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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第12章 少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ!!
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第151話 少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ!!10

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月29日・午前9時35分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔北西部地域・ランブック山・ハイキング登山街道・東ランブック山・ランブック山ハイキング組御一行らにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ランブック市の北西部に在るランブック湖畔・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画は、御狩場を含めて、御用牧場と湖水浴場。


 メイルシュルフラッド公王家ログハウス区画と新設されたレジャーキャンプ場の他に、ハイキング登山が出来る東ランブック山と言う所が在った。


 そんな長閑なハイキングコースを選んだのは、偶には故郷のアマテラス様な物騒な雰囲気を忘れて、のんびりした散歩でも楽しもうと考えたメンバーらがやって来て居た。


それは以下の通りと成って居る。


東ランブック山・ハイキング組・・・・・・・・・・・・・・・


三好・慶香・長慶 

宗・義美・義智  


羽柴・陽菜・秀良 

蜂須賀・頃代・正勝

前野・恵那・康長


長宗我部・智華・元親 

吉良・京・親実 

香宗我部・香美・親奏  

大友・須江・奏麟 


以上と成って居る。


 そんなハイキングへとやって来たランブック山ハイキング組のメンバーらの先頭に居たのは、三好・慶香・長慶であった。 



「ひいっ!!ひいっ!!結構キツイですね。慶香さま。」と近習が雑談をしながら歩く三好・慶香。


「だな。だが、秋が近付いて来たランブック山の気候と風景は、丸で吉野地方の様な長閑で、とても良い物だぞ・・・・・」と歩いて来た道を振り返るとランブック地方盆地に広がる田園風景やランブック市に加えて、ど真ん中に在るランブック城の勇壮な眺めとキラキラと輝いて居て見えて居る大きなランブック湖が眺め見えて居た。


 それはアマテラス神皇国地方・大和国南部の盆地、吉野山地方を思い起こさせていた。


 三好・慶香は、織田・和紗がアマテラス神皇国・近畿地方を掌握する頃から、手隙な時間を見計らっては、気分転換に景勝地へと足を運んで居た事が有ったらしい。



 そんな物思いに耽って居ると、其処へ・・・・「ひいっ!!ひいっ!!慶香さま~っ!!」


「私たち・・・・」


「尾張の田舎暮らしで、結構あちこちの山道くらいは、歩き慣れて居た筈なのに・・・・・」と羽柴家の羽柴・陽菜・秀良を筆頭として、幼馴染みである蜂須賀・頃代・正勝や前野・恵那・康長らが、慣れない土地の山道を歩いたせいか、ペース配分をミスったらしく、へばってしまったようであった。


「陽菜さん、もうちょっとですよ。」


「もうっ!!これだから尾張者は~」と香宗我部・香美は、噂に名高い弱兵と言われる尾張出身の三人組を見て呆れてしまう。


「香美、失礼な事を言わないの。四国の山歩きに駆け歩き慣れて居る私たちですらペース配分を損ねると、こう成りますよ。」と言う吉良・京を始め、長宗我部家の三姉妹たちらは、各イベントが賑やか過ぎて、参加人数が多い物より、静かなハイキングを選んで此処にやって来て居た。


「ふう、ふう。」と島国育ちの宗・義美・義智は、遅れながらも懸命に後を追いかけて居た。



「大丈夫ですか?」


「あっ?はい。須江さま。慣れない土地の山道ですが、対馬国にも似たような山々が在るので、何とか大丈夫です。それに・・・・対馬国の外が、こんなにも・・・・」


「そうですね・・・・・景色も然る事ながら・・・・・やや暑い中での・・・高原のそよ風が気持ち良いですね・・・・・・」と言う、大友・須江であった。



「慶香様。そろそろかと・・・・」と言うのはキリヤ公国公王室侍女庁から休暇を兼ねて派遣されて居たキリヤ公国公王室侍女侍女隊に所属しながらも、裏の顔であるキリヤ公国公王室宮内庁・従者SP護衛隊課本部庁に籍を置いて居るメイドSP護衛官が、御付きのお世話係メイドとして、一行らに同行して来て居た。


 その彼女が懐中時計を見ながら休憩時間として最適で、尚且つ面白そうな光景を目の当たり出来る時刻を告げる。




「ふふっ!!そうか?そろそろ始まる時刻ですか?」


「では、この辺りで一息を入れるか?」


「はい。それでは、お茶をご用意致します。」


「最初は和菓子と抹茶でな。次に紅茶とスコーンで、ジャムは・・・・」


「ランブック地方の良い木苺やブルーベリーが手に入って居ります。」


「それで頼む。」


「おーいっ!!陽菜達よっ!この丘の辺りでお茶にしよう。そろそろ面白そうな物が見れるからな。」


「やったっ~!!」と言う陽菜。


「でも、どうして此処で?」と頃代。


「ほら、西側だよ。そろそろ御狩場組の派手な祭りが始まる頃・・・・・」と察する恵那は、東ランブック山からランブック湖畔北西部地域に在る御狩場の方を指さして居た。



 するとランブック湖畔北西部地域に在るメイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画のメイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場から、鬨の声の如き激しい騒音が聞こえ出した。


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!




 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!




ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!





ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!


ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!





「うわあああっ!!物凄い怒号の嵐に・・・・和紗さまたちの一斉射撃・・・・・」


「派手に、やって居ますね。」


「今晩は、ご馳走なのは確実だねっ~」とと言う、長宗我部家の三姉妹たち。



「どの辺りでしょうか?」と宗・義美が同行して居るメイドSP護衛官に主戦場とも言うべき場所と各組の本陣が置かれて居る各陣所の在りかを聞く。



「ほら、あの辺りですよ。」



「確かに、和紗殿の金傘馬印と永楽通銭旗と黄色布地に織田木瓜紋と千代殿の三つ葉葵の紋所の旗印に、金扇の大馬印と厭離浄土・欣求穢土の御旗。」


「それに龍造寺・佐竹・西国姫武将連合組の竜造寺家の白地に十二日足紋と佐竹佐竹扇さたけおうぎ(五本骨扇に月丸ごほんほねおうぎにつきまる)を中心とした各家々の連合軍旗と馬印が靡いて居ますね。」と言う大友・須江が指さす先には、メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場が在る。


その中でも和紗と千代の二人が居る本陣所には、金傘馬印と永楽通銭旗と黄色布地に織田木瓜紋と三つ葉葵の紋所の旗印に、金扇の大馬印と厭離浄土・欣求穢土の御旗


 それに竜造寺・佐竹・高橋・吉川・島津・塚原・雑賀・岡部と言った家々の家紋旗が靡いて目立って居た。


 その他の御狩場でも、大将旗と馬印が立てられて居り、各所の同士討ちを避ける狙いも有るらしい。


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