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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第10章 アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!
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エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!9 

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前10時50分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城周辺地域にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 阿波国・讃岐国・徳島城主で、織田家傘下の大名王家である三好・慶香・長慶を九州統一平定南東方面征伐連合国軍の開城交渉団代表とする使節団一行は、新納院・高城を守る姫武将、山田・理安・有信との会談を終えて、城から退去して居た帰りの事である。


「佳代さん。脈は有ると思う?」


「そうですね・・・・・良く見積もって、凡そ3割って所でしょうか?」


「説得交渉をする事も良くある佳代さんでも、手こずりそうだと言うのですから、かなりの頑固者ですわね?」


「鞠華さま。頑固者が簡単に縦に頭を下げる様ならば、とっくの昔に世の中の戦と言うのは、凡そ半分程度は、意図も簡単に終わって居る筈です。」


「確かに、岡ヶ狭間の戦いの時に安条城に居たお父様から聞いたお話なのですが、真っ先に義本公のご遺体を取り戻すんだと叫んだのは、七未の御父上である岡部元信おじ様ですものね。」


「謁見して見て、一目で分かりましたわ。山田殿は、元信おじ様とも似たような感じの雰囲気が、お有りのお方だと御見受け致します。」


「あー、父上も岡ヶ狭間の戦いで、義本公と雪斎殿らの遺体を返せっ!!と信長様に向かって、大声で叫びながら豪語して居たからな。」


「俺には、その気持ちは良く分かるぞっ!!」


「それを世間一般では面倒くさいと言うのよ。」


「「「「「うんうん」」」」と頷く4人の姫武将。


「何はともあれ、国枝殿の策は成功と言う事ね。」と言う、三好・慶香。


「これは失敗を前提に考えられて居る作戦だから、ホンとあくどいですね。」と呆れる松下・佳代。


「全くですわ。本当に食えない鬼の国親殿ですわ。」と今川・鞠華らと供に、皮肉る一同であった。





 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前10時50分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・本丸館御殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 阿波国・讃岐国・徳島城主で、織田家傘下の大名王家である三好・慶香・長慶を九州統一平定南東方面征伐連合国軍の開城交渉団代表とする使節団一行は、新納院・高城を守る姫武将、山田・理安・有信との会談を終えて、城から退去して行った後の事である。



 新納院・高城を死守する頑固な山田・理安・有信は、使者が立ち去った後の本丸館御殿の謁見の間で、キリヤ公国連合国・宗主国王・桐谷勇治からの降伏勧告状と日向国・新納院・高城の無血開城の嘆願書。


 更には仕官招致状の三つを又止めて書かれた書状を開きっぱなしで、家臣達と供に見詰めていた。


「殿っ!!明らかに・・・・これは位討ちでは?」


「いいやっ!!彼の少年王は、姑息な真似はしないと聞く。」


「これは単なる殿への温情と捉えて良い。」


「しかしながら殿、これは予想外のお誘いでしたな。」


「・・・・ふっ!!この私の様な頑固者が欲しいか・・・・丸で惚れられた男から、恋文を貰ったかのような心地だ。ふむ、悪くない。」


「だがしかし、私の主はあくまでも島津家、ひいては主君たる島津・弘美・義広様である。」


「これは丁重に御礼申し上げて、お断りをさせ貰うと思う。」 


「宜しいのですか?」


「ご家老殿の仰る通り。これは万が一・・・の際の為に使える手段にも成ります。」



「キリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度。第9位・男爵位を貰う事に付いては兎も角として、今は島津家は敗戦の危機と言うより、滅亡は確実です。」


「大名王家としての島津家がお取り潰しが確定して居る現状での中で、殿が少年王から直轄領地をご拝領と在らば、それを利用して、少なくとも島津家・4女で在らせられる家久様をお預かりして、保護を為さる理由には為り得ます。」と重臣の一人は、最悪の中でも、冷静沈着に確実に取れる手段を主に進言する。



「分かって居る。だがな、この程度の事で爵位はおろか、小さな領地を敵国の国王から頂き、その家来と成ったと有れば、諸外国の笑い者に成るやも知れん。」


「殿~っ!!頑固者なのは、分かって居りますが、せめて此処は、広い見識を以ってのご判断をして下さい。」


「その通りですぞっ!!彼の少年王からのご厚意とご温情なのですぞっ!!」


「それに少年王は降った者や国家には、とても慈悲深いと専らの評判の良いお方。きっと殿とは気が合うでしょうに・・・・・・」


「だろうな。だからこそ、会いたくない。」


「会えば、きっと私は、勇治陛下に臣下の礼を取るだろう。それに私は安くない女・・・・姫武将だからな。簡単には値切らないぞっ!!うふふ・・・・・・・・・」と楽しそうに言い切ると、送られて来た勇治から書状を実家に送る様にと、使い番の兵士に言い渡す。



 万が一の場合は、この書状を山田家領へと持って行き、次なる山田家の新当主が、キリヤ公国連合国に持って行き、仕官させて貰えと言い含めて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前10時50分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・九州統一平定南東方面征伐連合国軍・九州統一平定南東方面征伐連合国軍本陣所・北東部・森城村・アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿・羽柴家重臣軍師・竹中家・竹中軍・竹中・半那・治重本陣所にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



此処は新納院・高城から見て北東部に位置する森城村と言う村落。


今は戦の最中と言う事で、島津家がこの辺り一帯の住民たちを大隅国に在る臨時の避難所へと退避させて居るので、今は無人の村落と成って居る。


 其処を間借りする事にして居るのは、九州統一平定南東方面征伐連合国軍・司令官の竹中・半那の軍勢で、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿と言う神社の社殿であった。


 其処を新納院・高城を攻略戦を行う九州統一平定南東方面征伐連合国軍の本陣所とし、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿と村全体には、竹中・半那が使えて居る羽柴家の家紋である瓢箪家紋と桐紋。


 竹中家の軍旗・家紋である九枚笹紋旗とキリヤ公国連合国の正式加盟構成国の軍勢である事を示す、キリヤ公国旗である王家の家紋章の白地に桐花と朝陽旗が翻って居た。



 更には竹中家が所属するアマテラス織田自治神皇国の国旗・軍旗である旗がはためてい居る。 


 その旗とは?燦々と輝く朝日が描かれたアマテラス左陽光朝日旗と織田木瓜家紋旗を国旗と家紋として使用し、軍旗には黄色の布地に永楽通銭旗と黒・白・黄色の布地から成る織田木瓜紋旗であった。


 アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿の社殿を本陣所として居る竹中・半那は、新納院・高城攻略作戦を引き受けた、長宗我部家の先代当主である長宗我部・国枝・国親。


 それと二度目の説得を任された 阿波国・讃岐国・徳島城主で、織田家傘下の大名王家である三好・慶香・長慶を九州統一平定南東方面征伐連合国軍の開城交渉団代表とする使節団一行は、新納院・高城を守る姫武将、山田・理安・有信との会談を終えて、城から戻って来て居た。



今はその報告を聞いて居た。


「案の定、山田殿は、開城には応じる様子も素振りも無い様子。」


「それどころか、腹を切るか、討ち死にする覚悟の様子でした。」



「それは此方の思惑通りですね。」


「国枝殿。それでは意味が・・・ああっ!!そう言う事ですか?」


「貴女様が、何を分かったのかは、私には判り兼ねますが、それに付いては、概ね合って居ると思いますよ。」


「流石は年の功ですね。これは口説く事や開城を目的として居ない・・・いや、此方側から開城させる事を想定して居ないのですね?」


「ええ、此方は開城をして欲しいと仕掛けては居ますが、城を開城させるのは、あくまで向こう側なのです。」


「山田殿の性格上、こちらから何を言っても聞く耳を持たないでしょう。」


「あのー、国枝さん。それは・・・・」


「ええ、その企みを聞いて居るこっちは、何だか騙し討ちをする以上に、あくどい開城作戦かと思いますわ。」今川・鞠華と締め括る。


「「うんうん」」今川・鞠華の家臣達は、思わず同時に頷いて居たりする。


「それでは、もう一押しをします。」


「もう一押しですか?・・・・まぁ、そうでしょうね。国枝さんが勇治陛下に頼み込んで、書いて頂きました開城勧告状は、一通では有りませんし、断られる事も想定済みの物なのですからね。」


「要は、山田殿が降伏しても良いと言える状況を作るのが、この作戦の肝なのですから・・・・・」と言って、その場の報告会を締め括る竹中・半那なのであった。


果たして・・・・長宗我部・国枝の一計とは?


一体、何なのであろうか?


それは間もなく分かる事に成るだろう。

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