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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第13章 少年王と夏休み旅行はまだまだこれからっ!!
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第167話 少年王と夏休み旅行はまだまだこれからっ!! 13

マギアンティア世界統一暦・1555年・12月7日・午後12時25分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・オルトランタ商業連合国・首都・ロッテルダム市・ロッテルダム市官庁街地区・オルトランタ在外国大使館町・1丁目・1番地・在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館前・正門入口付近にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行が乗り込む、公王専用お召列車キリヤ号・一号列車は、オルトランタ商業連合国・首都・ロッテルダム市・ロッテルダム市駅へと到着。



 キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行らは、オルトランタ商業連合国政府と外務省が用意して居た宿泊施設へと移動して行く。


 その中で一部のキリヤ公国連合幹部達らが、在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館へと移動して行く姿が見られて居た。



それは以下の通りであった。


桐谷勇治 キリヤ公国連合国宗主国王。


リィーゼ・メイルシュルフラッド キリヤ公国連合国・宰相総理大臣。


服部楓 キリヤ公国秘密工作諜報情報部局長。


松永・真澄・久秀 キリヤ公国連合国軍・秘密工作防諜情報庁長官。


足柄・一輝・宗輝 キリヤ公国連合国・国防大臣。


細川・藤夜・悠斎 国防大臣付き秘書武官。



結城・梅晴・春宗 キリヤ公国連合国・外務大臣。


ジェシカ・クローディア ビクトリナ共和独立自治国総統及びビクトリナ独立自治共和国統合軍司令官並びにキリヤ公国の第二連合自治方面軍司令官を兼務。


山本五十鈴 キリヤ公国連合国軍統合司令官兼海軍提督並びにナデシコ自治統合海軍・第一地方統合戦闘艦隊・(略称名)第一戦隊を含めたナデシコ軍の司令官も兼務。



板垣妙子 キリヤ公国連合国軍・統合副司令官兼陸軍元帥並びにナデシコ自治統合陸軍・ナデシコ第一地方面隊司令官も兼務。



 ・・・・・と言った具合に、キリヤ公国連合国の外務・軍務・防諜・中央政府の重鎮たちが揃い踏みと成って居た。



 その中には、ナデシコ自治統合陸軍・第三師団から派遣された、ナデシコ自治統合陸軍・第三師団・スノーランド部族国派遣教導師団を直接指揮を執るべく現地に派遣されて居る高梨智秋大佐と若林直美大佐らの二人が、在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館へと向かう黒塗りの公用車から降りる姿が見られた。



 高梨智秋大佐は、元撫子皇国陸軍・アセアニア地方・ポートリカ・モレスビバー市方面外征第三派遣師団の司令官にして、転移災害により異世界転移に巻き込まれてしまった、マギアンティア世界に居る撫子陸軍の数少ない将校だった。


 ナデシコ地方自治州区がキリヤ公国連合国に加盟をした後は、ポートリカ・モレスビバー市・ナデシコ自治統合陸軍駐屯地を本拠地とするナデシコ自治統合陸軍・第三師団の司令官に、キリヤ公国連合国軍・統合副司令官兼陸軍元帥を務めて居る板垣妙子の推薦によって抜擢された。





 ウェーブが掛かったロングヘアースタイルで、気の強そうなツリ目状の眼つきとクールビューティーな顔立ち。


 豊満なバストと女性らしいボデイスタイルを維持をしながらも、陸軍人らしく、格闘技を好んで身体を鍛えて居る事から、筋肉体型な身体付きをして居るらしく、一週間ほど行軍訓練をしてもケロリとして居るほどにタフでスタミナを持って居る。


 激情的な性格で、良く怒鳴り散らす姿を見受けられるが、短気な性格では無く、真面目な性格では有るが、少々大雑把な性格を持ち合わせて居る事から、ついつい大声を出しがちに成ると言う人物。




 若林直美大佐は、元撫子皇国陸軍・アセアニア地方・ポートリカ・モレスビバー市方面外征第三派遣師団の副司令官にして、転移災害により異世界転移に巻き込まれてしまった、マギアンティア世界に居る撫子陸軍の数少ない将校だった。


 ナデシコ地方自治州区がキリヤ公国連合国に加盟をした後は、ポートリカ・モレスビバー市・ナデシコ自治統合陸軍駐屯地を本拠地とするナデシコ自治統合陸軍・第三師団の副司令官に、キリヤ公国連合国軍・統合副司令官兼陸軍元帥を務めて居る板垣妙子の推薦によって抜擢されて居る。



 三つ編みポニーテールヘアーと眼鏡を掛けて居る顔付きとグラマスボデイな身体付きが特徴的なお姉さんで、知性と気品溢れて居る性格をして居るが、前線で動くよりも後方部隊で指揮を執って居る方が向いて居る事務方佐官級幹部だが、一通りの軍事訓練を受けて居るので、本人曰くプロの軍人として、人並みには戦えるとのこと。


 特に合気道と柔道は黒帯クラスの腕前で、下手に相手取って戦うと痛い目に遭うと言う人物として知られて居た。



 二人とも夏用制服の姿格好で大使館へと現れた時である五十鈴や妙子たちもタイミング良く在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館前・正門入口付近に到着してやって来て居た。


「あら?暫くね、二人とも。」


「ひと悶着は有ったらしいが、揉め事を上手く収めたらしいな。」


「けっ!!こちとらっ!!あのチョビ髭オヤジに過ぎないっ!!ヒットラン皇帝と間抜け大元帥に過ぎないロンデルに出し抜かれたんだっ!!手持ちの第三師団でもあれば、一気に反転攻勢を仕掛けただろうよっ!!」


「はぁ~、まぁこんな感じにカリカリして居ますが、こんなイライラのストレス発散も兼ねて、予定して居た南の海辺旅行へとやった来ましたが、その前にスノーランド部族国の事に付いての相談をして置きたくて、勇治くんやお二人を含めたキリヤ公国連合国の外務・軍務・防諜・中央政府幹部で詰めの協議を招集させて頂きました。」


「こっちにも油断が有ったと言わざるを得ないからな。」


「そうね、まさかこんなにも早く転移物をヒットランたちが手に入れるなんて、今は脅威が小さくても何れは大きな災いにもなり兼ねないわね。」と言いながら大使館内へと入って行く五十鈴達であった。



マギアンティア世界統一暦・1555年・12月7日・午前12時30分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・オルトランタ商業連合国・首都・ロッテルダム市・ロッテルダム市官庁街地区・オルトランタ在外国大使館町・1丁目・1番地・在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館・第一応接室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ゲルニアン帝国によるスノーランド部族国での武力侵攻は、想定外の出来事である為、キリヤ公国連合国としての外交安全保障問題を話し合うべく、夏休み旅行を利用した形で現地近くの友好国の大使館を利用して、キリヤ公国連合国の外務・軍務・防諜・中央政府の重鎮たちが在オルトランタ商業連合国・キリヤ公国連合国大使館・第一応接室に揃い踏みと成って居た。



「さてと、全員が揃ったわね。キリヤ公国連合国・外交安全保障問題の緊急臨時会議を開催するわ。会議の司会進行役の仕切りは、藤夜にお願いするわね?」


「はい、五十鈴さん。」


「さて、お集まりの皆々様、今回の会議は、ゲルニアン帝国によるスノーランド部族国での武力侵攻を含めたキリヤ公国連合国としての外交安全保障問題を話し合うべく、夏休み旅行を利用した形で現地近くの友好国の大使館を利用して、キリヤ公国連合国の外務・軍務・防諜・中央政府の重鎮たちによる緊急臨時会議と成って居ます。」


「差し当たって、現時点での情報共有から行きたく思います。高梨智秋大佐、皆様に報告書を読み上げて下さい。」と締め切り、高梨智秋に報告書を読み聞かせるように命じるのは、国防大臣付き秘書武官である細川・藤夜・悠斎は、五十鈴に命じられた司会進行役も担いながら会議を進めて行く。 



「おう、先ずはこっちの不手際でみんなにも迷惑を掛けた。」


「気にするな。全てはチョビ髭オヤジのヒットランせいだからな。」とクールに語るキリヤ公国連合国・国防大臣たる足柄・一輝・宗輝は、何を今更ながらと言う。 


「そうだ。智秋は良くやってくれている。何なら第三師団を送り込んでも良いくらいだ。」と気前良く高梨智秋大佐当人旗下のナデシコ自治統合陸軍・第三師団の派遣も検討しても良いと言い切ったキリヤ公国連合国軍・統合副司令官兼陸軍元帥の板垣妙子。


「中央政府軍部のトップの二人が、そう言ってもらえると助かる。」と締め切り席に着いた智秋。


「キリヤ公国連合国軍・総司令官兼海軍総司令官として、国防大臣と副司令官兼陸軍司令官である二人に聞きたいのだけれども、このことに付いて意見はあるかしら?」


「勿論、やり返す・・・・のは、まだだな。」


「一輝、その前に段取りを整えるのが先だ。」


「妙子、流石にそれくらいの事は、分かって居る。」


「スト―ップっ!!内閣のトップであるキリヤ公国連合国・宰相総理大臣して、軍事行動有りきの意見は、流石に看過できないわ。」


「まぁ、同盟国であり、他国の事だからな。どの道、我らキリヤ連合公国統合海軍連合艦隊が、支援せねば、精強な我がキリヤ連合公国統合陸軍は何も出来ない。協力して欲しいと言うの為らば、お膳立てと大義名分くらいは欲しいもんだよな?なぁ~五十鈴?」


「ジェシカの言う通りよ。ゲルニアン帝国とは、先の公帝戦争で休戦・講和をしたばかりだわ。マギアンティア国際慣例休停戦講和条約と言う国際法と言う者に照らし合わせて見れば、我が国はゲルニアン帝国と戦争するのには1年以上の期間を空けるのが倣いだったわね?」


「その通りだ。その慣例を破るのは外交的にも体裁が悪い。」と外交を担当する結城・梅晴・春宗は苦笑しながら頷いた。


「しかしながら、梅晴さま。その慣例にはゲルニアン帝国は当て嵌まらないかと?」と補足するのは、織田家からキリヤ公国連合国軍・秘密工作防諜情報庁長官として、中央政府の要職に付いた松永・真澄・久秀。 


「ああ、その通りだな。証拠も有るからな。」と不敵に含み笑う笑顔に切り替わる梅晴。


「それに幾つもの証拠を彼の帝国へと潜入工作員らが、すっぱ抜きにも成功して居ます。」


「流石は楓だね。」


「勇治様ぁ~、御褒美は夜伽をっ!!」キリヤ公国秘密工作諜報情報部局長の地位にあるが、ドМ変態なくノ一忍者であるは、悶えながら御褒美をこい願った服部楓。 


「「それはダメっ!!」」と口をそろえて言う勇治と五十鈴、簡単に却下と断るのであった。


「それは兎も角として、大華天帝国・クーロン・アーラスカン共和国・スノーランド部族国などの国々と安全保障問題に付いての本格的な同盟を締結する国際会議を帝都・長安市で開くと言う方針で事を進める事にする事で、ゲルニアン帝国に対する反抗作戦計画を練って行くと言う形に持って行くけど、みんなはそれで良いかしら?」と五十鈴が締め括ると全員が頷いた。


「後は私たちの仕事ね、梅さん?」


「ああ、軍部は反抗作戦計画を考えて居てくれ。」と締め切る。



「それで会議を閉会します。お疲れ様でした。」と細川・藤夜が閉会を宣言し、キリヤ公国連合国・外交安全保障問題の緊急臨時会議は終わったのであった。


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