エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝・新納院・高城の戦いっ!!孤高忠義臣っ!!山田・理安・有信の戦いっ!!3
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月12日・午後13時13分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・島津家領・南九州地方・木城地方・木城南部地方・木城高山・島津軍・日向国支城・山田・理安・有信守将拠点城・新納院・高城・九州統一平定南東方面征伐連合国軍・九州統一平定南東方面征伐連合国軍本陣所・北東部・森城村・アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿・羽柴家重臣軍師・竹中家・竹中軍・竹中・半那・治重本陣所にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
此処は、新納院・高城から見て、北東部に位置する森城村と言う村落である。
今は戦の最中と言う事で、島津家がこの辺り一帯の住民たちを大隅国に在る臨時の避難所へと退避させて居るので、今は無人の村落と成って居る。
其処を間借りする事にして居るのは、九州統一平定南東方面征伐連合国軍・司令官の竹中・半那の軍勢たる竹中軍が、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿と言う神社の社殿であった。
其処を新納院・高城を攻略戦を行う九州統一平定南東方面征伐連合国軍の本陣所とし、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿と村全体には、竹中・半那が仕えて居る羽柴家の家紋である瓢箪家紋と桐紋。
竹中家の軍旗・家紋である九枚笹紋旗とキリヤ公国連合国の正式加盟構成国の軍勢である事を示す、キリヤ公国旗である公王家の家紋章の白地に桐花と朝陽旗が翻って居た。
更にオマケと言わんばかりに、竹中家が所属するアマテラス織田自治神皇国の国旗・軍旗である旗がはためてい居る。
その旗とは?燦々と輝く朝日が描かれた、アマテラス左陽光朝日旗と織田木瓜家紋旗を国旗・家紋として使用し、軍旗には黄色の布地に永楽通銭旗と黒・白・黄色の布地から成る織田木瓜紋旗であった。
そんな数多くの軍旗・家紋旗が居並ぶ、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿の社殿を本陣所として居る竹中・半那は、味方軍勢の配置図を見ながら、新納院・高城攻略戦を見据えた軍議に備えて居た。
其処には既に、幾人かの武将達が、軍議に参加をするべく、やって来て居た。
先ず本陣所を開いて、直ぐに最初に現れたのは、稲葉親子であった。
織田家・美濃国・揖斐郡地方・揖斐川町・曽根城主・稲葉・福・貞通。
織田家・美濃国・揖斐郡地方・揖斐川町・稲葉家先代当主・稲葉・一徹・良道。
この稲葉親子はと言うよりは、稲葉・一徹が、キリヤ公国連合国・国防大臣・足柄・一輝・宗輝。
アマテラス織田自治神皇国・将軍王・織田・和紗・信長。
そして、本隊軍と合流を果たした事により、アマテラス九州平定征伐連合国軍・先鋒軍司令官付参謀総長・黒田・雫・隆孝と言った面々による推薦を受けて、九州統一平定南東方面征伐連合国軍付き顧問と成って居た。
こう言った経験豊富な人材派遣をする事により、思わぬトラブル発生を防いだり、素早い対処をする事を目的として、キリヤ公国連合国軍・総司令部は、年配者を派遣して居るのであった。
次に長宗我部軍・6000人を率いて居る土佐国大名王家・長宗我部家当主・浦戸城主・長宗我部・智華・元親が、一方面軍司令官として座って居た。
長宗我部軍は、キリヤ公国本国政府から撫子型戦闘艦船を下賜されて、この戦に参加を要請されて居る為、それなりの地位を得ていたアマテラス神皇国地方の大名王家である。
他にもアマテラス織田自治神皇国・伊勢国・北伊勢地方・安濃津市・安濃津城主・丹羽・米実・永秀・アマテラス織田自治神皇国海軍・揚陸艦隊20隻艦隊司令官(臨時)とアマテラス織田自治神皇国陸軍・3000人(丹羽家軍)が参陣と言うよりは、同行して居ると言った方が正しいのかも知れない従軍であった。
丹羽軍は、織田家本隊軍の一隊として、九州統一平定南東方面征伐連合国軍に配置をされた一軍であった。
そんな訳で当然の事ながら、丹羽・米実も、アマテラス大日太陽神殿・森城村社殿の社殿を本陣所で行われる軍議への参加をする義務があるので、彼女も席に着いて居た。
そんな陣容が集まって居るが、まだ新納院・高城攻略戦軍議が開かれまでの時間には余裕が有るし、集まるのにも時間が掛かる。
各陣の設営作業や主要大将の総本陣への移動する時間も掛かるので、先にやって来た姫武将・武将・将官達らは、竹中家の家中の世話係者達等による、お茶とお茶菓子を楽しみながら待ち時間を潰して居た。
そんな時である。
竹中家の主要家臣の一人が現れ、来客を知らせて来た。
「申し上げます。」
「何でしょうか?」
「はっ!!長宗我部家の先代当主である長宗我部・国枝・国親さまが、200人の手勢と供に、御参着されたとの事です。」
「国枝さんがですか?」
「母様ですか?もう九州島地方での戦も終わりに差し掛かろうとして居るこの時に、一体、何をしに来たのだろう?」と首を傾げる娘の長宗我部・智華であった。
それから少しだけ間を措いて、長宗我部・国枝が護衛を伴って本陣所へと現れた。
長宗我部・国枝・国親とは?
長宗我部家の先代当主で、長宗我部・智華・元親ら三姉妹の母親で、母性愛に満ちた笑顔が素敵なスラリとした背丈と整ったボデイスタイルを持ったお姉さん風のお母さん。
普段は、のほほんとした性格だが、頭は冴え切れる上に、戦場では鬼の様な強さを誇って居た事から、四国地方では鬼の国枝。
又は鬼の国親と呼ばれた人物で、今でもその片鱗を見ると縮こまってしまう旦那さんは、彼女の尻に敷かれて居ると言う話。
そんな人物が、如何なる理由が有って、娘達が居る最前線に現れたのだろうか?
来着の報せが来てから5分後の事である。
長宗我部・国枝は、本陣所の会議所へと現れた。
竹中家の案内役に導かれ、指定された席に着くと、竹中・半那と挨拶を交わす国枝。
「半那殿。暫く振りですね。」
「これは国枝さん。間も無く、この戦も終盤が近いと言うこの時期に、この様な最前線へと起こしに成られるとは、流石の私としても、とても珍しく、ビックリとさせられてしまいましたね。」
「さて・・・それで、この度は如何なるご用向きで、手勢を率いられて、この地へと参られたのでしょうか?」
「はい。もう少しで、このアマテラス神皇国地方から戦が無くなるのです。」
「皆様には、誠に勝手ながらとは思いますが、その終わりの行く末と娘達の活躍する姿を見定めたくて参りました。」
「母様・・・・・本音は?」
「もうアマテラスでの戦が終わっちゃうのと思って、私も久しぶり血が騒いだから、此処に来たのよ。うふふ・・・」
「だそうです。申し訳ございませんが、半那さん。此処は、この隠居人の道楽だと思って諦めて下さい。」
「こうなった母様は、何を言っても聞きませんから・・・・・・」と母に呆れる長宗我部・智華であった。
「分かりました。国枝さんも長宗我部家先代当主としての経験が豊かなお方ですので、何か在ればご意見を頂きたいです。取り敢えず智華さんの指揮下で動いて貰いたいと思います。」
「畏まりましたわ。」と笑顔で答える国枝。
そんな彼女は席に着く際に指定されて居た、娘の近くに座ると、時を同じくして松下・佳代と山内・一豊も現れ、次いでアマテラス織田自治神皇国・東四国地方軍を率いて居る三好・慶香とキリヤ公国連合国・アマテラス九州平定征伐連合国軍第九連合国軍・奥州独立自治王国・伊達本隊軍・副司令官・鬼庭・真礼・綱元が現れた。
副司令官である真礼が総本陣の軍議に、何故一人でやって来て居るのかと言うと、その手の事が苦手な伊達・成美に丸投げと言うか、政実と喜多の二人からは大事な会議と作戦指揮は、真礼がするようにと念を押して居るからであった。
「・・・これは失礼を致しました。このあたしが最後ですか?」
「いいえ、真礼さん。他の人もまだ起こしに成られては居ないので、ご心配には及びませんよ。ささっ、お席へ・・・・」と半那が言うと、真礼は指定された席へと着いた。
真礼は、大体の主要な諸侯が揃って居たので、出遅れたと勘違いをしてしまったが、如何やら杞憂だった事に安堵をしながらゆっくりと指定された席に座った。
「これは国枝殿。お久しぶりです。」
「これは慶香さま。お久しぶり。」
「国枝殿。貴女のご活躍、期待して居ますよ。」
「ふふっ、今さら私のような年老いたおばさんに、何を期待されて居るのでしょうか?」
「ご冗談を・・・わたしは知って居ますから、まだまだ貴女は、衰えては居ませんよね?」
「うふふ、お褒めの言葉、有り難う御座います。」
三好・慶香と長宗我部・国枝の二人は、足柄室町幕府将軍王政府政権下で、四国地方守護代と言う守護代大名王家と土佐国人衆と言う関係であり、元部下と上司と言う関係の間柄。
それなりに古い付き合いが有るので、面識がある者同士なので、年の差は有れども、その関係は姉妹に近く、気心が知れた関係でもあった。
特に三好・慶香は、鬼の長宗我部・国枝・国親とも呼ばれた、国枝の奇才成らぬ鬼才ぶりは、今では尊敬して居るのであった。