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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第9章 少年王と彼女達との夏休みと南方からの使者っ!!
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第80話 少年王と地下で暗躍する者達の出現っ!! 3 

 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月23日・午前10時17分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸南部地方・キリヤ公国連合国本国・第一連合地方・キリヤ地方・キリヤ公国本国・公王都キリヤ市にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 新トウキョウ湾岸海洋都市・特別地方自治州区、略称名・新トウキョウ地方自治州区と成った同地域から、キリヤ公国連合国の本土であるキリヤ公国中央軍へと派遣される事に成ったブレイブ・ガード・フォース隊。


 その部隊長としてやって来た神宮寺舞華。


 彼女は神宮寺重工業の社長でもあり、家業である総合株式会社のキリヤ公国本土総合支部本社の立ち上げも兼ねて、公王都キリヤ市へとやって来ていた。


 舞華がやって来た時期は、アマテラス神皇国九州平定戦役の事後処理を前後して居る時期であった。


 キリヤ公国連合国中央政府と公王都キリヤ市は、第三次中央政府改革と公王都・都市改変改革と題した中央省庁と公王都の総改革・改変を行うとして居る時期である。


 第一次時代は建国の前後に取り行われ、第二時代は公帝戦争後に行われたが、此処に来て加盟国と特別独立地方自治州行政区の増加に伴う行政改革作業が執り行われる事に成ったのである。



 公王都キリヤ市には、市内を流れて居るキリヤ大河の北部平原側の土地に、新たに新トウキョウ街町と言う町が、ゴットタブレットの操作によって建てられ、東京タワーと良く似た建物を建てられて居た。


 塗装カラーは本家と同じそのままの色使いだが、名称がキリヤタワーと名付けられ、新トウキョウが連合加盟した記念碑のシンボルマークと言う事に成った。


 これは新トウキョウの人達が、仕事で公王都キリヤ市へとやって来た時に、故郷と似た様な街並みの中で、安心して暮らせる様にとの願い込められて居る。


 その序でながら公王都キリヤ市近辺での電波塔の役目を担う事にも成った。


 何だが歪な坩堝に成りつつある 公王都キリヤ市。


 その中には、各地の文化圏の街並みが居並んでおり、新トウキョウを含めた加盟地域の拡大が進んだ為に、ゴットタブレットを使っての新たに市内の区割りが行われる事が決まった。


 新しい街並みは、キリヤ城を起点とする事は変わらず、今回はアメリカのロサンゼルス市の様にリトルトーキョーと言う様な小さな街並みを参考にし、その様な街並みを中心に発展させる事を発表した。


 新トウキョウ街町の設置も、その政策の一環であった。


 公王都キリヤ市の西側と北側に王侯貴族街であるキリヤ公国連合王侯貴族町と言う町内を作り、加盟国の王侯貴族の元首達が住まう公邸街とした。


 その配置順番は、キリヤ城から近い位置に結婚相手とされた家柄から近く配置され、西と東に交互に数える形での邸宅の並び順と成って居る。


その並び順は以下の通りと成って居る。


メイルシュルフラッド独立自治公国・公王都キリヤ市公邸屋敷 350坪


新トウキョウ地方・公王都キリヤ市日本大皇家公邸 350坪


アマテラス織田自治神皇国・公王都キリヤ市織田将軍王家公邸 450坪


伊達奥州王家・公王都キリヤ市公邸 600坪


毛利独立自治安芸藩王国・公王都キリヤ市公邸 300坪


上杉独立自治北陸藩王国・公王都キリヤ市公邸 250坪


上杉・剣信・輝清屋敷邸宅 200坪


フェリス侯爵独立自治領国 500坪


立花伯爵自治藩王国・公王都キリヤ市公邸 200坪


竜珠独立自治王国・公王都キリヤ市公邸 150坪


 以上がキリヤ公国連合王侯貴族町の様子と成って居る。


 次にその北隣には、重臣達の屋敷街と上洛時の中長期的な官舎街が造られる事と成った。


 その町割りは上記の国別順と成って居るが、新トウキョウ地方だけは特別地方自治州区の官僚職員と言う理由から、官庁街に宮内庁の職員達が官舎を宿舎とする事と成った。


 キリヤ公国連合王侯貴族町の真南の反対側に、キリヤ公国連合国独立自治国連合官庁街町と言う地区を作った。


 此処はキリヤ公国連合国に加盟して居る民主自治国制の国々やナデシコ地方自治州区の様な特別行政区と成って居る地域の代表元首公邸や、その地域の官僚と職員達。


 そして、キリヤ公国連合国の中央政府の閣僚達等と政府高官達や軍幹部達等の公邸や官舎等が建てられて居た。


 ナデシコ地方自治州区・新トウキョウ地方自治州区の二地域は、勇治を国家元首とする立憲民主制度の地域なので、王族の扱いをすると不味いと言う理由から官庁街の真南に専用地区街を儲ける事と成った。 


 また、ビクトリナ独立自治共和国は、ジェシカ・クローディアをビクトリナ独立自治共和国・国家総督とする民主主義国家である為、此方も連合官庁街町に公邸を構える事に成る。




ナデシコ地方自治州区首長公邸。500坪


新トウキョウ地方自治州区中央内閣総理大臣公邸400坪


新トウキョウ地方自治州区内閣府官舎街 700坪


ビクトリナ独立自治共和国・国家総督・公王都キリヤ市公邸500坪


 ジェシカは、国家総督公邸以外にも、総督と軍務等を引退した後の事を見据えて、公王都キリヤ市の南西地区に二〇〇坪の私邸を構えて居る。


 ジェシカが近い将来に公務から離れれば、当然の事ながら官舎から引っ越しなければ成らないからだ。


 合わせて上記の地域の閣僚・官僚等の官舎街も造られる。


 因みに第一連合自治方面軍 ナデシコ自治統合軍の総司令官とナデシコ地方自治州区首長を兼任して居た山本五十鈴は、ナデシコ地方自治州区の政治状況が窮地だったが、最近に成って、それらの事が緩和されたとして、政務から身を退く事に成った。


 そんな実状から五十鈴は、ナデシコ地方自治州区首長総選挙をビクトリナ南洋大戦の後に実施して、足早に政界から身を退いて居た。


 これは軍人が中央政府と地方政府等と言った、中央政務に関わり過ぎるのは良くないとの考えを持っての事である。


 当選したのは米内正通と言う人物で、横須賀市の出身者で、年齢は37歳。元撫子皇国海軍の少将だった人物である。


 地元を良くしたいとの一念が在った彼は、横須賀市政界への進出をするべく、海軍を35歳で退官した後は、横須賀市の市議会議員を務めて居た。


 

 それと五十鈴が政務で使って居た横須賀市と公王都キリヤ市の官舎も、新たな閣僚と官僚らに引き渡して、勇治が公王都キリヤ市内に、五十鈴の公王都専用の自宅を建てて貰い、其処に引っ越しをして居る。



 ナデシコ軍の幹部達は、キリヤ公国連合国独立自治国連合官庁街町真南に在る軍人街に建てられた家々とは近く、中央に出て来た際に、時より集まって楽しく過ごして居るらしい。


 キリヤ城をから東側から南東方向へと進むと、其処はキリヤ公国中央政府官庁街と成って居る。


 キリヤ公国連合国独立自治国連合官庁街町のお隣であり、キリヤ公国本国とキリヤ公国連合国の省庁官庁としての中枢機能が全てが揃って居るキリヤ公国連合国の国家中枢の中心街である。


 配置順は、キリヤ城から左右交互に順番に重要度が高い順に建てられて居る。


 キリヤ城に在るキリヤ公国宰相内閣府を中心にして、キリヤ公国本国と連合国加盟国の国家方針を決めて居る。


 以下の省庁行政機関が在る。


キリヤ公国宰相内閣府


 公王都キリヤ市の東側正面の方角たる中央通りから入って、首都の西側に在るキリヤ城の一角に建てられて居るキリヤ公国本国政府と連合国政府としての政治の中枢。


 普段はキリヤ公国宰相が執務をする傍ら、公王である桐谷勇治と話し合いながら様々な取り決めをして居る。


 またキリヤ公国の宰相内閣府に席を置く首脳達は、定期的に此処に集まって閣僚会議を開いて、国の重要な意思決定をして居る所でも有る。


所管管理して居る建物及び行政機関としてキリヤ公国公王家内室後宮庁・キリヤ城・キリヤ公国・公王執務官邸、宮中公王居公邸・宮中王妃居公邸・キリヤ公国公王室侍女庁。


 奥閨室後宮・キリヤ城迎賓館・儀礼式典迎賓館・公王都キリヤ市秘密地下大要塞総合司令本部基地等が在る。


 キリヤ公国連合国中央議会 (旧名・キリヤ公国中央政府議会)


 キリヤ公国時代・・・と言っても僅か二月の間だけ開かれていたキリヤ公国中央政府議会が国土拡大に伴い地方自治州区と独立自治国家からの国会議員が入った事により議会場の拡張に伴う名称変更と組織変更が為されて居るのがキリヤ公国連合国中央議会である。


 元々は市民議会場みたいな一院制の所で在ったが、ナデシコ地方自治州区の編入に伴い二院制へと移行する。



 キリヤ公国連合国の二院制を持った中央政府議会の事で、勇治の権限が及ばない独立した行政機関である。


 大衆民政議会院と参政常務議会院と言う二つから成り立っている。


 此処では準独立加盟国・独立自治国・独立自治藩王国・自治王国・貴族自治王国から選挙で当選され、中央政府へと派遣されてやって来た連合議員達が議論する所。


 解散権限を持って居るのはキリヤ公国連合国の宰相が一番であるが、議会には連合首相と総議会長と二院議会長等が持って居るが、首相らの内、二人が反対されると解散が為されない。


 反対に宰相の罷免権と言う物が在って、連合首相と総議会長と二院議会長の三人が賛成しないと宰相の罷免が通らない事に成って居る。


 何らかの理由が有って、キリヤ公国宰相内閣府とキリヤ公国連合国中央議会議員たちが、話し合いで議会が揉めてしまい。


 その議題での決着が付かずに成ってしまう場合は、キリヤ公国宰相内閣府大臣の最終手段として、連合議会の解散総選挙と成る。


 

 議員数は国家の人口と加盟国の増加により毎年変わって行くので、最終的にな数は物語の進み具合による。


 

キリヤ公国・統合総務省


 キリヤ公国本国公務員制度、地方自治、政治資金、消防、情報通信、選挙、消防、防災、国民保護、情報通信、郵政行政、統計など、その他国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済、社会活動を支える基本的システムを所管して居る。




キリヤ公国連合加盟国統合総務庁


 キリヤ公国連合国に加盟して居る総務省補佐と中央政府と中央省庁との調整して居るその他国家の基本をなす諸制度を所管して居る部署。


 連合国加盟国の補正予算等も此処から各国に配分される等、加盟国関連の補佐と陳述等を聞き取る等の役目を担って居る。


 因みにナデシコ地方自治州区・新トウキョウ地方自治州区の二地域は、準独立自治国扱いなので、総務省管轄の地方自治法の管轄には当たらず、独立自治統治が認められて居り、キリヤ公国連合加盟国統合総務庁の管轄と成って居る。



 キリヤ公国連合国・法務省


 司法制度、民事行政(国籍、戸籍、登記、供託)、刑事、民事制度の企画、立案、検察、矯正、更生保護、行政訴訟、人権擁護、出入国管理、破壊的団体の規制、司法書士および土地家屋調査士に関することなどを管轄して居る。


 所管省庁として、キリヤ公国連合国・出入国在留管理庁と検察庁、最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所及び簡易裁判所を所管して居る。


 それと外務省傘下だった移民入国審査滞在所管理局は、キリヤ公国の勢力拡大とと共に人員の拡充が為され、人手不足が解消された為に、第三次中央省庁改編計画が行われた事により、法務省へと移管される事に成った。


 なお、各加盟国は自国の地域の法律とキリヤ公国本国の法律を照らし合わせて、法の穴や新法が居る場合や共通法は、キリヤ公国・連合国共通法として施行される事に成り、裁判所で読み上げる場合は、地元地域の法律名が上げられる事に成って居るが、共通法の場合は共通法と呼称する事にして居る。


 各法の法律執行ケースは、ケースバイケースと成って居る。


キリヤ公国連合国・外務省


 キリヤ公国連合国に措ける外交政策、外交使節、通商航海、条約等の国際法規の締結、運用、外国政府との交渉、情報収集、分析、発信、在留邦人の保護および文化広報活動など国の対外関係事務全般を所管して居る。


キリヤ公国内務省・連合加盟外務庁


 主にキリヤ公国連合国に加盟傘下と成った独立自治国の応対を対応する部署で、専用の連合国内政外務省と言った感じの所。


 キリヤ公国連合国に加盟して居る各自治国との外交はも全て此処が担当する事に成って居る。



キリヤ公国連合国・国防総省


 足柄・一輝・宗輝が初代国防大臣として統括する事と成ったキリヤ公国連合国の国防組織。 


 キリヤ公国近衛軍・近衛近習衆軍・近衛騎士団・キリヤ公国直轄軍・キリヤ公国騎士団・地方自治州区軍・独立自治国軍等を統括管理・命令権を有する組織。


 キリヤ公国の近衛と直轄軍や自治国軍の幹部は定期交代で、本省とキリヤ公国連合国軍・総司令部での勤務や定例会議に参加する事が職務上の義務とされて居る。


 所管して居る行政機関は、キリヤ公国本国内の国防総省関連基地及び付属機関省庁と成って居て、キリヤ公国連合国軍・総司令部庁。


 キリヤ公国連合国総司令部付属総合参謀庁、キリヤ公国秘密工作諜報情報部局、キリヤ公国連合国・国防総省装備調達庁。


 第一方面軍司令部・横須賀鎮守府、第二方面軍司令部・トリントンシティ鎮守府、第三方面軍司令部・縦須賀鎮守府。


 国防軍都市特務防衛隊ブレイブ・ガード・フォース隊等々・・・・・・と各地のキリヤ公国本国と連合国加盟国の軍事的に重要な拠点の管理と防衛拠点の管理を所管して居る。





キリヤ公国連合国・財務省



 国家の予算、決算、会計、通貨、租税、日本国債、財政投融資、外国為替、国有財産、酒類、たばこ、塩事業に関することなどを司って居る。


 外局として、キリヤ公国連合国統合銀行やキリヤ公国連合国造幣局。キリヤ公国連合国・国税庁とキリヤ公国連合国・金融庁も所管して居る。



キリヤ公国連合国・文部総合魔導・科学技術省



 教育、科学技術、学術、文化、魔法学技術等の振興に関する事項を司るとされて居る省庁で、科学技術庁と魔法技術庁、文化庁とスポーツ庁等の省庁も所管して居る。


キリヤ公国連合国・厚生労働省



 健康、医療、子ども、子育て、福祉、介護、雇用、労働、及び年金に関する行政を所管して居る。


キリヤ公国連合国・農林水産省


 食料の安定供給、農林水産業の発展、森林保全、水産資源の管理等を所管して居る。

 外部局としてキリヤ公国連合国・林野庁とキリヤ公国連合国・水産庁を所管して、田畑や山野の管理と領海内の水産資源の管理や養殖試験場で、水産物の増産品種改良事業を行って居る。


キリヤ公国連合国・経済産業省


 民間の経済活力の向上及び対外経済関係の円滑な発展を中心とする経済及び産業の発展並びに鉱物資源及びエネルギーの安定的かつ効率的な供給の確保を図る事を達成するため、経済産業政策、通商政策、産業技術、貿易、商務流通政策などを所管して居る省庁。


 他にキリヤ公国連合国・資源エネルギー庁、キリヤ公国連合国・特許庁、キリヤ公国連合国・総合企業庁、キリヤ公国連合国消費者庁等の外部局を所管して居る。


キリヤ公国連合国・国土交通省


 キリヤ公国連合国の本国及び連合国加盟国の国土の開発・保全、交通、気象業務、海上の保安・治安維持業務を所管して居る省庁。


 外局として、運輸安全委員会、観光庁、気象庁、海上保安庁等を所管して居る。


キリヤ公国連合国・環境省


 キリヤ公国連合国の本国及び連合国加盟国の環境の保全・整備、公害の防止、特殊魔導技術力規制庁、原子力規制庁等を所管して居る省庁。



キリヤ公国連合国・治安防災復興省


 キリヤ公国連合国内の警察・消防・海上警備隊・災害対策と復興等業務を所管して居る省庁。

 主な組織は以下の通りと成って居る。


キリヤ公国連合国・連合警察庁

 キリヤ公国連合国内全ての警察機関の最上位統括機関。

 キリヤ公国本国警察庁

 キリヤ公国本国内の警察機関を統括する機関。

 キリヤ公国連合国加盟国警察庁

 キリヤ公国連合国加盟国の各地の警察機関の統括と連携統括する機関。

 キリヤ公国連合国公安委員会庁

 国内外の特殊犯罪組織やマフィア等の暴力団等の動きを監視又は捜査・逮捕する事を目的とした機関。



 キリヤ公国連合国連合消防庁

 キリヤ公国連合国内の全ての消防庁機関の最上位統括機関。


 キリヤ公国本国消防庁

 キリヤ公国本国内の消防庁を統括する機関。

 

キリヤ公国連合国加盟国消防庁


 キリヤ公国連合国加盟国内の消防庁機関の統括と連携統括する機関。


キリヤ公国連合国海上警備隊庁


 キリヤ公国連合国領海内から進発する貿易船の船団護衛と海上犯罪の捜査と防止を目的とした機関で、キリヤ公国連合国加盟地域内の従来から在る海上警察や海上保安庁と言った組織は沿岸警備隊とする事と定められて居る。


以上がキリヤ公国本国とキリヤ公国連合国の省庁官庁の全てと成って居る。


 キリヤ公国中央政府官庁街町の場所の説明は以上と成る。


 その東隣には、キリヤ公国連合国・外交大使館街町と言う地区が有り、北側に連合国加盟国の大使館が置かれ、南には同盟国の大使館と成って居る。

 

 国交樹立が為されて居る友好国の大使館は、更に東に位置して居り、国交樹立して居ない情報収集と邦人保護と連絡外交を目的として居る外交官達は、駐在官とする事と定められて居る。


 その駐在官達が滞在して居る駐在領事館が、キリヤ列島のヤマト島地方北側から30キロ離れた沖合いに在る大小100の島から成り立って居る移民の出入り管理を目的とした出島諸島に置かれる事で、キリヤ公国連合国内の情報がむやみやたらに外へと出て行かない様な処置が為されて居る。



 公邸街と官庁街全体の説明は以上と成る。


 公王都キリヤ市の東地区と北区は、完全に市民市街となり、平穏京地方自治州区庁の庁舎が北側地区に置かれ、南側地区に公王都キリヤ市・市庁舎が置かれ、州区市民庁舎街が広がって、州区内と市内に住んで居る人達の住民サービスが受けられる地区と成って居る。


 東正門から西へと続くキリヤ大通りには、典型的な雑多な商業街が広がり、キリヤ公国連合国内のあらゆる分野の商業店が立ち並んで居る。


 其処を中心にキリヤ城から一丁目地区にメイルシュルフラッド町と言うリィーゼの故国の人達が中心と成って居るイタリア・スイス風の建物や食材・衣服・小物店が立ち並ぶ町内が居並んで所が在る。


 中でもチーズを始めとする乳製品とチョコレートにパスタと言った食文化には、物凄い拘りが在るらしく、母国から専門店が首都へと進出して来て居た。


 その北側二丁目地区にナデシコ地方町と言う町内があり、此処は一転して昭和風の街並みが立ち並んで居る所で、日系人達には昭和町と言う渾名で懐かしまれて居る所と成って居る。


 その更に北側の市内を流れて居るキリヤ大河の北部平原側の土地に3丁目地区として整備される事と成ったのは、新トウキョウ街町と言う巨大な地区で、此処は主に商業交易センター街と成って居る。


 先にも説明で述べたが、巨大な近代化ビル群が経ち並び、東京タワーと良く似ているキリヤタワーがビル群と共に目立って立って居るのが象徴的と言える。


 キリヤ公国連合国・国際貿易センター・キリヤ公国連合国・総合証券取引所・キリヤ公国連合国統合銀行・キリヤ公国連合国造幣局・キリヤ公国連合国・国際銀行庁・公王都キリヤランド(遊園地)、神宮寺重工業・キリヤ公国本土総合支部本社ビル・神宮寺家公王都別邸等が在る。


 新トウキョウ街町には、新トウキョウ地方自治州区系列の商社等が集まる近代化株式会社群のビジネス街として居る。


 その関係者やキリヤ公国本土へと移住したいと言う人達向けの住宅街でも在るのだ。


 序でにナデシコ・ビクトリア系の会社群も入られる様に成って居り、この場所を例えるのなら、キリヤ公国内に措けるニューヨークのウォール街とでも言うべきだろう。


 一丁目地区の南隣りには、4丁目地区として、アマテラス町と言う街並みが広がり、此処は江戸時代の様な街並みが広がり、アマテラス神皇国から渡って来た人々が、様々な文物を独特な和風衣装で、お出迎えしてくれて居る。


 和風チックな数々の伝統工芸品を中心に売買されており、焼き物から反物、漢方薬、漆工芸等々と、新トウキョウの工芸品を手掛けて居る匠たちも一目を置く所にも成るだろう。


 そのお隣に5丁目地区として、フェリス町と言う木組みとレンガで彩られたの街並みがとても素敵な風景を作って居る街並みが広がり、フェリス侯爵独立自治領国の移民者達で賑わって居た。


 フェリス侯爵地方は、農産物の生産量が6割を占めて居て、その多くが公王都キリヤへと仕入れされて居ると言われて居る。


 中でもパン類を作るのに欠かせない小麦やビールとワイン、ミード等の酒類やソース等の原材料の多くは、フェリス侯爵独立自治領国・バンドー地方自治州区産の物が多く使われて居る。



 此処はフェリス家の長女ロイチェルが治めて居る土地で、ニコニコ笑顔で彼女は公王都キリヤの5割近い住人の胃袋を掴んで居る恐ろしいお姉さんである。


 そのライバルは、ナデシコ地方自治州区の東南アジアン地方自治州区地域やアマテラス神皇国地方であったりする。

 

 其処は日系人の大好きなお米や和食に欠かせない食材が生産されて居る地域であり、勇治も何方かと言うと、和食派なので米が切れるのは、チョッとなんて思って居たりする。




 その更にお隣には、6丁目街として、ビクトリナ町と言う中世イギリス時代風のビクトリナ王国容姿式の街並みが立ち並んで居り、近代化技術と中世時代風の二つが合わさった様な風景が広がって居た。


 此処は酒類を嗜むバーが多く立ち並んで居り、近くにはカフェやフレンチレストランも多く見掛けられる。



 最後に最近出来たばかりの竜珠独立自治王国の人達が住み始めた竜珠町と言う日本の琉球地方と良く似した南国風の街並みが並び、竜珠独立自治王国から産地直送で送られた産物で溢れて居た。


 竜珠独立自治王国でしか取れない泡盛酒や海産物に、黒糖や塩に南国フルーツ、竜珠豚等の食品が、その珍しさと貴重さから飛ぶように売れて居るとの事である。


 以上の街並みが加盟国町街と呼ばれるキリヤ公国連合国独特の首都街の風物詩とも言える街並みの概要である。


 その更に東側には、鉄道の乗り入れ口と成って居る公王都キリヤ駅が在り、南に7キロ地点には公王都キリヤ市総合空港と言う空の玄関口が在る。


 これが第三次首都改変後の公王都キリヤ市の概要説明と成る。



「何だかおもちゃ箱みたいな町だね。」


「そうで御座い居ますね。タイプスリップ、異世界転移は・・・・・・本当に在りました事ですし、丸で夢の国の様な所で御座います。」


 舞華は神宮寺家の執事で、3代に渡って神宮寺家に仕えている赤木仁之助伴って、魔法で完成したと聞いた神宮寺重工業・キリヤ公国本土総合支部本社ビルと、神宮寺家公王都別邸の様子を見に来ていた。


 舞華は、これからキリヤ公国連合国内でやって行くのならば、首都である公王都キリヤ市にも拠点が必要に成り、ブレイブ・ガード・フォース隊のキリヤ公国連合国・公王都キリヤ市・キリヤ公国連合中央本部の立ち上げもしなければ成らなかった。


 ブレイブ・ガード・フォース隊の総合本部は、新トウキョウ湾岸海洋市と成って居るが、キリヤ公国連合国軍との連携も必要に成る。


 そんな事から、ブレイブ・ガード・フォース隊の動きが直ぐに伝達される様にと、新たに所管する事に成ったキリヤ公国連合国・国防総省は、連合国首都本部の設置に踏み切ったのである。


「さてさて、アマテラス神皇国九州平定戦役の騒ぎの時は会えなかったけど、今回は面会予定を組んだから、少年王と呼ばれる勇治くんとやらは、どんな男の子なのかな?」



 黒塗りの防弾高級車の中からキリヤ城を見ながら、新トウキョウ町へと向かう舞華は、これから面会予定の勇治の事をどんな感じの男の子なのかと、想像して思い浮かべて居た。


 写真と経歴は知って居るが、全く面識の無い相手なので、どう言った人物なのかは、これからである


 舞華は、まさかその男の子と一生の人生を供に、駆けて行く事に成ろうとは、この時には想像すら出来ずに居たのであった。


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