表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第10章 アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!
258/316

エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!25 

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月8日・午前11時32分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・ローレライ大海洋・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国地方・四国島地方・アマテラス織田自治神皇国・第五代アマテラス神皇国地方幕府政権・織田安土幕府政権連合政権加盟大名王家国・長宗我部大名王家国・長宗我部家領国・土佐国・アマテラス列島ローレライ大海洋・土佐湾沖・キリヤ公国連合国・キリヤ公国連合国加盟諸国・ビクトリナ独立自治共和国所属・ビクトリナ独立自治共和国統合軍・第二艦隊・旗艦・アーク級2番艦・機動兵器空母ベルダン・マーグの艦橋にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 武田家の軍師である山本・晴幸・勘助が献策した島津家を始めとするアマテラス神皇国地方の独立大名王家連合諸国とキリヤ公国連合国との対立構図を作り上げ、アマテラス神皇国地方内でのキリヤ公国連合国との均衡状態を作り上げるべく、武田家として島津家との軍事同盟を締結させようと使者を竜珠王国りゅうきゅうおうこくとの交易商人として送り出して居た。


 しかしながら、間の悪い事に事に、武田家・北条家お抱え偽装商船団・島津大名王家国訪問使節団一行らは、南九州地方・日向国・日向市・日向港及び日向浜海岸に出撃を開始したキリヤ公国連合国軍と鉢合わせと成ってしまった。




 キリヤ公国連合国軍のアマテラス九州平定征伐連合国軍の総司令部は、第十七連合国軍のネイレス・ガーネット中将とビクトリナ独立自治共和国陸海空軍・1万人とアマテラス織田自治神皇国海軍の揚陸艦隊20隻。


 長宗我部海軍艦隊の巡洋艦浦戸を旗艦とした巡洋艦と駆逐艦を併せた17隻と揚陸艦15隻から成る艦隊が、四国地方方面から大規模な揚陸戦を仕掛けて居た。


第二艦隊・旗艦・アーク級2番艦・機動兵器空母ベルダン・マーグ。 

         


ラーク級機動兵器空母9隻

イルダス級ミサイル巡洋艦7隻

ミチルダ級ミサイル駆逐艦14隻

ランカウイ級揚陸艦12隻     

ダルト級補給艦が8隻

ウンジン級機雷施設掃海艦7隻

2000年式級潜水艦15隻

2000式級輸送艦10隻



新トウキョウでの任務を終え、アイヌル民族の反乱鎮圧任務も終わり、後は帰るだけと成った第二艦隊司令官であるミレディ・アルファードは、新たな任務先として、アマテラス九州地方平定戦にもキリヤ公国連合国中央政府経由で、命令通達があった。


 かなり遠回りでは在るが。組織図的に第二連合地方軍管区・キリヤ公国連合国軍・第二方面軍司令部・トリントンシティ鎮守府と現地政府のビクトリナ独立自治共和国・国防総省から参加要請が来て居た。



 その命令を受けた彼女は、とても張り切って居た。


 ・・・・と言うか、彼女が母国へと帰ったのならば、デスクワークと周回警備活動だけの暇な日々に戻る事に成るだけの退屈な日常生活へと戻る成るからだった。


 退屈が嫌いなミレーヌは、仕事とバカンスをして居る時が一番に生き生きとして居るのである。


「ミレーヌ司令官っ!!艦隊の近くを通り掛かろうとした商船団を発見しましたが、対処は如何いたしましょうか?」


「可笑しいですわね。確かアマテラス九州平定征伐連合国軍が使用する事に成った、毛利家の博多市や下関市を始めとする各湾港都市。」


「それに織田家の堺市と大坂市に、津田市や伊勢市。徳川家の浜松市。長宗我部家の高知市へを含め、アマテラス神皇国地方の各所の商船寄港地都市には、九州島地方は島津征伐が完了するまでは、決して近付かない様にとの通達が為されて居る筈。」


「その通りです。」


「竜珠王国へと向かう各国の商船や外交船にも同じ様な警告文章が送って有るので、先ず近付く船が知らずに、やって来るとすれば・・・・警告文章が配達に掛かる時差で見て居ないか、送られて居るのを知らないと言う船しかありません。」


「本人たちは、北条家領の三崎港や小田原港、それに江戸港の商会組員だと言って居ます。中には武田家領の駿府市商会組合からの委託業者も居ると言って居ます。」


「幾ら仮想敵国に過ぎない武田家領の商会組合からの委託業者も居るとは言え、それを理由に取り押さえるのは、無用な争いに発展し兼ねません。」


「しかしながら、臨検をした下士官たちからは、この時期に・・・しかも竜珠王国へと向かう事やその他のアマテラス神皇国地方近海域での航路に一定期間の封鎖する事は通知して居り、その旨は各国の商船や外交船にも同じ様な警告文章として通達が為されて居ます。」


「ですので・・・・・・・・・その・・・・」


「・・・・そうですわね。判断材料に困り、決めてに欠けてしまいますわね。」


「ですが、これは時期的に見て、怪しいと見るべきでしょうね。」



「・・・・・・ですが、確たる証拠も無いだけで怪しいと言う難癖を付けるのは、我がビクトリナ独立自治共和国の自治国法やキリヤ公国連合国法にも明記はされて居りません。」


「だからと言って、無防備な民間船をわざわざ地方島の戦場近くを通す訳には参りませんっ!!」


「勇治さまやジェシカさん達には、あからさまに怪しい船団が戦時封鎖海域を通り掛かって居たので、戦時保護を名目に高知港へと退避させたと報告をして置きましょう。」


「外務大臣の梅晴さんにも、外交ルートで、武田家と北条家に対して、フォローをして置いて貰う様にも、お願いして置きましょうか。」


「はっ!その様に対処をして置きます。」と司令部とのやり取りを担当する通信士長が答えた。


「それでは民間商船団への対処は、長宗我部・智華さんか吉良・京さんにでもお願いしましょうか?」


「幸いにも退避用に土佐国内の高知港が使えるように成って居ますし、長宗我部家も我が艦隊に同行をして居ますから、直ぐに手配をしてくれるでしょう。」


「それでは、そのように致します。」と第二艦隊・旗艦・アーク級2番艦・機動兵器空母ベルダン・マーグ艦橋でのやり取りを済ませた長宗我部軍の連絡担当者である通信士長は、長宗我部艦隊の長宗我部・智華に通信を繋げ、今は仮想敵国に過ぎない地域国の組合商船団を近くの長宗我部家領である土佐国内でも、新しい港である高知港へと移動させる事になった。





 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月8日・午前11時32分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・ローレライ大海洋・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国地方・四国島地方・アマテラス織田自治神皇国・第五代アマテラス神皇国地方幕府政権・織田安土幕府政権連合政権加盟大名王家国・長宗我部大名王家国・長宗我部家領国・土佐国・アマテラス列島ローレライ大海洋・土佐湾沖・武田家・北条家お抱え偽装商船団・島津大名王家国訪問使節団一行にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 武田家の軍師である山本・晴幸・勘助が献策した島津家を始めとするアマテラス神皇国地方の独立大名王家連合諸国とキリヤ公国連合国との対立構図を作り上げ、アマテラス神皇国地方内でのキリヤ公国連合国との均衡状態を作り上げるべく、武田家として島津家との軍事同盟を締結させようと使者を竜珠王国りゅうきゅうおうこくとの交易商人として送り出して居た。


 しかしながら、間の悪い事に事に、武田家・北条家お抱え偽装商船団・島津大名王家国訪問使節団一行らは、南九州地方・日向国・日向市・日向港及び日向浜海岸に出撃を開始したキリヤ公国連合国軍と鉢合わせと成ってしまった。



 武田家の密偵使者代表者は、商船団を率いる三崎港商会組合の組合長と言う身分と言う事にして居た。


「何と言う事だ。まさか海上封鎖が・・・此処まで厳しい物と成って居るとは・・・・・・・」


 武田家の密偵使者代表者は、島津大名王家国領へと向かうべく、貿易商帆船になり済ましつつ、島津家領である本領地の薩摩国を避け、大隅国や近海域の離島諸島へと向かい、其処から小舟を使って薩摩国の鹿児嶋市へと向かう計画で居た。


 しかしながら、その薩摩国へと向かうあらゆる海域で、キリヤ公国連合国は、海軍艦隊や海上警備隊艦隊を用いて、あらゆる民間商船に対して、臨検を行って居たのである。


 これでは迂闊な行動を取る事は、目的を達成する事を出来るどころか、あからさまな敵対行為の露見に繋がりかねない。


「如何致しますか?何でしたら、四国島地方経由で、漁師に身を扮してでも・・・・・」


「バカな事を言うなっ!!それはそれで行きは良いが、帰りがどうなるかが判らん、博打にも成り兼ねんっ!!」


「それでも帰り道のキリヤ公国連合国各国の国境関所での検閲は如何するのだ?」


「それは・・・・・・・」


「どの道、海上でこれでは、陸上で帰るのも無理であろう?」


「此処は島津家との同盟を締結を諦め、大人しく・・・・・本国へと帰るしかあるまい。」


「そんな、此処まで来て・・・・・・」


「どの道、この戦は島津家の敗戦は確定して居ると見るべきだ。」


「残念だが、事が発覚する前に撤収した方が武田家に取っては良いだろう。」


「組合長殿っ!!キリヤ公国本国政府と連合国各国自治政府が、損益分の保証金を支払うとの事ですので、その手続きをしたいと長宗我部家の吉良・親実さまから書類が来て居ります。」


「・・・・分かった、直ぐに参ると伝えろっ!!」


「はい」と言って、組合員に扮して居る武田家の者は、その場から去って行く。


「くそっ!!得られた成果は、見せ掛けに過ぎない安物の積荷に対する賠償金だけか・・・・儲けと言えば、儲けなのだろうが、主命を果たせなかった事は口惜しい。」


「おいっ!!お館様たちからの親書や同盟条件なんかを書かれて居る文章の類は、全て船内竈で処分して置けっ!!」


「アレが見つかると、武田家も即刻、島津家の同様に、キリヤ公国連合国の討伐対象成ってしまうぞっ!!急げっ!!」


「ははっ!!」と命じられた部下の一人は、船内台所に隠した機密文書を全て竈の火で燃やして処分するのであった。



 こうして、武田家・北条家お抱え偽装商船団・島津大名王家国訪問使節団一行らは、単なる積荷として、掻き集めた安い雑賀物に対する賠償金を受け取るだけと成り、島津大名王家国との同盟を締結という目的は果たせずに、やって来た道のりを帰って行く事に成った。


 その儲けは日本円で500万円に過ぎなかったが、キリヤ公国連合国中央政府から支払われた賠償金は、五千万円相当の金塊や銀塊が支払われた為、儲けたと言えるのだが、それはやり切れない想いが残る事に成ってしまう結果と成った。





  マギアンティア世界統一暦・1555年・11月20日・午後20時07分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・南九州島地方・アマテラス神皇国・島津大名王家・島津大名王家国領地・薩摩国・島津大名王家国首都・鹿児嶋市・島津大名王家居城・鶴山城・本丸御殿当主執務室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 アマテラス神皇国・九州地方平定征伐で犠牲と成った者たちの慰霊の意味を込めた夕食会も終わり、明日に備えて休もうと言う前に、勇治はアマテラス神皇国・九州地方平定征伐戦当事国・新将軍王の織田・和紗・信長を始めてして、キリヤ公国連合国中央政府の国防大臣の足柄・一輝・宗輝と外務大臣の結城・梅晴・春宗。 


 武勇名高き鬼島津と言われし人物として知られた島津家の次女の島津・弘美・義広。 


 その才智は天下に轟くと期待されて居る冷血なる軍師で島津家の三女の島津・利美・歳久と言った面々と軽く話す事になった。


「はぁ~、やっと終わった。島津軍とは二度と戦いたく有りませんね。」


「それは名誉な事だな。」


「姉さん、其処はもっと控えめに・・・・・」


「いいえ、嫌味とかでは無く、単に本当に、二度とやりたくないと思ったので、特に意味はありませんよ。」


「そうですか、本当にご迷惑をお掛け・・・」


「ですから気にしないで下さい。それよりも、政実さんからです。北条家の説得に失敗したとの事です。」


「北条家は、彼の独眼竜の説得交渉にも応じずか・・・・・・・・・」と島津・弘美は言う。


「と・・・言う事は、今度は東で戦ですか?」と島津・利美は、言い掛けた謝罪の言葉を飲み込み、新たな情報を聞き付け為に、その事に付いて聞き返す。


「直ぐに・・・と言う訳では無いだろう。」


「一輝さまの仰る通りです。北条・早雲殿は、北条家内の真っ二つの国論が常態化して居る今は、我らと話し合いによる合意は難しく、早雲殿が下手に動く事も難しいとの事です。」


「武田家の奴らも似たような物だとの情報も入って来て居る。」と結城・梅晴と足柄・一輝の二人は、面倒な事が山積みだなと溜息混じりに言うのであった。


「勇治陛下、万が一、アマテラス神皇国地方の東部で異変が起きた時は、我ら島津家の者に先鋒軍を御命じに成って下さい。」


「この私が武田家や北条家の軍勢を必ずや撃滅を・・・」と弘美は、勇治への忠誠を示すべく意気込む発言をしていた。


「いいえ、撃滅はダメです。懲らしめる程度で良いので、死人は少なくなるように努めて下さい。」



「くすっ!!陛下は難しい難題を命じに成られるですね。姉さん。」


「だが、やり甲斐が有る仕事だ。」


「ああ、それとお二人には、僕が主催する夏休み旅行にご招待します。是非ともご参加して欲しいです。」


「しかしながら、我らは敗戦国の敗戦者武将です。そんな我らは、キリヤ公国連合国中央政府に入って、日が浅く。敵対勢力でも有りました。」


「そんな我らが、陛下のご招待を受ける等と言った物は、相応しくないのでは?」と弘美は申し訳ないような顔付きで言う。


「姉さん。陛下は、こう仰りたいのでしょう。早くキリヤ公国連合国と言う国に馴染み、知己を広げる様にとのご配慮なのですよ。」


「はっ!?ああ、なるほど、そのようなお考えとは・・・・・お気遣い、本当に有り難う御座います。」


「いえいえ、それでは後ほどご招待状を送りますので、それに従って準備を進めて下さいね。」と、勇治はその場を締め括り、一同は解散と成ったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ