エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!8
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前9時00分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城周辺地域にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新納院・高城に籠城を決めた、島津家の姫武将である山田・理安・有信の攻略作戦を引き受けた、長宗我部・国枝・国親は、キリヤ公国連合国の盟主王である桐谷勇治をも巻き込み、とある作戦を決定する。
それは何かと言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「相も変わらず、見渡す限りの大軍勢か・・・ここ数日ほど見て居るが、これだけの軍勢を揃えられる国力と軍事力に、只々呆れるばかりだな・・・・んん?!」と、とある南東方面を見張る役目に成って居る一人の足軽兵は、見張り櫓から新納院・高城の南東方面の入口に向かって、新たに近付いて来る200名ばかりの部隊を発見する。
「又もや小勢の部隊か?」
「如何した?」
「アレを見てみろっ!」
「んん?ああ、なるほどな。見たところ、斥候部隊では無いな。複数の軍旗がはためいて居るし、一際目立って居る白旗も上がって居る。」
「ああ・・・・・と言う事は、また降伏勧告の使者のようだ。」
「如何する?追い返すか?」
「馬鹿を言え、此方は討ち死に覚悟の足止め籠城を決め込んで居るとは言え、殿は如何なる相手であっても無礼な振る舞いを嫌う、そんなご気性のお方だ。」
「面倒な事だが、以前のご隠居様方が来られた様に、丁重に迎えるのだ。」と話し合って居た足軽兵たち等は、主である山田・理安・有信に、またもや新たなる降伏勧告の使者が、この城へとやって来た事を伝令兵に伝えさせるのであった。
新納院・高城は、南に三財川、北に一ツ瀬川に挟まれた岩戸原の標高60メートルほどの台地の縁辺に建てられ、北側、東側、南側は絶壁で、唯一平地に繋がっている西側には7つもの空掘を設けてありそのど真ん中にある木城高山に築かた岡山城である。
その様な新納院・高城に、キリヤ公国連合国から、新たなる降伏勧告または無血開城を目的とした応交渉をしにやって来た、使者が現れてから30分ほどが経ち、城内では慌ただしくなる。
山田・理安は、取り敢えずは、以前にもやって来た旧主である島津家先代当主であり、今は隠居人である島津貴久らを受けて居れた時の様に、キリヤ公国連合国側の使者を受け入れる事にし、南東方面の城門を開け、使者たちを受け入れる事にした。
その南東部方向に在る一本の道に、白旗を掲げて、4つの家紋旗を掲げた一団が、ゆっくりとした足取りで、物々しい雰囲気が漂う新納院・高城へと登って来て居た。
その使者とは以下の通りと成って居る。
阿波国・讃岐国・徳島城主・三好・慶香・長慶
羽柴家家臣・長浜領・長浜城代家老職・松下・佳代・之綱
元駿河国大名王家・現今川家当主・徳川家嘱託客武将・今川・鞠華・氏真
今川軍旗下・岡部隊・岡部・七未・正綱
今川軍旗下・朝比奈隊・朝比奈・保美・泰勝
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前9時00分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・本丸館御殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本丸館に本陣所を置いて居る山田家軍の重臣達と将兵達は、いよいよ本当に遂に戦になるのでは無いのか?・・・・と、騒ぎ出すが、籠城軍の守将大将である山田・理安は、冷静な対応を取って、山田軍の総員に対して、落ち着くようにと呼び掛けて居た。
「・・・・皆の者っ!!騒ぐ事無く、一先ずは落ち着くのだっ!!」
「しかしですが、殿。今度の使者の代表には、足柄室町幕府将軍王政府政権下に措いて、畿内管領職を勤めて居た細川元晴旗下に居た。四国地方守護代と言う守護代大名王家の家柄の三好・慶香・長慶殿です。」
「他にも、元駿河国大名王家・現今川家当主・徳川家嘱託客武将・今川・鞠華・氏真殿。」
「そして、かつては今川家臣でも在り、遠江国の国人衆でも在った姫武将、今は羽柴家家臣・長浜領・長浜城代家老職を務めて居る松下・佳代・之綱殿。」
「今では、かつての地方領主時代での軍事・外交・内政での腕の高さから、アマテラス神皇国地方内では、遠江国の出来人と呼ばれて居る評判の良い才女とのこと。」
「何れの人物も、過去では位を極め、栄華を極めては居ましたが、一旦は没落し、どん底から這い上がって、今は新たなる地位を築き上げた、没落武家の姫武士として名高い者達ばかりですぞっ!!」
「その様な人物たちを使者として、我らに遣わすとは、一体全体、キリヤ公国連合国の宗主国王である少年王や九州統一平定南東方面征伐連合国軍・司令官たる竹中・半那・治重殿らは、何を考え企んで居るのでしょうな?」と山田家の家老職の一人は、使者としてやって来た人物の素性を人取り説明をしながら、その目的を怪しんで居る様子。
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月16日・午前9時20分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・本丸館御殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
阿波国・讃岐国・徳島城主で、織田家傘下の大名王家である三好・慶香・長慶を九州統一平定南東方面征伐連合国軍の開城交渉団代表とする使節団一行は、山田家の家老職の武士に誘われ、監視の近習武士に囲まれつつ、補佐の羽柴家家臣・長浜領・長浜城代家老職・松下・佳代・之綱。
説得役を担う事に成った、元駿河国大名王家・現今川家当主・徳川家嘱託客武将・今川・鞠華・氏真。
そして、その配下である今川軍旗下・岡部隊・岡部・七未・正綱と朝比奈隊・朝比奈・保美・泰勝の二人も、今の待遇は悪くないし、この攻城戦を無事に乗り切れば、敵味方を関係無く、キリヤ公国本国政府と桐谷勇治は、キリヤ公国連合国の何れかの地位を確約出来ると述べる証人として同行をしていた。
「初めまして、私はキリヤ公国連合国加盟国。アマテラス織田自治神皇国の旗下大名王家、三好家当主の三好・慶香・長慶です。」
「羽柴家家臣・長浜領・長浜城代家老職・松下・佳代・之綱です。」
「元駿河国大名王家・現今川家当主・徳川家嘱託客武将・今川・鞠華・氏真ですわ。」
「此方はわたくしが信頼して居る。家臣の岡部・七未・正綱と朝比奈・保美・泰勝ですわ。」と紹介された二人は、軽く会釈をする。
「これはこれは、アマテラス神皇国地方の名立たる大名王家のご当主、並びに名将の方々にお会い出来た事は、誠に恐悦至極であります。」と山田・理安も、社交辞令的な挨拶を交わしつつ、一礼を返し、頭を下げた。
「さて、本日はお互いに戦が何時、始まるのかも判らない中の忙しい中で、敵城へと参られた御用向きを伺いましょうか?」
「佳代殿。」
「はい。」と佳代は、長宗我部家先代当主・長宗我部・国枝・国親から、宗主国王桐谷勇治からの書状を預かって居たものを読み上げる。
「我らがキリヤ公国連合国・宗主国王、桐谷勇治陛下よりの書状を読み上げますっ!!」と高らかに言う佳代。
それを聞くと姿勢を正す山田・理安と山田家の家臣団たち。
流石に例え敵であっても、一国の国王からの書状を無下に聞くのは失礼であると言う家風の姿勢を取って居るらしく、規律正しい当主と家臣団らしい振る舞いの者達であった。
「アマテラス神皇国地方・日向国・新納院・高城の守備任務城主・山田・理安・有信殿。」
「貴女の戦場での心意気と貫く心構えの姿勢、誠に素晴らしいと思います。」
「ですが、僕はその様な貴女には死んで欲しくは有りません。」
「これは全て戦に措いて、僕が取って居る我儘な姿勢ですが、貴女を含めて、敵味方の区別する事無く。戦場に立って居る多くの方を早く戦と言う苦しみから救いたい想いから来る物です。」
「其処で貴女には、出来れば・・・日向国・新納院・高城の無血開城をお願い致します。」
「そして、その事が元で、島津家での悪評または、居辛いと言う事に成った場合は・・・・いいえ、それに関係無く。僕は貴女が欲しいと思って居ます。」
「これは貴女に対する買収行為では無く、僕個人からのお願いです。」
「其処で貴女には、僕の家臣と成った場合に措いて、キリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度。第9位・男爵位と直轄領地をお任せします。どうか賢明なるご判断をお願い致します。」
「キリヤ公国連合国・宗主国王・桐谷勇治。」と読み終える佳代。
「以上が勇治陛下からお言葉ですわ。」と今川・鞠華は締め括る。
如何やら交渉する上で、各々役目を分けて居るらしい。
「・・・・・・これは、何んと予想外の事です。勇治陛下が、この私の様な凡庸な姫武将を評価して下さるとは、誠に以って、勿体ないお言葉です。」
「陛下はお優しい方ですわ。わたくし達ような姫武将を含めた武人、それも敵味方を関係無く慈悲の心を以って接して居らますわ。」と今川・鞠華は述べつつ、配下である二人にも目配せをして説得を仕掛けさせた。
「主の仰って居られる通りです。山田殿。キリヤ公国連合国と島津家の戦は、既に勝敗が決して居ります。」
「見たところ・・・貴女は、島津家とキリヤ公国連合国との和平交渉か講和交渉がし易い様にするべく。主家の為に時間稼ぎを為さりたいでしょう?」
「そうされたいのは分かりますが、間も無く決着が付くと言う、この時期に、わざわざ無駄死にを為されるのは、如何なものかと愚行を致します。」と、今川・鞠華の家臣である岡部・七未・正綱と朝比奈・保美・泰勝も説得を仕掛けた。
「敗北は終わりでは有りません。其処から立ち直り、這い上がる事も、何時でも出来るのです。」
「佳代さんの仰って居られる通り、此処に居る方々は、何れも戦に負け、家を潰した事が有ります。」
「山田殿。私と勇治陛下は、貴女が討ち死にや自決される事を望みません。」
「如何か大局的な見地を鑑みて、勇治陛下からのご提案をお考え、熟慮の上でご返事を頂けます様にお願いします。」と締めくくる三好・慶香。
「元アマテラス皇国足柄幕府将軍王朝・四国地方守護代を務めて居られた三好様のお言葉です。そして、宗主国王で在らせられる勇治陛下からお慈悲のお言葉を有り難く、ご拝命を致します。」
「この書状に書かれて居る内容付いての一件は、此処に居並ぶ家臣達と翌々検討をした上で、ご返事を申し上げる。」
「皆々様方、ご使者のお役目、ご苦労様でした。」と述べて、会談はお開きとなった。