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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第12章 少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ!!
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第150話 少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ!!9

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月29日・午前9時35分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔西部地域・ランブック湖畔一周街道沿い・湖畔一周乗馬散歩組一行たちにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 勇治たちやナデシコ地方の軍幹部たちらが、それぞれ休暇を楽しみ始めた頃の事である。



 奥州独立自治王国の伊達家一行らは、佐竹家を含めた一部の同行者らを覗いて、 ランブック湖畔一周街道沿いを乗馬で散歩するコースを選び、馬を借りた一行は、一家・家臣らで、メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画の宿舎を出発。




 宿舎近くの御用牧場から、南部のランブック市へと歩き出して、暫く立っての事である。




 ランブック湖畔北西部地域に在るメイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画のメイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場から、鬨の声の如き激しい騒音が聞こえ出した。


ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!




ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!




ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!





ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!


ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!


ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!



パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!


ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!





「お父さん、お母さん。あれって何っ?」と伊達・小次郎・教宗であった。



「おおっ!!派手に始まりおったな。」


「流石はアマテラス神皇国地方の猛者たち、何れも一騎当千の姫武将が揃いも揃って居ますからね。」



「和紗様が楽しそうに笑って居られる顔が思い浮かぶなぁ~、私も行きたかったなぁ~」と参加者多数であぶれてしまった伊達・成美が残念そうに、ぼやいてしまって居た。


「なるほど、成美が狩り組に入りたいが、あぶれると言うのも納得ですね?」と締め括る片倉・喜多・影綱。 


 

「さて、今晩のご飯のお供には事欠かないどころか、余りそうに成るかも知れないなぁ~」と政実は、御狩場に行った狩猟組の者達が、仕留めた獲物が、晩飯のテーブル一杯に並ぶ姿を呆れ顔で、想像するのである。





 織田・徳川狩猟組による一斉射撃が木霊し、各所の狩場では姫武将たちらの鬨の声の雄叫びすら聞こえて居た伊達家御一行らは、その様子の事を丸で派手に狩りをして居る鬨の声と言うのは、本物の合戦をして居るかのようであったと回顧録を残して居たと言う。



 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月29日・午前9時50分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場・織田・徳川組本陣所にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ランブック・カリブーらは、榊原・康江と明智・紗枝・偵察・追い込み部隊の活躍により、織田・和紗らが待ち構える陣地。


 それは殺し間と呼ばれ・・・・戦で言う鉄砲狭間射線上と言うべき陣形であり、彼の長篠の戦いの光景を目の当たりを彷彿とさせる陣形と成って居る場所へと追い立てられ、その目の前へと突入したランブック・カリブーらは、織田・徳川狩猟組らの一斉射撃により蜂の巣と化してしまう。




「「「「「グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!」」」」」と吠えるランブック・カリブー。



 それは狩場保全と自然環境に配慮した為、織田・徳川組らの一斉射撃で、わざと外したり、運良く生き残って居る個体らであった。


「朱里っ!!八重っ!!止めだっ!!虫の息と死に掛け、それと一家の者ら以外は根切りにせよっ!!」


「承知っ!!」


「承知した御座るっ!!」



 歩兵隊指揮官・柴田隊・柴田・朱里と歩兵隊副指揮官・本多隊・本多・八重の二人は、愛用の武具である槍を片手に突撃を仕掛けた。 



「掛かれえええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」と掛かれ柴田と異名を持ち、鬼柴田とも言われる柴田・朱里が、旗下の部隊らに突撃を命じると、一斉に突撃を敢行した。




「「「「「うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああぁぁぁぁーーーーっ!!」」」」」



 本多・八重も、徳川家旗下の武士団を率いて突撃を仕掛ける中で、一際に大きいランブック・カリブーと対峙してしまう。


「グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!」と吠えるランブック・カリブー。


 それは一騎当千の猛者の如き個体と言える大きさを誇って居た。



「嘸かし、名の有るランブック・カリブーとお見受けするで御座るっ!!」



「グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!」と吠えるランブック・カリブーは傷だらけの姿格好をして居た。


 如何やら鉄砲傷だけで無く、以前からの古傷も大きく見受けられ、大きく立派な角を生やした姿格好をして居た。




「同胞達の為に身体を張るのは、殊勝な心意気っ!!その心意気に対して、拙者は全力で挑ませて頂くで御座るよっ!!」



「グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!」と吠えるランブック・カリブーは、大きく立派な角を八重に向かって突き立てながら、突撃を仕掛けた。



「いざっ!!」



「グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!グウォーーッ!!」と吠えるランブック・カリブー。



「グウォーーッ!!?」と驚く。



 それは八重の怪力で真正面から突撃を仕掛け、大きく立派な角を受け止めた事に対してビックリをして居たからである。


「ぐぬぬぬぬぬっ!!うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーっ!!」と八重が叫んだ時である。



 八重は、ランブック・カリブーを突き返し、そのまま蜻蛉切で首を跳ね飛ばしたのである。



「本多・八重・忠勝っ!!この群れ一番の猛者たるランブック・カリブーを討ち取ったりいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」と勝鬨を叫んだ。



「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」



「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」



「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」





「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」





「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」



 織田・徳川狩猟組らは、本多・八重の見事で鮮やかな戦い振りに感激し、称賛の雄叫びを叫ぶ。



「八重・・・流石がだな。」


「文句なしの戦果ですぅ。」


「千代。あの獲物の角を八重の新しい兜に加工してやる。旅の良い土産に成るだろう。」


「和紗姉さま。有り難うですぅっ!きっと八重も物凄く喜ぶですよぉ~」と言う千代であった。



 後世の世に措いて、多く戦場に措ける本多・八重・忠勝の兜と言うのは、アマテラス神皇国地方の鹿角では無く成り、ランブック・カリブーの角飾りを付けた兜姿格好をした写真が残る事に成るエピソードが生まれた瞬間でもあったのだった。



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