第160話 少年王と夏休み旅行はまだまだこれからっ!! 6
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月30日・午後18時00分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・フェリス侯爵独立自治領国・ダンドー山脈盆地地方・フェリス家長女・ロイチェル・フェリス統治領国・ダンドー地方自治州区・州都・バルサレ市・バルサレ市北部地区・ダンドー地方自治州区迎賓施設通り地区・ロイチェル・フェリス館宮殿城・バルサレ宮殿城・大広間にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行は、フェリス侯爵独立自治領国のフェリス家の長女、ロイチェルが治めて居る内陸領地のダンドー地方自治州区・州都である州都・バルサレ市へとやって来て居た。
一行は、州都・バルサレ市・バルサレ市北部地区・ダンドー地方自治州区迎賓施設通り地区内の迎賓館や宿泊所へと分散して手荷物を預けると、市内観光を終えると、各々らがのんびりとした時間を過ごすべく、ホテルや喫茶店に割り当てられ公共宿泊施設へと移動して過ごして居た。
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行らは、昼はのんびりとした自由行動と取って、のんびりした余暇を過ごし、夕方頃に成ると、州都・バルサレ市・バルサレ市北部地区・ダンドー地方自治州区迎賓施設通り地区・ロイチェル・フェリス館宮殿城・バルサレ宮殿城へと集まる。
ロイチェルが主催する晩餐会パーティーに参加する為である。
「今宵は、我が家に来てくれてありがとう~っ!!」
「精いっぱい、おもてなしをさせて頂きますね~っ!!」
「それじゃ、いっくわよ~っ!!カンパ~イっ!!」
「「「「「「「「「「カンパ~イっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「カンパ~イっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「カンパ~イっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「カンパ~イっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「カンパ~イっ!!」」」」」」」」」」
ダンドー地方自治州区の領主にして、ロイチェル・フェリス館宮殿城・バルサレ宮殿城の主であるロイチェルの乾杯の音頭で、晩餐会が始まった。
今やキリヤ公国連合国内で食事会と言えば、煌びやかで、堅っ苦しい雰囲気のする伝統的な晩餐会では無く。
集まった皆で大騒ぎをしながら、ワイワイ・ガヤガヤとしながら、酒と料理を楽しむ社交場と言うスタイルが定着しつつあった。
これは勇治や日系地域、それに地球系転移の文化形式が入って来た為である。
そんな賑やかなパーティーを楽しむフェリス侯爵家の面々らは、去年との違いをしみじみと感じて居た。
「去年までとは大違いね。」
「はい。ですが・・・・これがキリヤ流なのでしょう。」
「でも、この方が賑やかで良いわ。去年なんて堅苦し過ぎて、丸でお通夜状態だったわ。」と言って居るフェリス侯爵三姉妹の母親たるユイチェルと、次女であるレイチェルの二人は、新しい流儀の晩餐会の風景を見て和んだ言葉を交わして居た。
そんな近くでは、勇治がロイチェルの歓待を・・・・めっちゃ甘やかし過ぎる歓待を受けて居た。
「は~い、勇治ちゃ~んっ!!私の農場で作ったお野菜と鶏肉と牛乳とチーズで作った特製グラタンよ。あ~んしてね。」と、出来立てホカホカのグラタンをスプーンで、あーんして食べさせて居た。
「はふはふ・・・あちち・・・・もぐもぐ・・・・ゴックンっ!!」
「美味しいっ!!ねっとりとしたコクのあるチーズに、濃厚なミルクのホワイトソースが良く絡んで居る鶏肉とお野菜のハーモニーがっ!!ともて美味しいよっ!!」
「うふふふっ!!でしょうっ!!さぁさぁ、もう一口っ!!あーん・・・・・」と甘やかすロイチェル。
「ロイ姉ちゃん、自分で出来るから・・・・ああ、パクリ・・・・・・はふはふ・・・あちち・・・・もぐもぐ・・・・ゴックンっ!!」と、甘やかして貰ってしまう勇治は、渋々ロイ姉ちゃんの言われるがままにさせて置く事にした。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月31日・午前9時15分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・フェリス侯爵独立自治領国・ダンドー山脈盆地地方・フェリス家長女・ロイチェル・フェリス統治領国・ダンドー地方自治州区・州都・バルサレ市・バルサレ市北東部一帯・ダンドー平原・ロイチェル直轄農場・ロイチェル総合農業株式会社・ロイチェル牧場株式会社直営牧場・乳牛牧場区画にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行は、フェリス侯爵独立自治領国のフェリス家の長女、ロイチェルが治めて居る内陸領地のダンドー地方自治州区の視察訪問を兼ねた農場・牧場体験観光にやって来て居た。
「「「「「モウオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!!!」」」」」
「ほう、立派な牧場だな。」と呟く和紗。
「うふふ、ありがと、和紗ちゃん。」と案内役をして居るロイチェルは、滅多に人や物を褒めない和紗にお礼を言って居た。
「ロイチェル殿、我が伊達家も近代式農場や牧場を始めたばかりです。」
「是非とも唐太島国・万年島列島地方国・北海島国の開拓事業の支援をお願いしたいのですが・・・・・」
「良いわよ、政実ちゃん。家だけだと大変だから他の自治州政府や自治国政府を巻き込んだ大々的な計画にした方が負担が少ないと想うの。」
「ふむ、その通りだな。我が織田家もアマテラス神皇国地方統一平定が間も無く終わる。」
「未開拓地がまだまだ有るからな。それに向けた計画も考えて居るが・・・よしっ!!政実っ!!俺も出資してやる。その代わり・・・・」
「和紗さま・・・はい、畏まりました。その時が来たら我が伊達家も織田領の開拓に人手や機材に資金を出しますっ!!」
「あっ!?だったら家も出すわ。ねえ、隆美。」
「はい。一度、アマテラス神皇国地方のサミットを提案します。其処で話し合いませんか?」
「確かにな。中津国地方も未開拓地が多い。」
「それに工夫すれば、険しい山岳地帯や盆地地域で出来ると言う、畑作も有ると聞きます。」
「棚田と言うらしいわ。日系地方や日本人である勇治くんが教えてくれたの。」
「それだったら、我が上杉家もお願い致します。」
「おおっ!?景勝っ!!貴様もやる気だな。男はそれくらいで無くてなっ!!」とバシバシと背中を叩く和紗。
口下手な性格から無口で恥ずかしがりやな景勝は、それ以上は押し黙ってしまう。
フェリス侯爵独立自治領国のフェリス家の長女、ロイチェルの案内で始まった農場・牧場体験観光だったが、思わぬ新事業企画が持ち上げる切っ掛けにも成ったようだった。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月31日・午前9時35分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・フェリス侯爵独立自治領国・ダンドー山脈盆地地方・フェリス家長女・ロイチェル・フェリス統治領国・ダンドー地方自治州区・州都・バルサレ市・バルサレ市北東部一帯・ダンドー平原・ロイチェル直轄農場・ロイチェル総合農業株式会社・ロイチェル牧場株式会社直営牧場・乳牛牧場区画にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行は、フェリス侯爵独立自治領国のフェリス家の長女、ロイチェルが治めて居る内陸領地のダンドー地方自治州区の視察訪問を兼ねた農場・牧場体験観光にやって来て居た。
「「「「「モウオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!!!」」」」」
「「「「「モウオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!!!」」」」」
「「「「「モウオオオオォォォォォォーーーーーーーーーーッ!!!!」」」」」
「うわああぁぁぁ・・・・大きな牛だねぇ~」と気の抜けた喋り方をして居る羽柴・陽菜は、幼馴染みであり羽柴家の重臣でもある蜂須賀・頃代と前野・恵那の二人や従姉妹である福島・市夏と加藤・虎実の二人と供に、フェリス侯爵独立自治領国のフェリス家の長女、ロイチェルが治めて居る内陸領地のダンドー地方自治州区の視察訪問を兼ねた農場・牧場体験観光にやって来て居た。
「乳牛って言うらしいけど、アマテラス人に取って、牛は単なる農作業の家畜動物だったから、牛乳が呑める上に食肉にするなんて、何て勿体無いんだって思うけど・・・・・」
「それは余裕が無いからだな。これからのアマテラス神皇国地方の農業にも、畜産業による加工食品工業力が必要に成って来る。」
「はふはふ・・・あちち・・・・もぐもぐ・・・・ゴックンっ!!陽菜ねえっ!」
「はふはふ・・・あちち・・・・もぐもぐ・・・・ゴックンっ!!陽菜姉ちゃんっ!」
「「ピザってっ!!目茶目茶っ!!美味しいっ!!」」
「はぁ~、この子達ったら、相変わらずの食い気と体力バカなんだからっ!!」
「陽菜ちゃん、羽柴家でも牧場経営をやって見たら如何かな?」
「借金も返すには、無利子無担保のキリヤ公国連合国中央政府・加盟諸国開発援助基金も申請すれば使える。」
「問題なのは、羽柴家の今後・・・・九州島地方・四国島地方も含めたアマテラス織田自治神皇国政府が計画して藩王国・支藩王国転換・藩王・支藩王配置政策なる国替え計画の話も有る。」
「それが終わってからの話に成るから、今から色々と稼ぐ方法を考えるのも手立ての一つだと思うな。」恵那は締め括る。
「それよりも、ロイチェル総合農業株式会社が提供して居る農産物を味わって、自分たちも良い物が作れるように、味見をして置こうよ。」と言った陽菜は、マルゲリータに手を伸ばして行く。
「はふはふ・・・あちち・・・・もぐもぐ・・・・ゴックンっ!!うーんんっ!!本当に美味しいね~っ!!」
「こっちのカツサンドやたまごサンドも美味しいよっ!!」
「コーヒーもミルクを入れて、カフェオレにすると、まろやかな味わいに成る・・・・」と恵那もロイチェル総合農業株式会社が提供して居る農産物を味わって、舌鼓を打って居た。
「「ずるずるっ!!美味しいっ!!このナポリタンのトマトソースの甘さと酸っぱさの絶妙な味わいは、正に究極の麺料理っ!!そして、この粉チーズとタバスコを掛ければ・・・・・・」」と、従姉妹である福島・市夏と加藤・虎実の二人は、うーまーいーぞっ!!と叫ぶくらいのスパゲッティ・ナポリタンを堪能するのであった。