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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第10章 アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!
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エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!6 

  マギアンティア世界統一暦・1555年・11月15日・午後13時37分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・本丸館御殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 本丸館に本陣所を置いて居る山田家軍の総大将である山田・理安と重臣達等は、キリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍の使者が現れる。



 その使者一行として、島津家第15代当主・現島津大名王家、先代当主隠居人・島津貴久殿と島津家・筆頭家老の伊集院・幸枝・忠棟いじゅういん・さちえ・ただむね


 長宗我部・国枝・国親と稲葉・一徹・良通の4名らは、新納院・高城の主将、山田・理安・有信殿に降伏するように説得するべく、使者として新納院・高城へと登城をして来た。


 使者である4名が、新納院・高城の本丸館御殿前で、護衛部隊と別れると、4名は謁見の間へと通される。


 謁見の間では、新納院・高城の守将城主である山田・理安が、上座に座り使者たちを出迎える。


 キリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍の使者の代表は、長宗我部・国枝・国親とされ、その補佐には島津貴久と成って居る。


 織田家・稲葉家軍副将及び九州統一平定南東方面征伐連合国軍付き顧問・稲葉・一徹・良通と島津家・筆頭家老の伊集院・幸枝・忠棟の二人は、山田・理安と山田軍武将達に対する説得要員である。


 伊集院・幸枝はね島津家の立場から説得し、稲葉・一徹は、かつては斉藤道三に仕え、その息子である斎藤義竜にも反旗を翻し、美濃国の内乱を防ごうと主家から道三の義娘である織田・和紗・信長に仕える英断したと言う立場から、山田・理安らの説得を試みると言うものである。


 4人は、謁見の間に通されると、指定された場所に座り、長宗我部・国枝から名乗りを上げる。


「キリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍・新納院・高城への使者代表並びに、長宗我部家軍、後詰め武将、長宗我部・国枝・国親です。」


「織田家・稲葉家軍副将及び九州統一平定南東方面征伐連合国軍付き顧問・稲葉・一徹・良通である。」


「キリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍・新納院・高城への使者代表補佐を務める事に成った島津貴久。」


「島津家・筆頭家老の伊集院・幸枝・忠棟です。此処には貴女たちへの説得をキリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍総司令部へと願い出て、此処に来て居ます。」


「新納院・高城、島津家軍守将。山田・理安・有信です。」



「ご使者のお役目、誠にご苦労との事と存じます。」


「並びにご隠居さま。そして、親愛なる同僚たる幸枝には、お手を煩わせて、誠に申し訳ないと思って居ます。」



「だったら、我々が言いたい事は分かってる居るな?」


「はっ!!」


「理安。変な意地は張らないわよね?」


「・・・誠に申し訳ございません。私は・・・・此処で皆様と戦い。城を枕に討ち果てる所存で御座います。」



「・・・・・そう来るよな。お前はそう言う奴だものな。」


「はぁ~、ホンとめんどくさい石頭よね。」



「石頭でめんどくさて結構っ!!そう言うバカでなくては、主家に忠義を示せない物であるからですっ!!」


 山田・理安は、清々しく、先の主君にして、先代島津家当主だった貴久や知己の在る伊集院・幸枝の説得すら、突っ撥ねて見せた。


「はっはっはっはっはっ、これはこれは、今時の若者にしては、中々に気骨のある姫武将殿ですな。」


「頑固一徹と称される。一徹殿に褒められるとは、光栄の至り。」と頭を下げる 山田・理安は、一徹に褒められた事に感謝を表すべく、首を垂れる。



「お三方、説得をしにやって来たのに、もう諦めるのですか?」


「国枝殿。この者は頑固者です。それもめんどくさいこと、この上ないくらいに・・・・・・」


「こうなったら梃子でも動かぬ積りでしょう。言うだけ無駄です。」


「その様ですな。このワシが言うのですら、間違いない。」と、お墨付きを与えてしまう一徹。


「はぁ~、分かりました。ですが・・・・・直ぐには会戦とは成りません。我らは貴女たちの首は欲しくは有りません。」


「キリヤ公国連合国の方針は、あくまでも平和主義です。桐谷勇治陛下は、無駄で無意味な死を悼み嫌う、慈悲深きお方です。」


「山田・理安・有信殿は、才有るお方であると、貴久殿から伺って居ます。」


「その様な人物を此処で摘み取ってしまうのは、この世界に取っての損失であると、私は考えます。」


「ですので、無条件で新納院・高城の無血開城をお願い致します。」


「国親殿のお言葉、大変にありがたく頂戴します。ですが・・・・・ご隠居さま。そして、親愛なる同僚たる幸枝。」


「如何に親しい間柄である二人に説得されようとも、この山田・理安・有信は、一歩も退く気は御座いません。」


「お引き取りを・・・・・・・」と、最後に山田・理安は覇気の有る鋭い目付きで、使者たちを睨み付け、丁重にお帰りを頂いたのであった。




 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月15日・午後14時20分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・日向国・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城周辺地域・キリヤ公国連合国・九州統一平定南東方面征伐連合国軍・新納院・高城開城勧告使者団一行にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 新納院・高城を守る山田・理安・有信の説得に失敗した長宗我部・国枝達は、九州統一平定南東方面征伐連合国軍・九州統一平定南東方面征伐連合国軍本陣所へと退き返して居た。



「はっはっはっはっはっ!!貴久殿。ワシは山田・理安殿を気に入りましたぞいっ!!」


「あははは、一徹殿。せっかくのお褒めの言葉ですが、私としては、耳が痛いですなぁ~」


「正しくその通りですわ、ご隠居さま。彼の頑固一徹として勇名を馳せて居るお方から、墨付きを下さるのは、大変に名誉な事ですが、今の我らには、大変に耳が痛い。」



 島津貴久と伊集院・幸枝の二人は、最初から予想されて居た事とは言え、耳が痛い話であった。


「貴久殿。有信殿の説得は、時間を掛ければ出来ますか?」


「無理ですね。彼女が私の説得に応じてくれないのは、今のは私は、彼女に取って、主家では在るが、主では無いからです。」


「国枝殿。理安は公私を分ける性格です。今の彼女の主は、弘美様です。詰まりは島津・弘美・義弘様からの命令。もしくは今の島津家執政を握って居る。ご姉妹方の何れかのお方からのお墨付きが無ければ、降伏を受け入れないと言って居るのですよ。」


「なるほどね。それは面倒くさい娘。でも・・・・それならば、搦め手を幾つかを仕掛け、最後に決めてを打ち込めれば、何とか成るかも知れません。」


「国枝殿。何か策がお有りかな?」と一徹は聞き返す。


「この私とて、伊達に四国地方の群雄割拠を相手取っては居ませんよ。小娘一人を手玉に取れなくて、鬼の国親と世間からは、称されますか?」


「確かに、それでは長宗我部家先代鬼のお手並み、拝見させて頂くとしましょうかな?」と一徹は締め括る。


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