第144話 少年王と夏休みと残暑と湖畔での一時っ!!3
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月29日・午前9時15分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔西部地域・ランブック湖畔一周街道沿い・湖畔一周乗馬散歩組一行たちにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勇治たちやナデシコ地方の軍幹部たちらが、それぞれ休暇を楽しみ始めた頃の事である。
奥州独立自治王国の伊達家一行らは、佐竹家を含めた一部の同行者らを覗いて、 ランブック湖畔一周街道沿いを乗馬で散歩するコースを選び、馬を借りた一行は、一家・家臣らで、メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画の宿舎を出発。
宿舎近くの御用牧場から、南部のランブック市へと歩き出して居た。
それは以下の通りと成って居る。
伊達・藤枝・政実
片倉・喜多・影綱
伊達・成美・実重
留守・影菜・景政
伊達照宗
伊達良姫。
伊達・小次郎・教宗
伊達家が出発した直後の事であった。
ナデシコ軍の面々らが愛機やレンタルした水上オートバイのエンジンキーが入ると、ブルルルッ!!ブウウウウウッ!!と言うエンジン音が鳴り響く音が、伊達家の一行の面々らも聞こえて来て居た。
「おおっ!!あれは・・・ナデシコ軍の者達のようだな?」
「その様ですね、父上。」と馬上から湖畔方向に目をやると、ナデシコ軍の面々らを中心とした水上オートバイ組のメンバーらは、エンジン音を響かせて、ランブック湖を突き進んで行く様子が見えていた。
「政実さま、最近流行りの水上オートバイに乗って居るようですね。」
「そうだな。我が国でも乗って見たいと言う要望があるが、交通法整備と免許証制度。それに乗船指導教官が居ないと言う問題から、まだまだ導入は先の事に成って居る。」
「但し、例外として、伊達家からキリヤ公国の委任統治を委託する体裁を取って居る大笠原諸島地域に限って、キリヤ公国本国と免許証制度の在る自治政府と自治州政府発行の船舶免許を所持携帯して居る者に限り、同地での水上オートバイの乗船を許可して居る。」
「あのような乗り物が、我が国にでも乗れるのですね。政実?」
「はい、母上。折角、良いリゾート地域が在るのですから、有効活用をしませんと、それに彼の地は気温も高く、マリンスポーツには最適の地です。」
「義姉上、この旅行の半ばに立ち寄る予定に成って居ますので、その目でお確かめに成っては如何でしょう?」と言うのは、留守・影菜・景政である。
「確かその通りですね。政実の奥州王として統治の成果を見ると共に、我が国の将来の姿をも見られるのは、今から楽しみです。」
「それに勇治陛下が、我が国にも夏休み旅行に、いらっしゃると言いうのこの上ない名誉と言えるでしょう。」と締め括る伊達良姫。
「でも、ナデシコのお姉さんたちって、何で綺麗に整列しながら水上オートバイを走らせ居るんだろう?」と疑問に思うのは、伊達・成美・実重であった。
「成美、それは職業病と言う奴だよ。」と皮肉る留守・影菜。
「ああ、そうかっ!?よくよく見ると、艦隊陣形に成っちゃった居るんだね?」
「五十鈴さん達らは、普段は気さくな方たちだから、ついつい忘れがちに成るが、ナデシコ軍と言うのは、規律が厳しいと聞くからな。知らず知らずのうちに、やってしまうのだろう」と政実は締め括る。
「所で成美よ、お前は御狩場に行かなかったのか?」と聞く伊達照宗。
「おじさん、それがねぇ~・・・・流石に定員オーバーだった言われちゃってね。」と言った時である。
ランブック湖畔北西部地域に在る。メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画のメイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場から、鬨の声の如き激しい騒音が聞こえ出した。
ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!
ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!
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ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!
ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!
パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!
ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!
ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!
ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!
パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!
ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!
ズドドーンッ!! ズドドーンッ!! ズドドーンッ!!
ズガガガガガガガガッ!!ドッカ―ンッ!!
パンパンッ!!パンパンッ!!パンパンッ!!
ゴゴゴッ!!ドッカ―ンッ!!
「お父さん、お母さん。あれって何っ!?」と御狩場からの轟音と鬨の声が聞こえて来たの事に驚いた伊達・小次郎・教宗であった。
「おおっ!!派手に始まりおったな。」
「流石はアマテラス神皇国地方の猛者たち、何れも一騎当千の姫武将とその家臣団たちらが揃いも揃って居ますからね。」
「和紗様が楽しそうに笑って居られる顔が思い浮かぶなぁ~、私も行きたかったなぁ~」と参加者多数であぶれてしまった伊達・成美が残念そうに、ぼやいてしまって居た。
「なるほど、成美が狩り組に入りたいが、あぶれると言うのも納得ですね?」と、そう締め括る片倉・喜多・影綱。
「さて、残念に成らないのは、今晩のご飯のお供には事欠かないどころか、余りそうに成るかも知れないなぁ~」と政実は、御狩場に行った狩猟組の者達が、仕留めた獲物が、晩飯のテーブル一杯に並ぶ姿を呆れ顔で、想像するのである。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月29日・午前9時15分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・メイルシュル山脈連峰地方・アルクス山脈麓・ランブック地方州・ランブック地方・ランブック山付近・ランブック地方盆地・ランブック湖・ランブック市・ランブック湖畔北西部地域・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
奥州独立自治王国の伊達家一行らは、佐竹家を含めた一部の同行者らを覗いて、 ランブック湖畔一周街道沿いを乗馬で散歩するコースを楽しむ中で、その同時刻に勃発したのが、ランブック湖畔北西部地域・メイルシュルフラッド公王家のプライベート専用区画・メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場へと出かけて行った織田・和紗・信長を中心とした、狩猟組であった。
「これよりっ!!この織田・和紗・信長が、メイルシュルフラッド公王家ランブック山の御狩場に措けるっ!!総指揮を執るっ!!」
「織田の総大将っ!!和紗様っ!!この狩猟での一番槍は、是非ともっ!!この俺に先陣をっ!!」と何かと先陣と一番槍に拘りを持って居る龍造寺家の江里口・絵里・常信が、いの一番に名乗りを上げた。
「いいやっ!!江里口っ!!この俺が先陣だっ!!だよなっ!!和紗の大将っ!?」と、図々しくも元敵国であった今川家の岡部・七未・正綱が名乗りを上げる。
「ひょっこどもっ!!少しは黙りなっ!!先陣と言うのは、経験が豊かな・・・・・・」と佐竹・秋江・重義が言い掛けた時である。
「・・・・・・・・」と、周りの猛者たちに負けまいと寡黙に黙って闘志を燃やすのは、元上杉家当主にして、キリヤ公国連合国の武将軍第長である上杉・剣信・輝清。
如何やら、周りの猛者たちの闘志に中てられたらしく、真っ先に先陣を切りたい様子。
「あのー、佐竹のご隠居さま、ウチの大将を差し置いて、先陣を切るのは、どうかと思いますけどー」と、お気楽に言う柿崎・咲良・影家。
まぁ、関東管領上杉家と関東地方の源氏一族の一家衆である佐竹家との関係から見れば、佐竹家のご隠居が上杉家のご隠居を差し置くのもと言う理由がある。
「柿崎、それを言ったら、佐竹(家)の秋江さまだって引き下がらないぜっ!!」と鬼真壁こと、真壁・光久・氏幹。
とは言え武将・武士の間からには、そん身分や家柄なんて物は些細なことであるからして、上杉に佐竹と言った猛将たちがギラギラとして雰囲気でも張り切って居る。
「さっきから言わせて置けば、龍造寺も上杉も、一人参加の今川や鬼佐竹だと言うばかりじゃけ、こっちじゃけぇて、腕に自信をあるじゃけんのーっ!!のう、紹子の姉御っ!!」
「ええっ!?何で、こっちに振るのかなぁ~?わたしは、単に普通に狩りを楽しみに参加しに来ただけなんだけどなぁ~・・・・・・」
「すみません、紹子さん。さっきから春美ったら、血の気の多い姫武将の方々と張り合ってばかりで・・・・・」と言うのは毛利家三姉妹の従姉妹である宍戸・竜実・宗成が、平謝りで言って居た。
まぁ、水着だらけの女性芸能人の水泳大会みたいな感じで居て、これだけの猛将ばかり狩猟大会なんぞ、滅多に無いから、誰が大物を仕留めるかがで張り切ってしまうのは致し方無いと言える。
「くくくくくっ!!青い青い。青いのう、ひよっこども。」と遠目で、先陣・一番槍を取り合う姫武将たちらを眺め見て楽しむのは、塚原・伝江・朴伝であった。
「あのー、お師匠さま。」
「せめて、手加減して下さいね。後始末が大変ですから・・・・」
「なんじゃいっ!!それを言う相手は、寧ろあっちの方の小娘じゃろうがっ!!」と指さすのは、武田家・上杉家・北条家と並んで、猛将揃いとして有名な徳川家の御一行の方であった。
「我ら常人の達人たちから見れば・・・・・」
「本多・八重殿とお師匠の区別は付きませんので・・・・・」と呆れ顔の弟子たちであった。
「千代さまっ!!拙者っ!!拙者っ!!拙者っ!!我慢が出来ないで御座るよっ!!」と本多・八重・忠勝は、はやく暴れてはしゃぎたい様子であった。
「もうっ!!八重ってば、貴女が先陣を切れば、一発で全てが終わってしまうですぅっ!!」
「「「「うんうん。」」」」と頷く徳川家の面々。
「それを言うならば、塚原殿も変わらぬでは御座るううっ!!」とごねる本多・八重は、子供の様に拗ねて居ながらにして、はしゃぎ捲くって居た。
「それを言うならば、向こうも、同じ事を言って居る思います。」と千代の妹である松平・千香・康秀は、ごもっともなツッコミを入れた。
「なぁ、和紗の姉御よぉ、この面子で陣立てを考えるのは面倒くさいんじゃねか?」と言うのは、脳筋でありながらもも先の九州島戦役での痛手から学習したのか、冷えた頭を持つ事が出来た龍造寺・信美・信隆。
「龍造寺、この程度の騒ぎなんぞ、予想通りだ。これより組み分けをして、事に当たるっ!!明智・十華っ!!島津・利美っ!!宇佐美・宇佐っ!!真田・幸恵っ!!鍋島・尚美っ!!」
「組訳での差配の仕切りは、貴様らに任せるっ!!」
「はっ!!」
「まっ、丸投げっ!?」
「やれやれ、年寄りをこき使うとは、呆れた魔王殿じゃっ!!」
「まぁ、予想はして居ましたが・・・・・・」
「やるしか無さそうですね。」とか言って、集まりし、キリヤ公国連合国内でも名立たる参謀職にして、名軍師たちでもある姫武将らは、和紗からの無茶ぶりを引き受けるしか無かったのであった。
組み分けを担当したキリヤ公国連合国内でも名立たる名軍師たちは、以下のメンバーを選出し、組み分けをやってのけたのであった。