?何故だっ!?何時なんだっ!?」
己が居城が落ちたとの報せを聞いた九戸正恒は、取り乱した挙句に大パニックと成ってしまう。
「それに付いてですが、何でも南部家が伊達家に使者を送って駆け込ませ、伊達家に救援を求めたらしく。」
「南部家に救援を求められた伊達家は、即決で援軍を決めたとの事です。」
「更には伊達家が出兵を決めた事で、キリヤ公国連合国の宗主国であるキリヤ公国本国軍が、伊達家への加担を決め、キリヤ公国本国から我が九戸軍への攻撃命令を命じたキリヤ公国連合国・ナデシコ自治統合海軍艦隊が、九戸城への総攻撃を開始。」
「噂に聞くに、巨大鉄船戦艦隊による一斉砲撃で、四半時も経たずに、一瞬にして塵と消えました。」
「なっなっ、ななっ何だとっ!・・・・・・・」
「報告うううぅぅぅーーーーーーっ!!!」
「盛岡市から南に12キロに在る徳丹城にて、伊達軍と北部軍、それにナデシコ自治統合陸軍等が現れ、我らを真正面から攻め入る仕度をして居るとの報せが、偵察中の物見からの報告が、先ほど入って参りましたっ!!!」
「南部家への伊達軍の援軍の総大将は、独眼竜の右目と言われる片倉・喜多・影綱との事です。」
「うぬぬっ!おのれえええええぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!」
正恒は自分の今の状況では、完全に詰んだと悟った。
だが、他の戦線が如何にか成ればとの考えがあり、居城を失った彼は、盛岡城を落とし、其処から更に最上領へと落ち延びるしかか、逃げ道は無かった。
万が一、南部本家軍を放置して逃げれば、追撃して来るのは目に見えるからだった。
マギアンティア世界統一暦・1555年・7月2日・午後12時30分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・東北地方・南部大名王家領・陸中国・盛岡城・盛岡城下町・九戸正恒軍・本陣にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一方の大館城へと進軍していた津軽乃為にも、急報が入った。
「なななっ!何だとっ!?弘前城と青森城が落ちただと・・・・・・・」
「はっ!北海島国・松前地方の大名王家、松前忠邦が率いる松前軍とキリヤ公国連合国・ナデシコ自治統合陸軍を合わせた、六千人もの軍勢が、突如として弘前城と青森城へと攻め掛かり、二つの城を同時に落としたとの事です。」
「攻め込まれた弘前城と青森城の留守居家老さまら方は、キリヤ公国連合国・ナデシコ自治統合陸軍の司令官殿らか、何故にキリヤ公国連合国が津軽家領内へと攻め込んだのかと尋ねると、相手側からは準自治国家加盟国と成る予定である伊達家に、南部家が救援を求めたからだとの事です。」
「何だとっ!!南部家が伊達家にだとっ!!」
「まっ、不味いぞっ!これはっ!南部家が伊達家に救援を求めて駆け込んだと成ると必然的に我々が敵と見なす家々らは、挙ってキリヤ公国連合国と組んだ事に成る。」
「・・・・・・と・・・・なると、このまま行けば、我らは正面からは、安東軍・戸沢軍・小野寺軍・六郷軍の待ち伏せを受け、背後はナデシコ自治統合陸軍と松前軍と挟み撃ちに遭うぞっ!」
「殿っ!最上様の軍勢は?」
「そんなのは、既に伊達家が抑えて居る筈に決まって居るわよっ!」
「この分だと・・・・南部家本領地を乗っ取ろうとして居る九戸の奴も詰んで居る・・・・・」
「沼田っ!!」
「ははっ!」
「直ぐに使者を出しなさい。敵対軍全部によっ!」
「私はキリヤ公国連合国に・・・・桐谷勇治公王陛下に降伏するわっ!!」
「良いのですか?」
「私の元々の目的は、治めて居る津軽地方の民達の安寧な暮らしを送らせる事に有るのよ。」
「欲に駆られて居る他の二人と心中する積もりは、更々無いわよっ!」
「それに降伏条件は、当主を含めた津軽軍の全ての身の安全の保証よっ!」
「それが叶うなら、向こう側からの要求は何でも構わないわ。」
「承知しました。」
津軽家家老・沼田助光は、敵対勢力に有る全てに対して、謝罪とキリヤ公国連合国への降伏を持って停戦して欲しいと訴えると、宗主国軍であるキリヤ公国連合国中央政府と派遣軍は、その旨を了承し、アマテラス神皇国地方に派遣されて居るナデシコ自治統合軍は、全部隊に対して、津軽軍に対しての停戦を命じた。
マギアンティア世界統一暦・1555年・7月3日・午前9時30分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・東北地方・陸奥国・津軽大名王家領・津軽地方・青森城にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから1日後・・・・・・・・・・・・青森城にて・・・・・・・・・・・
津軽乃為は拠点の一つである青森城へと戻り、キリヤ公国連合国軍・第一連合自治方面軍・ナデシコ自治統合軍に城下町を落とされ占領されて居る青森城下内に在る指定された陣屋で敗軍の将としての沙汰を待って居た。
そして午前9時30分丁度、降伏して監視付きで捕虜と成り、青森城下の武家屋敷に拘留されて居た乃為に、ナデシコ自治統合陸軍の下士官から呼び出しが掛かる。
彼女が呼び出された場所は、ナデシコ自治統合陸軍に制圧占領された青森城の本丸館であった。
其処にはアマテラス人達からすれば、見た事も無いからくり装置が置かれて居る。
乃為は指定されたマイクなる機械装置を手渡されると、目の前に置かれた物体から声が聞えて来た。
「津軽・信胤さんですね。」
「はい。貴方は?」
「申し遅れました。僕がキリヤ公国連合国の公王を務めて居ます桐谷勇治です。」
「へっ、へへっ、勇治陛下っ!?」
「えっえっ、えっと・・・・・・何で私なんかと話がしたいのですか?」
「あはははっ、初めての話す方々達は、殆んどがそう言う反応をしますね。」
「まぁ、軽い冗談は此処までにして、早速、本題です。」
「津軽・乃為・信胤っ!この度の不始末とケジメ、どう付けてくれますか?」
「ええっと・・その・・・・・・・」
勇治は、ワザと覇気の有る声色で一国の君主として演技をしながら、乃為にケジメを付けろと迫った。
まぁ、これはちょっとした脅しだったする。
彼はそうでもしないと舐められてしまうと近衛近習衆に居並ぶ者達からの言われた意見を組んでの事だった。
彼女は混乱しながらも必死で、勇治の問われた事に対する答えを思い付く。
「陛下っ!私は陛下や奥州諸侯に迷惑を掛けたお詫びの印として、同盟関係に有った九戸正恒を攻めます。」
「どうか、どうか、この津軽・乃為・信胤に、九戸攻めのご先鋒をお命じ下さりませっ!」
「ご自分の領地は、どう為さいますか?」
「陛下に差し上げまする。如何様にもご処分下さいっ!津軽の民達の事もどうかどうか・・・・・・」
「良いでしょう。噂通りの潔い方です。」
「貴女が津軽地方で独立蜂起した理由も、現地のナデシコ自治統合軍のナデシコ憲兵隊による聞き取りで、地元の領民達の為にとの理由を述べて居る様ですしね。」
「民想いの理想的な人格者なら我が国の欲する人材と言えるでしょう。」
「津軽・乃為・信胤さん。貴女さえ良ければ家に仕官しませんか?」
「僕は是非とも家に来て欲しいと考えて居ます。何ならご家中の方でも希望者は全員お連れ来て頂いて構いません。」
「津軽地方の民達の事は、全て伊達家に一任します。悪い様には成らないでしょう。」
「今なら貴方には、僕の直轄軍の一隊を率いる将としての席をご用意して、待って居ます。」
「貴女の様な人材が在野に埋もれて行くは、実に勿体ない。是非とも我が国に来てくれませんか?」
「は?はいっっ!この様な陛下に刃を向いた愚か者で宜しければ・・・・・・・」
「但し、九戸攻めの功を持って、同地の諸大名の遺恨を差し引く形で、津軽家を処分をしたとしますが、如何でしょうか?」
「ははっっ!寛大なるご処分です。私が浅はかで御座いました。心より感謝を致して居ります。」
「私は今後、キリヤ公国と勇治陛下に尽くしたく存じます。」
「では、御武運を・・・・・・・・・・・」
二人の一通りの話は終わり、通信は切れた。
「ふう、只の少年だと聞いて居たけれど、何と言う少年だ。」
「それに何所にでも居そうな若い少年なのに・・・・・なのに如何して、ついつい、平伏してしまいそうな覇気の声色に、この私は何故だか怖気付いてしまった。」
「・・・・・例え相手は少年でも、今後二度と彼には逆らうまい。」
こうして、勇治は津軽家への身の保障と戦争を起こした事に関する処分を決めた。
乃為は、九戸軍討伐軍の先陣として寝返り参加する事で、津軽家は懲罰は免除される事が決まる。
後に津軽乃為は、キリヤ公国へと使え、勇治旗下の直営軍を率いる指揮官と成った。
マギアンティア世界統一暦・1555年・7月4日・午後13時15分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・東北地方・南部大名王家領・陸中国・盛岡城・盛岡城下町・盛岡城下町周辺九戸正恒軍・本陣陣屋にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
九戸正恒に居城たる九戸城が陥落したとの急報が入ってから、丸二日が過ぎていた。
その次の報せとして、同盟軍である津軽家の居城と主要な支城が全て陥落したと報が入って居た。
松前家が津軽領へと侵攻し、陸奥湾に鎮座していたキリヤ公国連合国・ナデシコ自治統合陸軍が九戸領と津軽領に侵攻したらしいとの報せも舞い込んで居た。
正恒はこの戦いに措いて戦局的に詰んで居た。
彼に残された選択は、降伏か盛岡城の南部家当主である南部直信を特攻して道連れに討ち果たしながら徹底抗戦した挙句に、自刃か討ち死にをするしか選択肢が無くなってしまって居た。
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この国ではユーラシアン大陸から種谷島に伝わったと言う火縄銃が在る。
九戸正恒は南部家の財を横領して増強して居た火縄銃を用いて、南部鶴の紋の旗がはためいて居る盛岡城に向って撃ち続けて居た。
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其処に右から突然、銃声が鳴り響く。
「なっ?!何所からだ?」
「西からです。」
正恒は銃声の有った方角に居た足軽からの報告を聞いて目をやると、信じられない物を目にする。
「なっ、何だと?!津軽軍だと・・・・・ななな何故だっ!?」
西の小高い山に、青地の生地の旗の中に杏葉牡丹の紋が描かれている旗を正恒は見付ける。
良く目を凝らして見ると、その中心に居るのは、青龍円月刀風の長刀を片手に、青い陣羽織と烏帽子の様な兜を被った姫武将が立って居た。
その正体は津軽乃為と津軽軍である。
彼女が率いる軍の中に、連射式の鉄砲が多数配備されて居る様である。
勇治から貸し出された38式小銃二式が5百丁。
距離にして、600メートル地点から射撃をして居た。
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「何故だっ!津軽めっ!此処に来て伊達家や南部家、それにキリヤ公国連合国側に寝返ったのか?」
正恒は津軽家に、何が起きたのかを知らない。
「すまないなぁ、九戸正恒。こうするしか我が津軽家は、生き残れないのだ。」
非情な顔立ちで、かつての味方に対して、無言で黙りながら心の内で謝る乃為。
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「もっと撃ち続けろっ!」
これは弾の無駄とも言えるが、乃為は九戸軍を挑発して居た。
更に背後からも銃声が始まる。
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「後ろからも銃声ですっ!」
「桐に朝陽の紋所っ!それに加え撫子の紋所っ!あれは今噂に聞く異界自治州区軍のキリヤ公国連合国軍・第一連合自治方面軍・ナデシコ自治統合軍ですっ!」
「くそっ!」
ナデシコ自治統合陸軍が九戸軍の後方に現れ、その背後を脅かすかの様に銃撃戦を仕掛けて来た。
正恒は、いきり立つが、最早この戦況は如何にも成らない。
「殿っ!!盛岡城正門が開城します。」
「現れたのは、南部直信と・・・・あれは、釣鐘紋です。現れたのは片倉軍っ!!片倉・喜多・影綱っ!」
「独眼竜・伊達政実の右目と称される姫武将です。」
「何時の間に城へと伊達軍が城に入って居たのだ!?」
盛岡城から伊達軍と南部・北部の当主と家老の連合軍が現れる。
「では直信さま、北部殿は、軍を左右への展開をお願いします。」
「承知した。片倉殿の差配、見させて頂こう。」
「分かりました。我ら南部家の弓・鉄砲隊は、左右への展開を開始せよっ!」
「片倉隊っ!!鉄盾隊っ!38式小銃歩兵隊っ!前へええええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーーっ!!」
片倉軍を中心に、南部・北部軍が左右に展開し、前面に鉄盾隊、ジュラルミン製の特性盾部隊を配備した片倉軍が、敵からの攻撃を防ぎながら前進を始めた。
この盾はキリヤ公国連合国から伊達家が購入して居る自慢の逸品だった。




