エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!22
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月20日・午前12時35分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城周辺地域・キリヤ公国連合国加盟諸国軍・肥後国・南肥後・人吉市・人吉城主・相良・晴陽・義陽・相良軍陣所付近・甲斐軍との合戦場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
甲斐宗運は、尚も新納院・高城を目指して突き進んで行き、羽柴家家臣・長浜領・長浜城代家老職・松下・佳代・之綱が率いる羽柴軍の遊撃部隊を突破っ!!
松下・佳代の本陣所を突っ切り、山内・伊右衛門・一豊旗下の三千人の中から、800人を率いて山内一豊が、慌てて背後へと軍勢を展開させて行く。
一豊は甲斐宗運と一騎打ちを挑むも破れてしまうが、手傷を負わせる事に成功するが、相打ちの引き分けとまで行かなかった。
それでも甲斐の鬼の猛攻は止まらず、前進を続けて行くが、戦局は次第に数で圧倒的に勝って居るキリヤ公国連合国軍に有利と成るのは自明の理なのは明確。
10万人もの大軍である九州統一平定南東方面征伐連合国軍に、真っ向から戦いを挑んだ島津・衣恵与・家久が率いる島津家残党軍の3500人と奇襲攻撃を仕掛けた甲斐宗運らは、次第に追い詰められて行く。
「殿っ!!家久様が撤退を為されるようですっ!!」
「・・・・そうか、恐らくは、説得されたか、これ以上戦っても無駄だと悟り、泣く泣く引き上げを決めたのだろう。」
「殿っ!!山田殿がっ!!」
「遂に動いたかっ!?覚悟を決めて城外への決戦を挑むとは、見上げた姫武将じゃっ!!」
「それに対応しようと、長宗我部軍が動き出しましぞっ!!」
「これで良い。これで良い・・・・・後は・・・・・」と睨んだ先には、肥後国地方に措いて、先祖代々甲斐家と助け合って来た武家たる相良家の軍旗が旗めいて居た軍勢・・・・・肥後国・南肥後・人吉市・人吉城主・相良・晴陽・義陽が率いる3000人。
その横には妹である相良・頼子・頼房が居並んで居た。
「後は相良晴広殿のご遺言を果たすのみっ!!この戦で相良家の価格を押し上げ、キリヤ公国本国の藩王にしてやる事で、わしの失態を償う事にも成ろうっ!!」
「殿っ!!お付き合いを致しますぞっ!!」
「好きにせいっ!!どうせ老将と老兵ばかりの死にたがりの物好きばかりじゃからのうっ!!」
「「「「「がははははははははははっ!!」」」」」
「「「「「がははははははははははっ!!」」」」」
「「「「「がははははははははははっ!!」」」」」
「「「「「がははははははははははっ!!」」」」」
「「「「「がははははははははははっ!!」」」」」
宗運と老将と老兵らは、苦笑交じりの皮肉を笑い合った。
「それでは逝くとしようぞっ!!若者たちと太平の世への道しるべと成る為にいいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーっ!!」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
甲斐家の猛者達らは、最後の決戦を挑もうと、槍や刀を片手にしながら、轟音の雄叫びの声を上げて駆けて行く。
その一方で、相良・晴陽・義陽が率いる3000人らは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「小父さま・・・・・・」
「姉さん・・・・如何すれば良いの?小父さんは・・・・・」
二人は迷って居た。
先祖代々・・そして父親から後事を託され、実の娘の様に、良くしてくれた宗運と戦う事に・・・・・・・・・・・・・・
「二人ともっ!!何をやって居るんだっ!!」
「伊達軍っ!!大内槍隊っ!!構ええええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!!」
「片平銃歩兵隊っ!!構ええええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!」
「撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!」
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!ズダダッーーーンッ!!
キリヤ公国連合国・アマテラス九州平定征伐連合国軍・第九連合国軍・奥州独立自治王国・伊達本隊軍の片平・渚・親綱隊の号令で、一斉にKRYN式歩兵小銃2式の銃声が鳴り響く。
相良姉妹の援軍に駆け付けたのは、・奥州独立自治王国・伊達本隊軍・副司令官・鬼庭・真礼・綱元・1500人を筆頭とする伊達軍で、大内隊と片平隊が駆け付けた来たらしい。
奥州独立自治王国・伊達本隊軍総司令官・伊達・成美・実重は、先陣を切りたがる性分なのは周知の事実なのだが、父親の代から傍に仕えて居る実家の家臣達に、総司令官なのたがら、自重して欲しいと止められてしまって居た。
今頃は数少ない出番を無くしてしまった事に、大いに悔しがって居る事だろう。
「綱元殿っ!?」
「伊達軍の援軍なの?」
「二人ともっ!!経緯はどうあれ、あの老将は、死に場所を求めて来て居るのよっ!!」
「あれは我が父と似たような人物。覚悟して来て居るのならば、説得は不可能っ!!」
「死にたく無ければ戦いなさいっ!!」と叫んで相良姉妹の二人を説得する鬼庭・真礼は、甲斐宗運の事を父親である鬼庭・左月斎になぞらえ、頑固な武辺者であると言い切った。
「真礼の言う通りだっ!!人柱に成ろうと言う御仁を相手に、説得なんぞ無粋っ!!」
「さぁ、お二人ともお覚悟をっ!!」と大内姉妹も腹を括れと言い放つ。
「姉さん・・・・・」
「小父さまっ!!わたくしたち・・・姉妹は、太平の世を築く為にっ!!勇治陛下と連合国の皆々様と民達の為に、参りますっ!!」
「相良家の武士たちよっ!!!!相手は音に聞こえし、肥後国に居わす甲斐の鬼ぞっ!!相手に取って不足なしっ!!」
「法螺貝をならせええええええぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「ブオオオォォォーーーーーーっ!!ブオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーっ!!ブオオオォォォーーーーーーっ!!ブオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーっ!!ブオオオォォォーーーーーーっ!!ブオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーっ!!」と法螺貝が戦場に鳴り響く。
「いざ参らんっ!!皆一斉にっ!!者共っ!!掛かれえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
意を決した相良・晴陽が指揮を執る相良軍は、甲斐軍と決戦を挑んだ。
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・相良・晴陽は、偶然か必然かは分からぬが、宗運とすれ違ったホンの一瞬の事である。
鋭く素早い槍裁きで彼を討ち取った。
「敵将っ!!甲斐宗運はっ!!相良・晴陽・義陽が討ち取ったりいいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーっ!!」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」
相良・晴陽が勝どきを上げるのと同時に、甲斐軍の生き残りは降伏。
その他の戦場での戦にも決着が付いた。
此処に新納院・高城の戦いは終局を迎えたのであった。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月20日・午前12時35分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・南九州島地方・アマテラス神皇国・キリヤ公国連合国加盟諸国・アマテラス織田自治神皇国同盟大名王家国・大友大名王家国領・筑前国・太宰鎮守府城・アマテラス織田自治神皇国所属武将・筒井順慶本陣所・旧藤原平庵京幕府将軍王朝政府・九州島地方方面防衛庁舎・太宰鎮守府城・本丸館御殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
島津大名王家国との戦いであるアマテラス神皇国・九州地方平定征伐戦こと、略称名・九州島地方戦役は、キリヤ公国連合国側の圧勝と成って居た。
そんな中で、最前線が島津大名王家国の薩摩国・大隅国と日向国南部に移動して居るせいか、制圧戦が終って居る後方の方はと言うと、暇に成って居た。
アマテラス織田自治神皇国傘下の大名王家国である筒井家の当主、筒井順慶は、新将軍王である織田・和紗・信長の命により、大和国の筒井城より遥々九州島地方へと出陣をして来て居た。
筒井順慶は、第二連合国軍の指揮官と成って居た明智・十華・光秀の指揮下の下で島津軍と戦うが、圧倒的な軍勢を誇るキリヤ公国連合国軍の前に、あっという間に撃破をされてしまった。
龍造寺家への救援隊として筒井順慶・松永久秀・稲葉良道・斉藤利光・明智秀満・波多野秀治・京極高次・高知兄弟等を併せた2万は、雫ヶ岳・田原坂の戦いの後方支援と街道封鎖に向かった明智軍を除き、肥前国の治安部隊として、戦後処理と復興支援も含めた、治安維持に努めて居た。
所謂、マギアンティア世界版のPKО活動して居るのである。
その中で筒井軍は、そこそこの手柄を上げつつ、自国軍の被害も出なさそうな任務を進んで買って出て居た。
その任務とは後方警備と支援である。
有り体に言えば、拠点防衛をして居た。
筒井軍が請け負った任務は、かつて旧藤原平庵京幕府将軍王朝政府・九州島地方方面防衛庁舎が置かれて居た太宰鎮守府城の防衛と管理である。
太宰鎮守府城は、第二将軍王朝である藤原家の藤原平庵京幕府将軍王朝が、国外からやって来る異国軍や海賊への防衛政策の為に造られた九州島地方の防衛要塞城である。
しかしながら、此処が使われたのは、アマテラス神皇国地方の歴史上、只の一回だけで、その一回と言うのは、ゲルニアン帝国がアマテラス神皇国へと大艦隊を使って大軍を派遣して攻め取ろうとした、ゲル交戦役合戦と言う戦いだった。
ゲルニアン帝国は、ローマリャニア帝国の商人であるマルコス・ポワーロが、大華天帝国・クーロンに渡った時に、アマテラス神皇国地方に渡った事が有ると言うクーロン人商人から見聞きしたと言う事を書き記した東方アマテラス神皇国地方見聞録の内容で、アマテラス神皇国地方は黄金が腐るほどに採れると言う話を本気で信じてしまった為、その黄金鉱山を手中に収めてようと軍勢を派遣。
しかしながら、遠征に出かけたゲルニアン帝国東方海域征伐軍は、アマテラス神皇国地方の武士たちにコテンパンに撃退されてしまった。
この大戦でアマテラス神皇国は歴史上初めての対外戦争を経験するが、これが原因で北条執権政治政権が没落してしまう事に成った。
そんな謂れの有る太宰鎮守府城の今はと言うと、神社の様な扱いの建物と化して居り、管理の方も空き家と言っても差し支えないと言う状態に有った。
今後は織田家が管理して行く事に成った為、その手始めとして、九州島地方戦役の拠点として久方ぶりに使われて居たが、序でだからだと建て替え工事が行われる事に成った。
その工事も請け負った筒井軍と筒井順慶は、先祖代々大和国の自社管理もして居たお家柄であるので、得意分野でもあったりする。
トントンっ!!トントンっ!!トントンっ!!
カーンっ!!カーンっ!!カーンっ!!
金槌や大槌による景気の良い音が響き渡る。
「何と名誉な事だろうか、我が筒井家がゲル交戦役合戦で使われた。歴史ある太宰鎮守府城の修繕工事と建て替え工事を請け負う事に成ろうとは・・・・・・・・」
トントンっ!!トントンっ!!トントンっ!!
カーンっ!!カーンっ!!カーンっ!!
建て替え修繕工事は、熟練の職人による伝統的な工法を使った工事で進められる一方で、キリヤ公国連合国・先進4ヵ地方地域領からやって来た建設株式会社による機械機材を用いた作業も行われて居た。
「筒井さーんっ!!」
「何でしょうか?」
「此方の社御殿なんですけど、塗装作業と色合いは・・・・・」
「それならば、我が筒井家のお抱え職人と新トウキョウの塗装工務店の方々に、お任せるする予定です。」
「分かりました。そのように手配します。」
「お願いします。」
順慶とやり取りをして居たのは、ナデシコ地方自治州区の建設株式会社の現場監督者で、設計図を片手に様々な国籍地域の建築関係者と供に、立派な建物を復元しようと張り切って工事に勤しんで居た。
後に九州島地方方面防衛庁舎・太宰鎮守府城は、国防庁舎でありながらも、ゲル交戦役合戦と九州島地方戦役で亡くなった人々を慰霊する施設を併せ持ったアマテラス太宰府天満宮とアマテラス太宰鎮守府城と言う二つの施設から成る観光名所と成って行く事に成る。
特にアマテラス太宰府天満宮にお参りをすれば、絶対に勝てる様に成ると言う評判が付く事に成った。