第133話 少年王と夏休みと残暑と世界情勢っ!! 17
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月28日・午後17時52分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・ローザンヌ州領ローザンヌ地方・公王都・メイル市・公王都・メイル市中央区官庁街地区・メイル城・メイル城迎賓館・迎賓大広間・メイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続々とメイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府が主催するキリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場へと続々とやって来る勇治の仲間たち。
出迎えるのは、メイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府の要人と国内有力な貴族諸侯者たちや軍関係者に加えて、文官や商会組合の者達である。
そんなメイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府が主催するキリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場に、アマテラス織田自治神皇国の旗下の直臣にして、尾張国時代から仕えて来た羽柴家の者達が来場して居た。
それは以下の通りと成って居る。
羽柴・陽菜・秀良
蜂須賀・頃代・正勝
前野・恵那・康長
福島・市夏・正則
加藤・虎実・清正
羽柴・陽菜・秀良らは、初めてユーラシアン大陸にやって来た事も有り、パーティーの正装衣装を洋装にする事にした。
「うわあっ!!まだ歩きなれないから、スカートが気に成るし、かかとが高い靴もふらふらする。」と言うのは蜂須賀・頃代。
何時も活発な性格で、尾張国の片田舎の生まれで、庶民の出身者である彼女は、初めての洋服やかかとが、やや高い靴で歩くのに苦労して居た。
「慣れない内は、歩幅を小さくしながら歩けば良い。」と淡々と冷静沈着に話つつ、幼馴染みを気遣う前野・恵那。
「へぇ~、流石は恵那ちゃんだね。もうスカートと靴での歩き方をやって居るよ~」
「それに引き換え・・・・・・二人とも大丈夫?」と従姉妹たちを見る陽菜。
「市夏っ!スカートが落ち着かない。」
「虎実っ!靴が歩き難いっ!」
「陽菜ねえっ!」
「陽菜姉ちゃんっ!」
「「助けてっ!!!」」
「はぁ~、ホンと私の従姉妹たちは、慣れない事に成ると、トコトン体力バカなんだから~」と呆れる陽菜であった。
羽柴・陽菜の母親である木下仲の妹たちの娘達である福島・市夏・正則と加藤・虎実・清正の二人は、姫武将と成って、出世した従姉妹に憧れて、実家である商家を飛び出して長浜市へと渡り、厳しい下積みを乗り越えて、今は足軽大将に成ったばかり。
九州島地方戦役に措けるキリヤ公国連合国軍と島津大名王家国軍との決戦場である雫ヶ岳・田原坂の戦いでは、島津軍の奇襲に成功し、今では雫ヶ岳七本槍と呼ばれて居た。
しかしながら、そんな武名が売れ始めた若き勇者たちであっても、普段は年頃の女の子らしい一面に、ほっこりする従姉妹の姉たる陽菜であった。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月28日・午後17時54分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・メイルシュル山脈連峰地方・メイルシュルフラッド独立自治公国・ローザンヌ州領ローザンヌ地方・公王都・メイル市・公王都・メイル市中央区官庁街地区・メイル城・メイル城迎賓館・迎賓大広間・メイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府主催・キリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続々とメイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府が主催するキリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場へと、続々とやって来る勇治の仲間たち。
出迎えるのは、メイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府の要人と国内有力な貴族諸侯者たちや軍関係者に加えて、文官や商会組合の者達である。
そんなメイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府が主催するキリヤ公国連合国夏休み旅行御一行様歓迎パーティー会場に、アマテラス織田自治神皇国と連合政権を組んで居る徳川家から都合が付いて居る者達が、パーティー会場へとやって来ていた。
それは以下の通りと成って居る。
徳川・千代・家康
酒井・継美・忠次
榊原・康江・康政
本多・八重・忠勝
井伊・直虎・直政
松平・千香・康秀
徳川・千代・家康を始めとする姫武将達らは、主催者であるフィーゼ・メイルシュルフラッドと挨拶を交わすと、メイル城迎賓館・迎賓大広間へと入って来た。
その様相は、某大河ドラマ、どうしちゃうの家康の如く、ファッションショーの様であったと言う。
「おおっ!!あの葵リーフのエンブレムの刺繍が入った着物を着ているのはっ!!アマテラス神皇国地方でも指折りの野戦上手と謳われる徳川・千代・家康殿だっ!!」
「何っ?あの野戦の天才かっ!?」
「新生足柄幕府王朝政権上洛平定戦。観音寺山城の戦い。姉川の戦い。三度ヶ原の戦い。」
「九州島地方戦役・宝満城の戦い・郊外野戦決戦等々と名の在る戦場、数々の武功を上げて居られるっ!!」等々と言った具合に、メイルシュルフラッド独立自治公国・公王政府の要人と国内有力な貴族諸侯者たちや軍関係者に加えて、文官や商会組合の者達らは、戦国姫武将マニアにでも成ったのか?と言いたい位に、噂話を知って居るのであった。
それは公帝戦争で、メイルシュルフラッド独立自治公国が、キリヤ公国連合国と供に戦い、その中にはアマテラス神皇国地方の姫武将たちも居たからであり、そんな理由から、この国ではアマテラス神皇国地方の武将・姫武将ブームと成って居る様であった。
「ううっ!!恥ずかしいですぅっ!!和紗姉さまならいざ知らず。」
「何で、わたしまで、このような大陸の内陸国にまで、名前を知って居る人達が居るんですかぁ~」と恥ずかしがりながら、落ち着ける定位置を探し回る千代であった。
「おおっ!!お次は徳川家の筆頭家老にして、徳川四天王と呼ばれる精鋭武将の筆頭武将でも在らせられる。酒井・継美・忠次殿だっ!!」
「徳川家の筆頭家老にして、徳川四天王と呼ばれる精鋭武将の一人にして筆頭武将でも在る。あの姫武将ですな。」
「実に・・・・・」と、此処で実にと言い掛けた所で口が止まる。
それが何とか・・・とか言う所なのだが、何故か口を開いて、黙ってしまったのである。
「何という・・・・・・立派な・・・・」
「ああ、実に立派なスイカ・・・いいやっ!!!アレはメロン・・・・か?」
「実に怪しからんっ!!メロンだっ!!!」
「確かにっ!!怪しからんっ!!」
「ああっ!!確かにっ!!怪しからんっ!!」
「何という傑物だ。怪しからんっ!!」
酒井・継美が、怪しからんと言うのは、やや怪しからん、豊満なバストを有して居る美人お姉さんであったからだ。
「あらあら、こんな内陸の小国にまでわたしの名前が知られて居るなんてね。」
「うふふ、あんなにも熱い視線を向けられてしまうと、恥ずかしいわ。」と・・・のほほんと、スルーしてしまうのは、流石は人が出来た年上のお姉さんであると言えるだろう。
「おおっ!!お次は徳川家四天王が一人、榊原・康江・康政殿だっ!!」
「おおっ!!姉川の戦いで、朝倉軍の背後を取って奇襲攻撃を仕掛けたと言う知将かっ!?」
「噂によれば、康政殿は武勇では本多忠勝殿に劣るが、部隊の指揮官としての能力は忠勝殿に勝り、井伊直政に匹敵するとされ、部隊をよく使い、軍慮見切り等は忠勝殿は、康政殿と直政殿らにしに及ばずとの事だ。」
「俺、サイン貰っちゃった。」
「「「「「ああっ!!!!ズルイぞっ!!!!」」」」」
「流石は達筆と評されて居るのは、噂通りの綺麗な文字ですなぁ~」
「実に羨ましいっ!!!」との感想を述べていた。
「はぁ~、何でこんな内陸国に、私の個人情報が流れて居るんだ?それに何故だか知らないが、行き成り目の前に来たと思ったら、一筆をっ!!強請られるし・・・・」と首を傾げる榊原・康江であった。
そのサインには、「老臣っ!!権力を争うのは、亡国の兆しの始まりっ!!忠臣たるもの。後進の育成に勤しみ、頃合いと見たの為らばっ!!静かに立ち去るべしっ!!」と書かれて居たと言う。
「むむっ!!何という容姿端麗な美形の男装の麗人風な風貌の顔付きなのだろうかっ!?」
「アレが顔立ちが美麗と名高い噂の井伊・直虎・直政殿かっ!!」
「ほう、馬上戦闘で不利な小柄体型ながらも、幾度も戦場を駆け抜け、手傷を顧みない豪胆ぶりと聞く。」
「その戦ぶりは、正に鬼の如くと聞いた。」との感想を述べていた。
「美麗とは・・・初めて聞くな。噂って言うのは、どんどんと飛躍した、ホラ話に成るもんだ。」と本人は、苦笑してしまって居たのだった。
そして、お次は四天王、最後の登場である。
「おいっ!!見ろよっ!!」
「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」
「何と言う巨躯なお方だっ!!」
「ああ、この立ち姿を目の当たりすると、音に聞こえしは本多殿と言うのは、彼女を見れば、明らかに真なのが分かるぞっ!!」
「あのお方こそ、アマテラス神皇国の東国地方でも勇名を届かせて居る東の古今無双の勇士、又は東国無双と謳われる本多・八重・忠勝だっ!!」
「おいっ!!武官達の誰か、手合わせを言って見ろよっ!」と言う文官たち。
「バカを言うな。病院送りに成るだけ済む訳が無いだろうがっ!!」と言う武官達。
「意気地が無いのかよっ!!(死ねっ!!骨は拾ってやる)」と冗談を言う文官たち。
「俺らに死ねっ!!言う気かよっ!!」ってな感じに、お互い言い合いあって、揶揄う来賓たちであった。
「八重~、こっちよぉ~」と酒井・継美が八重を呼び掛ける。
「こんなにも人が多い宴席会は、初めて御座ったから、探したで御座るよ。」と、無敵の本多・八重でも、戦場以外の勝手が分からない場所では、ごく普通の人間であった。
しかも、噂話なんぞ、意に介して居ない様子であった。
そして、徳川・千代・家康の同行者、最後の一人が、このパーティー会場へと入って来た。
「おおっ!!」
「あれは・・・・」
「アレって・・・・」
「うーむ・・・・・」
「その・・・・誰だっけ?」と一人が呟いた瞬間に、ズルっとコケてしまう。
本当に誰も最後にやって来た徳川家の関係者事を知らないからだった
「フィーゼさまと軽く談笑して居たら、遅れてしまった。姉上たちは・・・・」
「千香ああぁぁっ!!此処ですぅ~」と姉である千代が呼び掛けてくれた。
全員が揃う頃に成ると、酒井・継美がファンだと言う物達に囲まれ、サインを強請られたが、書いて居る時間が少ないので、一緒に踊りを踊ろうと言う話に成った。
それはアマテラス神皇国地方・三河国の民芸踊りであるえびすくい音頭と言う踊りであった。
手拍子と供に、酒井・継美が十八番のえびすくい踊りが始まった。
「えーびーすくいっ!!えーびーすくいっ!!えーびは何所だっ!!!何所だっ!!!何所なんだっ!!!何所なんだっ!!こーこだっ!!!此処に居るっ!!!かーわーしものなかっ!!!しものかっ!!!」と歌って行くと、エビの様にぴょんぴょんと刎ねて行く。
すると、参加したり、見ていた男性らは、エビの様にぴょんぴょんと刎ねて行く。
その彼らは、踊りを見ている間に、何かに当たられたらしく、股間が盛り上がって居たとの記録が残ってしまった。
その原因がえびすくい踊りで見たと言う怪しからん物である推察され・・・・間違いと思われる。
その妙ちくりんな踊りと織田・和紗・信長が舞ったと言う敦盛は、大評判を呼ぶ事に成るのだった。