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第１４６話　少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ！！５

マギアンティア世界統一暦・１５５５年・１１月２９日・午前９時４５分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔北西部地域・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場へと出かけて行った織田・和紗・信長を中心とした狩猟組の面々たち。

　その組み分けを担当したキリヤ公国連合国内でも名立たる名軍師たちの手によって、班分けと成った３組は、それぞれ割り当てられた方向へと向かって移動を開始。

先ずは偵察隊を供って、獲物の探索に乗り出す。

　そんな偵察隊と言うのは、名ばかりで、槍働きが得意なメンバーらが、誰が先駆けとして、獲物に一番槍を上げれるのかで競って居ると言え者達が揃って居た。

　上杉・剣信・輝清を組頭とするキリヤ武士軍団組は、柿崎・咲良・影家を先鋒隊長として、遊撃と偵察を得意として居る小島・弥嶋・貞興を副隊長とした部隊を派遣。　

以下のメンバー獲物を探させて居た。

津軽・乃為・信胤　

正木・時奈・茂時　

尼子・勝美・久勝　

山中・鹿乃・盛幸　

可児・才華・長吉　

前田・慶南・益利　

村上・清美・隆清　

以上と成って居る。

「こちら弥嶋。獲物を見つけた。大きなランブック・ボアだ。全長４メートル以上は固い。」

　小島・弥嶋が見つけた、ランブック・ボアとは？

　ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地を中心とした周辺地域に生息して居る大型のイノシシの事である。

　全長が５メートルにも成る事が有り、地元住民の間では、肉から骨に至るまで余すところ無く使い切る事が出来る山の恵みとして重宝されて居る野生動物であった。

　畜産豚肉と違って、脂身が少なく、サッパリとした肉質成れども、そのまま焼いて味付けをしても良し、加工してソーセージやベーコンにハムなんかにしても美味いとされて居る。

　最近では、勇治の故郷の日本国の調理方法が入って来た事から、メンチカツやトンカツにチャーシュー、しゃぶしゃぶ肉にしたりする事でも人気を集めていた。

「数はどれくらいっすか？」

「・・・・・数は５０以上だ。人数分は討ち取れる。」

「弥嶋。子連れと半数は見逃せっ！！狩猟は武家の嗜みして、猟師と加工職人たちの生業成れども、我らの遊興での狩り尽くしは、まかり為らない。山への無礼行為は、山の神々誓ってやって為らない不義理であるからだ。」

「畏まりました、剣信様。我らは、これより追い込みに入ります。」

　小島・弥嶋は、先駆けてランブック・ボアを剣信たちの目の前へと誘い出そうと、追い込み作戦を展開する。

「それでは皆様、参ります。」と言う小島・弥嶋は、刀に手を掛けた。

「姫様っ！」

「ええ、久々の狩りよ。出雲の山々を思い出すわ。」と尼子・勝美と山中・鹿乃の主従コンビも、使い慣れた槍を手に、ランブック・ボアに飛び掛かろうと態勢取り始めた。

「清っちっ！！」

「お慶さん・・・・・・」と前田・慶南と村上・清美の二人らも、やや派手めな軽装な狩猟衣装で決めている格好で、ランブック・ボアへと飛び掛かろとして居た。

「今ですっ！！」と命じた小島・弥嶋は、茂みの中から飛び出ると、先駆けてランブック・ボアへと襲い掛かった。

「ブヒッ！！」と鳴いたランブック・ボアの一頭は、群れの仲間たちに危険を報せると、一斉に逃げ出して行く者と居残る者とで別れる。

「私に構わず、追い込みをっ！！」と言った小島・弥嶋は、たった一人で、５メートルクラスのランブック・ボア一頭と対峙して居た。

「分かった。それっ！！追い込むよっ！！」と前田・慶南は、他の追い込み役と供に、ランブック・ボアの追い込みに掛かる。

　其処から暫くの間は、前田・慶南を中心とした追い込み組による追い立てが始まった。

　マギアンティア世界統一暦・１５５５年・１１月２９日・午前９時５５分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔北西部地域・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

　メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場へと出かけて行った織田・和紗・信長を中心とした狩猟組の面々たち。

先ずは偵察隊を供って、獲物の探索に乗り出す。

　大物と対峙した小島・弥嶋を一人残して、前田・慶南を中心とした追い込み組による追い立て作戦が始まった。

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

　ランブック・ボアの鳴き声が、ランブック山御狩場に響き渡る。

「おうおう、良い鳴き声が聞こえてやがる」

「これは腕が成るなぁ～」

「聞けば、５０頭以上は居るそうね。」

「追い込みで、バラけそうな奴は、うち等の獲物っすから、一人に付き一頭くらいが限度っすよぉ～」

　柿崎・咲良を始めとする追い込み組の遊撃別動部隊らは、待ち伏せをしつつ、上杉・剣信の方向へと誘導をしながら、其処から逸れそうに成った獲物を狩り取ったり、逃がすイノシシたちの剪定役も担って居た。

　柿崎・咲良を筆頭として、可児・才華と津軽・乃為と正木・時奈の四人らは、ランブック・ボアの鳴き声が、迫って来ると、今か今かと待ち伏せをしながら、野生動物との一騎打ちが楽しみだと言わんばかりにうずうずとして居た。

「咲良っちっ！！今、そっちに行ったぞおおおおぉぉぉぉーーーっ！！」と前田・慶南が叫んだ。

「了解っす！！みんなっ！！行くっすよおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ！！」と柿崎・咲良が叫ぶと、５人は一斉に茂みの中から飛び出して、ランブック・ボアを上杉・剣信の居る方向へと追い立てる。

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

　そんなランブック・ボアの群れの中から、仲間たちを守ろうと決死隊として姫武将に立ち向かう者達が居た。

「くっ！！生きが良いわね。」

「アマテラスのイノシシよりも大きい。」

「くっ！！油断したら押し負けそうだっ！！」

「みんなっ！！良いっすね？子連れと半数は見逃っすよっ！？」

「そうは言いますが・・・・・」

「ああ、アマテラスのヤマイノシシたちよりも大きいからな。」

「鍔迫り合いに負けたら、下手をすれば大怪我になり兼ねないぞっ！！」

「でも半数の誘導には成功したっすね。」

　柿崎・咲良を始めとする追い込み組の遊撃別動部隊らは、ランブック・ボアの一部と交戦に入り、膠着状態と成ってしまうが、半分程度は、上杉・剣信たちが待ち受けて居る方向へと追いやる事に成功した。

「手伝うか？咲良っち？」

「いいや、追い立てをお願いするっすっ！！！」

「了解っ！！何かあったらインカム無線で、連絡をっ！！それと余裕が出来たらで良いから、弥嶋っちの様子も見て来て欲しい。」

「了解っすっ！！」と言って、二組は別れたのであった。

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

　尚もランブック・ボアの群れは、暴走するが如く、興奮状態の咆哮を雄叫びを鳴きながら、上杉・剣信たちが待ち受けて居る方向へと駆けて行くのであった。

マギアンティア世界統一暦・１５５５年・１１月２９日・午前１０時５分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔北西部地域・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

尚もランブック・ボアの群れは、暴走するが如く、興奮状態の咆哮を雄叫びを鳴きながら、上杉・剣信たちが待ち受けて居る方向へと駆けて行く

上杉・剣信・輝清を組頭とするキリヤ武士軍団組は、柿崎・咲良・影家を先鋒隊長として居た。

　その中でも遊撃と偵察を得意として居る小島・弥嶋・貞興を副隊長とした偵察部隊は、追い込みに成功を収め、続く柿崎・咲良を始めとする追い込み組の遊撃別動部隊らは、待ち伏せをしつつ、上杉・剣信の方向へと誘導をしながら、其処から逸れそうに成った獲物を狩り取ったり、逃がすイノシシたちの剪定役も担って居た。

　居る小島・弥嶋・貞興を副隊長とした偵察部隊と柿崎・咲良を始めとする追い込み組の遊撃別動部隊らは、ランブック・ボアの群れの猛者たち殿イノシシたちらの足止めを喰らって動けなく成ってしまう。

　追い立てられたイノシシらを迎え撃つキリヤ武士軍団組本隊は以下の通りと成って居る。

上杉・剣信・輝清　

上杉影勝　

直江・愛華・兼継

大国・七恵・実頼　

直江・秋乃・景綱　

宇佐美・宇佐・定満　　

真田・幸恵・幸昌

島・左代・清興　

蒲生・桜花・氏郷　

　キリヤ武士軍団組の同行武官たちらは、猟銃と弓矢を構えていた。

　それを率いるのは、真田・幸恵・島・左代・清興・蒲生・桜花の三名で、鉄砲隊を日頃より引きているが故の人選である。　

　直江・秋乃・景綱・宇佐美・宇佐・定満と言った軍師らも、薙刀や弓矢を構えていた。　　

「景勝さま。」

「獲物は大物揃いとのことです。」と言うのは、景勝の家老にして、その身辺を守ろうする直江・大国双子姉妹たち。

「伯母上・・・・・」

「此度は守ってやれる余裕が無い。武器を構えて居なさいっ！！」と言った上杉・剣信は、大太刀を構えて居た。

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

尚もランブック・ボアの群れは、暴走するが如く、興奮状態の咆哮を雄叫びを鳴きながら、上杉・剣信たちが待ち受けて居る方向へと

「来ましたっ！！」

「剣信よっ！！」

「総員っ！！構ええええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ！」

「「「撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ！」」」」

　真田・幸恵・島・左代・清興・蒲生・桜花の三名らが号令を発して、猟銃が撃ち放たれて行く。

　ズダダッーーーンッ！！ズダダッーーーンッ！！ズダダッーーーンッ！！ズダダッーーーンッ！！

　直江・秋乃・景綱・宇佐美・宇佐・定満と言った軍師らも、弓隊に号令を掛けると、一斉に矢を撃ち放った。

　ヒュンっ！！ヒュンっ！！ヒュンっ！！ヒュンっ！！ヒュンっ！！

　　数多の鉄砲と弓矢がイノシシらへと撃ち射られて行く。

「「「「「ブヒイイイイィィィィーーーーーーーーーーッ！！」」」」」」

「今だっ！！者共っ！掛かれええええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ！！」

「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ！！」」」」」

　断末魔の咆哮が響き渡る中で、追い立て組も現れ、総攻撃と成って行く。

　やがて野生動物との戦いは終わり・・・・・姫武将たちらの鬨の声が響き渡って居た。

「えいっ！！えいっ！！」