第90話 少年王と夏休みと南方大国からの使者っ!! 10
マギアンティア世界統一暦・1555年・11月26日・午前9時40分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・第一連合地方・キリヤ地方・キリヤ公国・公王都キリヤ市・キリヤ城・キリヤ公国宰相内閣府及びキリヤ公国・公王執務官邸にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
勇治達は、相良家・龍造寺家に続き、今度は大友家、立花家との会談を予定して居た。
この会談では、先の九州地方平定征伐戦に措いて、島津軍は九州地方豊後国方面には、北九州地方東部方面侵攻部隊東部方面隊を派遣し、侵攻を企て来て居た。
その軍勢を率いて居たのが島津・衣恵与・家久は、総勢7万5千人程度の軍勢を以てして、大分城と大分市に攻め入る。
だがしかし、キリヤ公国連合国と織田家の早期参戦が決まり、その軍勢の電光石火の攻めと駆け引きで、戦局逆転が決定的と成る。
九州地方の戦いが自国に優位と見た大友家。
其処で島津軍に一撃を加えようとした大友・須江・奏麟と大友軍は、大分市の東南に在る戸次川にて激突するも、島津・衣恵与の露骨な策略と武勇に翻弄されて撤退。
本拠地である大分城へと出戻って来て居た。
後に戸次川の戦いと名付けられ大友・島津軍との戦いは、キリヤ公国連合国中央政府から見たらのならば、大友家が段取りを無視し、自国軍を差し向けて、敗戦を喫してしまったとの裁定が下された。
大友・須江・奏麟が統治・運営する大友大名王家は、お取り潰しの危機に瀕してしまって居たのであった。
「お館様。」
「良いのです。この度の戸次川の戦いでの不始末は、わたくしの判断の誤りなのです。」
勇治との面会会談の為に、やって来た大友家の一行は、キリヤ公国・公王執務官邸内の廊下を歩いて居た。
その中には、戦で瀕死の大袈裟を負って、療養して居た立花・雪花・道雪は、退院すると同時に、主君が改易される可能性があるとの話を聞く。
それと同時に、キリヤ公国連合国中央政府からの大友家と立花家両家の呼び出しである。
大友家当主である大友・須江と大友家重臣の立花・雪花の二人は、御家お取り潰しの覚悟を決める。
それに同行するのは、立花・薫・宗茂と高橋・紹子・運紹の二人。
他の重臣達は公王都キリヤ市内の宿舎で待機して居た。
これはキリヤ公国連合国中央政府からの出頭要請命令である。
今日の面会会談は、大友家の処分が主な議題だが、同時に立花家に、ある事を伝える為でもある。
それは事が事だけに、直前まで伏せられて居た。
此処で大友・須江・奏麟と立花家の面々に付いてのお浚いして置く。
大友・須江・奏麟は、今年で25歳の姫武将である。
北九州島地方の豊後国の大分市を中心とした勢力である大名王家の大友家の当主である。
そんな彼女は、北ユーラシアン大陸人の血が混じって居る為に、アマテラス皇国人中でも珍しい灰色の目付きとフレアーが掛かった金髪ロングストレートの頭髪をして居る珍しい大名王である。
自慢の豊乳と整ったボデイスタイルで、自由奔放な性格して居る為に、家臣達の苦労が絶えない。
その自由な性格であるが故にファッションセンスも独特で、普段から着崩した着物姿と扇子を持った姿で、城内外を闊歩して居り、大陸文化に多大なる興味が在る性格をして居た。
昨今はキリヤ公国連合国の文化に興味の目線が言って居るらしく。
織田家と同じく大陸かぶれで、大陸交易によって国土を繁栄かるべきとの思想持った人物でも在るのだ。
立花・雪花・道雪は25歳の姫武将で、大友家の重臣の一人であり、立花家の現当主だが、諸般の事情を鑑みて、妹の立花・薫・宗茂に立花家の当主の座を譲り、この会談で隠居を考えて居た。
また大友家の二強看板であり雷神と呼ばれる猛者でも在る。
その理由は15歳の時に雷に打たれて重症を負うが、奇跡的に助かった事と、雷に打たれても、尚も車いす姿で槍を振るう猛者でも在る逸話から来て居る。
黒髪のロングヘアーを有する和風人形の様な容姿とやや小柄な体型だが、割と凹凸の在る体型を持った女性で、おっとりとした口調で話す。
しかしながら戦場での鬼神の如き強さの在る猛将の一面を持つ事から、別名は鬼の道雪とも言われて居た。
先の九州島地方平定戦に措いて、宝満城攻防戦で、瀕死の重傷を負って生死の境を彷徨うが、その命は一命を取り留める。
だがしかし、それと引き換えに足腰に違和感を覚える後遺症を負ってしまう。
原因として神経細胞の損傷等が上げられるが、手術は成功して居るので、日常生活と軽い運動程度なら平気と言う事に成って居る。
だが、長距離の移動は車椅子で、身近な所や近距離等の移動は杖を突いて歩く事が余儀なくされて居た。
今もバリアフリーが整って居るキリヤ公国・公王執務官邸内では、折角の桐谷勇治陛下の御前で、車椅子姿でのお目見えするのは、武士としての沽券に関わるとして、杖を着いて歩いて居た。
因みに勇治からは、日常生活に不住する雪花の事を想い、車椅子・杖・椅子に寝具等を含めた、障害者に必要と思われる日用品が送られて居た。
キリヤ城へと登城した雪花は、勇治から送られて来た特注品の杖を着いて歩いて居る。
因みに雪花へと送った杖は、雪花が武士であり、自衛するのに必要なのではと考え、刀一本が仕込まれて居る仕込み杖と成って居り、丸で座頭市の様な造りと成って居る杖であった。
それに加えて、護身用の拳銃も送られて居る。
雪花等の後ろに続く立花・薫・宗茂は、16歳の姫武将で、立花・雪花の妹である。
近頃は剛勇鎮西一と言われるほどの武勇の持ち主だが、同時に姉たちの英才教育により知略にも長けた文武両道の才を併せ持って居る。
身長162センチで、やや小柄な体型を有する。
真面目で頑固一徹な性格であり、武芸百般に長け、槍刀と武器に成る物なら何でも扱える腕前を持って居る。
島津家との戦いで 姉と慕う高橋・紹子・運紹が岩屋城を包囲され、更には実の姉である立花・雪花・道雪が宝満城で包囲される事態と成った時にヒステリックに陥り、悲観な感情から、短刀を用いての自決を試みてしまう。
そんな錯乱する彼女を家臣達が必死の想いで、立花山城から脱出させよとした時の事である。
その立花山城へと救援に駆け付けて来たキリヤ公国連合国軍と織田軍が駆け付ける。
その援軍に自領地である立花山城を任せると、一気に島津軍を打ち破る勲功を打ち立てた。
性格は泣き虫な部分も在るのだが、キリっと強いるクールタイプ性格な面も在る。
そして、姉達を尊敬する余り、重度のシスコンな一面も持って居る性格をして居る。
その横に居る高橋・紹子・運紹は、24歳の姫武将であり、大友家の重臣の一人。
立花・雪花・道雪と並び称される二強看板にして、疾風迅雷の如く敵陣に攻め入る事から風神と渾名され、猛将として知られて居る人物。
クールビューティーな性格で、175センチの長身と整ったボデイスタイルが特徴的で、人生最大の危機である宝満山城の戦いで、島津・弘美・義広と壮絶な戦いを繰り広げられる。
その戦いでは、島津・弘美に降伏を勧められるが、これを固辞して、城を枕に玉砕を覚悟する。
しかし、その寸での所で、キリヤ公国連合国軍と織田軍から援軍が到着する事で、命拾いをした。
立花・雪花とは、家同士が遠縁の親戚関係で、義姉妹の契りを交わした、とても仲の良い関係に在る。
以上がキリヤ城に登城した大友家の面々たちの紹介である。
大友・須江は、廊下を歩きながら覚悟を決めた顔付きで、雪花と話を続けて居た。
「日向国の戦いで、伊東家を救えず、亡命して居た相良家の窮状をも、如何にかせんと焦った我が大友家は、豊後国と日向国の境界線での戦い。」
「高城河原の戦いに敗れ、総崩れと成った我らは、大分城へと島津軍に押し込まれ、更に焦って居ました。」
「既に織田家へと連合政権を支持し、その政権の傘下に入ると表明して居たので、失敗に次ぐ失敗に、如何にかせねばと逸るばかりでした。」
「だが、そんな時にでした。我が大友家の苦境を救わんとして、キリヤ公国連合国の桐谷勇治陛下とキリヤ公国連合国の加盟国王と成られた織田・和紗・信長様から援軍を差し向けるとの一報が届いたのです。」
「これは織田家に臣従を決めた、我らには、とても嬉しい誤算でした。」
「これを聞いた我らは、戦局を少しでも味方に優勢にしようと、反転攻勢を決行しました。」
「これに付いて一方では、とても不味い事だ言う意見を申す家臣の者達が、少なからず居りました。」
「これはキリヤ公国連合国から言われて居た、段取りを無視してしまう事にも成ります。」
「今思えば、止めて置くべきであったと、反省すらして居ます。」
「ですが・・・・・あの時は、大友家として戦後を睨み、あの時点に措いて、少しでも手柄を立てないと大友家の立場が無いと、更に意気込み勇んだ我らは、戸次川で惨敗。」
「御家危機存亡の時に、ここぞと言う大事な時に、このわたくしは大失敗をしたのです。」
「須江さま。此処は立花家の戦功も踏まえて、大友家の処分の減刑を訴えるのも一手かと思います。」
「それはいけませんっ!!失敗をしたのは、わたくし自身の落ち度なのです。」
「あの時の判断ミスを犯した罪は、償なわければ成りませんっ!!」
「それに立花家は大友家の重臣系与力大名王家なのです。」
「戦功著しいとの評価を受けた我が大友家の家臣が、主家を庇って損をさせたと在らば、わたくしは家臣の手柄を奪い助けられたと、世間からは蔑まれてしましょう。」
「此処は大名王家として、しっかりと責任を取らねば、他の我が家臣達と国人衆達、それと世界各国の諸国に示しが付きませんっ!!」
「わたくしは何んとかして、大友家家臣の者達の行く末の安堵だけでも、お願い申し上げる積りです。」
「勇治陛下は、温厚な性格をした少年王と聞きます。無碍な扱いを受ける事は無い筈です。」
「この度の会談に措いて、処分が在るとすれば、改易か大名王家としての御家お取り潰しです。」
「最低限の身分保障は在ると予想され、わたくしへの処分は、桐谷公王家のお旗本に降格か、織田家のお旗本への降格処分でしょうね。」
「そっ!!そんなっ!!」
「初代幕府王朝の清水幕府王朝の坂上・田実・将人将軍王。二代幕府王朝の平等院鳳凰堂幕府王朝の藤原・美智・道長将軍王。」
「三代幕府王朝の源氏鎌倉王朝の源・頼三・頼朝将軍王。」
「そして、四代幕府王朝の足柄幕府王朝の足柄・高美・尊氏将軍王と仕え、代々北九州地方を治めて来た大友家が、五代目将軍王朝の織田二条幕府政権が確立し、アマテラス織田自治神皇国が建国されたこの時期に、旗本にまで身分を落とすなんてっ!!」
「それも仕方がない事なのです。勝敗は兵家の常。盛者必衰は時代の流れとも言います。」
「戦で戦い、勝ちもすれば、負ける事も在りますし、栄えれば衰退し、栄華を極める事も在れば、滅びる事も在りましょう。」
「それを一々気にして、家臣の手柄を棒に振ってまで、助けて貰おうと思いません。」
「雪花。万が一の場合は、大友家の家臣団を貴女に譲ります。」
「えっ?!何んとっ!!お館様は、其処までのお覚悟を・・・・・・・・・・・・」
「ご先祖様方には、大変に申し訳ございませんが、家臣達を路頭に迷わせる訳にも行かないですからね。」
「あっ!!そろそろ到着したようですね。」
「・・・・・・・・・・・・」
「さぁ、行きましょう。雪花、紹子、薫。後の事を頼みます・・・・・・・・・・・」
「「・・・・・・・・・・」」と押し黙る紹子・薫の二人。
主君は覚悟と厳しい処分を受ける決めて居たと見て、何も言うまいと黙り込む。
諫言した雪花ですら説得が出来なかったのだから、これ以上の問答は失礼に当たると言えたからだった。
4人がキリヤ公国・公王執務官邸に出そろうと、コンコンと公王執務室のドアにノック音が鳴り響く。
「どうぞ。」と勇治は答えた。
テーブルを挟んだ西側の席隣り近くの戸が開かれる。
北ユーラシアン大陸人の血が混じって居る為に、アマテラス皇国人中でも珍しい灰色の目付きとフレアーが掛かった金髪ロングストレートの頭髪を靡かせたアマテラス人を先頭にして入室して来た。
「桐谷勇治陛下、及びキリヤ公国宰相内閣府のお歴々の皆様に措かれましては、お初にお目見えします。」
「わたくしが大友家当主・大友・須江・奏麟で御座います。」
「先の九州地方戦役に措いて、我が大友家と同盟諸国の大名王家への援軍とご援助を賜り、誠にありがとうございました。」
「後ろに控えますのは、ご氏名を受けて、我が供として同席を致しました。立花家の一族の者達で御座います。」
「立花家・当主、立花・雪花・道雪で御座います。」
「その妹の立花・薫・宗茂です。」
「立花家の一家親族高橋家当主で、筆頭家老職を務めます高橋・紹子・運紹で在りますっ!!」
「この度は、九州地方戦役に措いて、我が立花一族をお救い頂いた事を誠に感謝を申し上げます。」と雪花は丁寧にお礼を言う。
「そして、この様な贈り物まで賜った事も、謹んで御礼申し上げます」
「付きましては、ご主君である大友・須江・奏麟様と桐谷勇治陛下、並びにキリヤ公国宰相内閣府のお歴々の皆様にお願い申し上げます。」
「雪花っ!!先ほどの一件は・・・・・・」と慌ててキリヤ公国連合国中央政府から処分の一件の事だと早とちりをした大友・須江は、雪花の事を静止させようとした。
「いいえ、大友・須江様の御決意がお堅い事は、この私も重々承知して居ます。」
「ですので、もう何も言いますまいと心得て居ります。」
「これから申し上げますのは、立花家の事で御座います。」
「立花家の?」と大友・須江は聞き返す。
「はい。この度、立花家は桐谷勇治陛下とキリヤ公国連合国中央政府から寛大なるご厚意を賜り、それは大友家以上の報恩を受けてしまいました。」
「これは主家よりも恩義が大きく成ったと考え、私は此処に立花家当主の座を妹の立花・薫・宗茂へと譲り、隠居したく存じ申し上げます。」
「そして、これは私、個人の我が儘なのですが、桐谷勇治陛下。この私をキリヤ公国の家臣に取り立てて欲しく存じます。」と高らかに宣言した。
「雪花、貴女・・・・・・・・」と驚く大友・須江
(須江様の件は仕方ない。ですが、これで立花家・・・・延いては、この私は遠慮なく大友家と立花家から籍を外せると言う物。)
(上手く出世すれば、大友・須江の事も取りなせる様に成る筈。)
「くくくくくっ!!こう来るか立花は?」と一輝は思った以上に、面白い展開と成った事を笑って居た。
「大友・奏麟、立花・道雪。お前達が、心配して居る様な事には、成らないぞっ!!」
「ええ、大友家のちょっとだけ、ややこしい処分と、立花家を出世する取り立てが在るだけですから。」と勇治は一輝に続いて言う。
「それは?」と大友・須江は聞き返す。
「勇治。」
「はいっ!!一輝さん。大友・須江・奏麟殿。貴女と大友家は、先の九州地方平定征伐戦に措いて、キリヤ公国連合国中央政府から要請を無視し、独断先行して島津軍と一戦しました。」
「その結果、大敗を喫してまい、予定されて居た段取りをやや乱してしまいました。」
「此処にその処分として、豊後国と筑後国等を含めた北九州地方の大友家の領地を召し上げ、改易転封処分とします。」
「改易転封処分?」
「要するに、北九州地方から出て行くだけの処分ですね。」
「・・・と言う事は国替えですか?」
「はい。ですが移転転封先は、まだ決まって居ません。ちょっと厄介な外交案件が在るので、それまでは保留と成ります。」
「それまでは大友家領国は暫定統治と成り、暫くは現状維持と成ります。」
「それに伴い大友家を管轄する織田家とアマテラス織田自治神皇国政府は、大友家の九州地方から改易転封処分と成った為、キリヤ公国本国政府にその身柄と所属を移管し、キリヤ公国本国所属の大名王家とします。」
「また、キリヤ公国本国下で暫定的に爵位を送って居ましたが、それはあくまでも諸侯と言うべき臣下が少なかった為であり、今年7月から正式に王侯貴族制度法を取って居る諸国に倣って、我がキリヤ公国連合国もキリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度を整備し、爵位法律の施行を開始しました。」
「新爵位制度法施行以前に送った各家々の方々には、改めてキリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度新法の名の下に、正式認可爵位を送って居ます。」
「この制度の名に措いて、大友家は爵位階位・第9位・男爵位へと陞爵させる物とします。」
大友家はキリヤ公国連合国中央政府と勇治から、法の抜け穴の様なやり方以てして、キリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度の下で、その領土と国力に見合った爵位と地位を保つ事が出来た。
この事により、大友家は御家を生き残らせる事に成ったのであった。
これは勇治とキリヤ公国連合国中央政府から恩情と賞罰を交えた相殺処分であった。
「ははっ!!桐谷勇治陛下の御恩情、この大友・須江・奏麟は、謹んで有難くお受け致します。」と大友・須江は、処分を見た目は重くして居る風に見せかけ、中身は軽く処遇を施してくれた、キリヤ公国連合国中央政府と勇治に対して、首を垂れる様にして、お礼を言ったのであった。
「それともう一つだけ大友家への通達が在るんですね。」
「戦功著しい立花家を大名王家として、大友家からの独立を認めて欲しいのです。出来ればキリヤ公国の直参大名王家としてね。」
「「「えっ?」」」と言う立花家一同。
「これも立派な大友家への改易処分と思いますが、実はこれは建前でなんです。」
「本当は立花家の実力と才覚をキリヤ公国(家)が買いたいんですね。」
「今ならキリヤ公国本国政府と僕はその名に措いて、爵位階位第5位・伯爵位として迎える用意が在ります。」
これに対して、雪花は慌てふためいてしまう事に成った。