エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・追い込まれた北条家と小田原評定の行方っ!! 2
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月7日・午前19時00分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・関東地方・北条家大名王家国・北条家大名王家本拠地・相模国・小田原市・小田原城・北条・九江・早雲居室・本丸御殿館にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
退屈極まりない小田原城評定会議が終わり、夕食を済ませた北条・九江は、自身の妹の一人で在る北条・勝実・正成とお茶をしながら、今後の事を話して居た。
「はぁ~、アレじゃ、ダメね。」
「ですね。姉上もあんなにもお子を産みに為られた故に、気苦労が絶えませんね?」
「こんな事ならば、もう少し、あの人のとの夜を我慢すれば良かったかしらね。」
姉妹は冗談を言って居るが、本格的に北条家が不味い状況に陥って居る事に成って居たのを痛いほどに理解をして居た。
「しかし、姉上もお人が悪い。これを見越したのかは判りませんが、風魔党忍軍衆をわざと解散させた上で、風魔小梅をキリヤ公国本国と勇治陛下の懐に潜り込ませるとは、恐れ入ります。」
「うふふ、勝実。一体、何んの事かしら?」
「隠さずとも分かって居ます。お陰様でキリヤ公国本国の正確な情報を得られて居るのですからね。」
北条・勝実・正成とは、アマテラス神皇国地方・北条家当主でる北条・九江・早雲の妹の一人たる次女であり、今現在は娘達に家督や要職を譲って、悠々自適に江戸城で隠居をして居る人物で、その夫は遠縁にあたる親戚筋から婿入りをしてた来た北条綱房。
その子供達には、北条五色備軍団・北条黄備え軍団を率いる地黄八幡と謳われる猛将として知られて居る北条・紗英・綱成。
攻城戦に優れた智将として名を馳せて居る北条・種夜・綱高の二人が上げられ、それぞれの娘達は、北条軍の前線司令官を務めて居る姫武将たちである。
「まぁ、まだまだ未熟な我が子達よりも貴女と姪っ子達の方が年の功のようね。」
北条・九江は妹とと共に、その娘、彼女からすれば姪っ子達も呼び付けていた。
そして、伊豆国地方の軍司令官であり、北条五色備の内、白備えを任せられた北条家の重臣との一人でもある笠原・美晴・政尭。
笠原・美晴とは、北条五色備の内、白備えを任せられた北条家の重臣との一人で、北条・九江・早雲のアマテラス神皇国・関東地方の勢力拡大に多大なる貢献をした姫武将の一人。
伊豆国を治め山中城を本拠地として、韮山城と戸倉城と言った持ち城を支城で西への守りを固めて居る。
主な得意分野は陣地前進戦術と防衛戦術で、鉄壁の守りを得意としながらも、奇襲攻撃戦術にも長けて居ると言われて居る。
その見姿は、凛としたクールビューティーな顔付き黒髪のストレートロングヘアースタイルで、170センチの背丈に加えて、モデル並みのボディスタイルを持った隠れ巨乳体質のお姉様な姫武将。
忠義一筋である真面目な一面も有るが、現実主義的な一面も持ち合わせて居る為に、御家の危機が訪れたとしても自家と自分と家臣・領民達が生き残る為の行動を取る事を優先として居る性格の人物としても知られ居る。
「「・・・・・」」
「それと紗英、三度ヶ原の戦いでの鉄砲傷の方は、もう大丈夫かしら?」
「ははっ!!お陰様で大分良く成りました。」
「これも小梅のお陰よね。」と言う北条・九江。
三度ヶ原の戦いで織田・和紗による号令による鉄砲隊による一斉射撃を喰らい、蜂の巣にされた北条・紗英・綱成こと、紗英。
その見姿は、身長167センチの背丈と女性らしい身体を持ちながら、格闘技センスに長けた身体つき。
左サイドポニーテールを結ったヘアースタイルとクールビューティーだが、色事にはやや初心な性格をした気の強い性格の女性。
防備の厚い鎧兜を着込んで居たお陰で、その身体は重症にこそ成らなかったが、酷い骨折や打撲傷を受けていた。
武将として再起は、もうダメだろうと北条家お抱え医師はさじを投げてしまう。
そんな時にキリヤ公国本国のキリヤ公国秘密工作諜報情報部局に仕官する形で潜伏生活を送って居る小梅の伝手を辿って、密かにナデシコ領の医師を招いた。
直ぐに緊急手術と治療が取られたお陰で、紗枝は元の生活が送れるように成ったのだが・・・・・・その施しをしたのは、外務大臣の結城・梅晴・春宗と国防大臣であり、先の将軍王である足柄・一輝・宗輝の二人である。
北条家には公帝戦争での貸しが在るから、医者と治療費くらいは出しても構わない。
だがしかし、勇治や他の者達には他言無用と言われて居た。
「足柄・宗輝さまと春宗殿には、返って高い借りが出来たわ。でもね、予想以上に良い繋がりも持てたとも思うの。」
「それに紗英、分かって居るわね?」
「ははっ!!経緯は如何であれ、我が命は勇治陛下に救われました。」
「そう、その通りよっ!!少なくとも勇治陛下には、この事は知らなくても、彼の国の税金で救われたのよ。それは即ち、彼の国の少年王たる勇治陛下殿に救われたのも同然。」
「それに・・・・ナデシコ領のお医者様は、この様な無骨な姫武将たるわたしの身体に数多ある戦傷すら癒してくれました。」
「このような恩義を受けてしまっては、桐谷勇治陛下とキリヤ公国連合国に弓引くのは道理が通りません。」
そんな紗英が、勇治本人の知らない所とは言え、命と身体の戦傷すら直して貰ったら、変な方向へと心が動いてしまうのは当然のことであった。
(あー、あー。姉上の悪い性格が出ちゃった。これでは勇治陛下に惚れて居ると言って居る様な物だよ。)と妹である北条・種夜・綱高は呆れ顔で控えていた。
北条・種夜は、北条・九江・早雲の妹である北条家当主一族・次女、北条・勝実・正成の子で、地黄八幡と言われ、猛将として知られて居る北条・紗英・綱成の妹。
右サイドポニーテールを結ったヘアースタイルとクールビューティーだが、やや無口な性格で、忠義一筋な堅物でも在るが、惚色恋沙汰に措いては、れた相手には一直線な性格の姫武将である。
彼女も姉である紗英の再起がダメだったら、種夜自身が玉縄北条家の跡継ぎに成らなければ成らなかった。
しかも、その姉が一生の生を不十な身体を見ながらである。
それを救ってくれた事は、妹としても感謝をして居た。
「さて、此処から本題よ。美晴っ!!この度は貴方にも骨を折って貰うわ。」
「ははっ!!御身城さま。この美晴。北条家と北条一族の皆々様を救うべく、身命を落として、ご命令を遂行致しまするっ!!」
「先ずは美晴。貴女には、万が一の際、キリヤ公国連合国軍との総力戦が起きた場合は、自領地を留守居の家臣達に任せ、自分は小田原城へと参陣。」
「この小田原城の早川口城門・早川口城門砦丸の守備隊武将として守備に就き、小田原城を過去汲むキリヤ公国連合国軍と対峙。」
「一花の指揮に従うフリをしながら、わたしからの合図を待ちなさい。」
「ははっ!!」
「合図が在ったら貴女はキリヤ公国連合国軍を早川口城門・早川口城門砦丸の城門を開いて、小田原城下町に引き入れなさい。」
「勲功の功績次第では、わたしから勇治陛下。並びに足柄・宗輝さまと春宗殿に執り成して、何らかの恩賞を与える様にとの進言をして置きます。」
「裏切り者の誹りなとば気にせず、わたしが命じた任務を遂行なさい。」
「畏まりました。御身城様っ!!必ずや敵味方を見事に欺いてご覧に入れましょうっ!!」
「古参武将の貴女にしか任せられない仕事よ。期待して居るわ。」と言い終えると、九江は妹と姪っ子達に目線を変える。
「さて、勝実。貴女と娘達には、キリヤ公国連合国と戦に成った場合は、私は小田原城から箱根山城へと退去します。」
「その際に挙兵を宣言するのですね?」
「まぁ、これくらい事は、此処まで言えば、妹の貴女でも流石に分かるわね。」
「その通り、貴女達には、挙兵した寝返り北条軍として小田原城の包囲軍の東軍方として動い貰います。」
「恐らくは、川越城・忍城・栗橋城・久留里城・八王子城と言った拠点は、キリヤ公国連合国の包囲軍に囲まれる事に成って居る筈。」
「その包囲軍とは別に、悪足搔きをして来そうな連中が、各地の小田原方・北条軍の援軍に参着で出来ない様にするのよ。」
「承知しました。我ら玉縄北条一家は北条家の未来の為に、姉上に尽くします。」
「頼むわ。例え我が子を切り捨て、我が身を少年王に捧げる事に成ろうとも、北条家を滅亡させはしないわ。」
北条・九江・早雲は、北条家の生き残りを掛けて、あらゆる手段を駆使して、この大事に挑もうとして居た。
例えそれが、北条家の結束を引き裂き割り、裏切り者と謗られ様とも、絶対に御家を絶えさせない決意に満ちた目は、真っ直ぐな瞳をして居るのであった。
・・・・・と言うかっ!!アンタっ!!40歳手前なのに、勇治を相手に色仕掛けを仕掛ける気かーいっ!!と行ってしまうナレーションさんであった。