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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第8章 少年王とアマテラス織田自治神皇国・九州地方平定戦と島津4姉妹没落と終焉っ!!
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第73話 少年王と織田・和紗の野望・大公立志伝とアマテラス神皇国九州平定戦役への出陣っ!! 9

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月12日・午前11時33分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・九州島地方・肥後国・キリヤ公国連合国側・第一防衛線・肥後国北部・阿蘇地方・阿蘇町・東阿蘇集落・阿蘇神宮にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

                                          

 島津家とキリヤ公国連合国との戦いが苛烈さを増す中で、キリヤ公国連合国の先進4地域の最新装備を持った部隊は、アマテラス地方系とユーラシアン大陸系国家軍とは、別に行動を取って居る部隊が在った。


 それは第三連合自治方面軍・新トウキョウ地方自治州区国防自衛軍所属のブレイブ・ガード・フォース隊が中心と成って居る部隊である。


 BGF司令官である神宮寺舞夏にも、キリヤ公国連合国軍総司令部から出動要請が出されて居た。


 本来ならばブレイブ・ガード・フォース隊の任務は、日本国の専守防衛と治安維持警備活動、人外敵種戦防衛、災害派遣等が主任務と成って居るので、戦争や内戦への加担は極力お断りして居る立場を取って居た。


 今は日本国から新トウキョウ地方自治州区へと名称変更され、最高権限の殆んどをキリヤ公国連合国へと移譲され、防衛対象が加盟国及び準加盟国地域での防衛活動が主任務と成って居る。


 それでも転移以前から変わらずに戦争や内戦への加担は、極力お断りして居る事に変わりなかった。


 同じく新トウキョウ国防軍も専守防衛と法律で定めて居るが、アマテラス地方内での武力行使は、内戦鎮圧と治安維持活動を目的としたPKО活動と解釈する事で、その兵力をキリヤ公国連合国軍へと派遣させて、部隊展開活動をして居る。


 BGF総部隊と第一部隊・マイカ・カイザーズ隊を指揮して居る舞夏が受けた任務は、肥後国北部・阿蘇地方・阿蘇町を治めて居る阿蘇惟光と言う阿蘇神宮の宮司を兼務して居る国衆家の領土の防衛と中立指定宣言地域の監視。


 そして、傷病人や避難所への地元住民達の避難移送と保護であった。


「しかし、我らも戦争に駆り出されるとはな。」


「そうだね、カイザー。」


「でもさ、あの勇治って言う少年王くんは、僕達には怪我人や傷病人。それに戦災で焼け出された人々保護や護衛に避難誘導と、これって全部、戦争中に出来る事じゃないよね。」


「全くだ。大したもんだ、あの少年王は。」


 舞夏は阿蘇神宮を拠点に、周辺地域の人々の避難誘導や護衛任務に付いて居た。


 キリヤ公国連合国軍に参加する事が決まって、最初の任務がアマテラス神皇国地方の内戦鎮圧任務と聞いて、ちょっと戸惑いはしたが、任務内容が人命救助だと言う事なのならば、その話は別だ。


 

 ブレイブ・ガード・フォース隊や新トウキョウ地方自治州区国防自衛軍も採用して居る量産型マイカ・カイザーは、九州地方平定戦にも参加して居るが、BGF隊に所属して居る者達に割り当てられた任務は、人命救助などが主任務と成って居た。


 国防自衛軍側者達は、空爆任務が在る物の、部隊の大半が敵地へと乗り込み、集落や都市の防衛任務で、敵軍または野盗等が、その守りに入って居る都市や集落に手を出せば、即座に撲滅される事は必須であった。



 さて、舞夏達が護衛しながら立ち話をして居ると、其処へ阿蘇神宮へと到着した一団が現れた。



「舞夏っ!!カイザーっ!!帰ったぜっ!!」


「あっ!!赤龍達だっ!!」


 

 大地を駆ける四種の鋼の龍達は、特殊装甲バスで移送された肥後国の民達を伴って帰還して現れた。


「皆さんお疲れ様でした。避難所へと到着しましたので、順番に車両から降りて、キリヤ公国連合国軍の兵士達の誘導に、従って避難所へと向かって下さいっ!!」

 

 キリヤ公国連合国軍へと派遣された国防自衛官達は、地球世界でもPKОで使用されて居る様な青色のヘルメットを被って、戦闘員派遣された兵士では無く、あくまで非戦闘員の保護を目的として動いて居る兵士である事を示して居た。


 その気遣いは、戦火に巻きまれた人達らに取っては、とても分かり易く、勇治とキリヤ公国連合国中央政府が、如何に民政へと政治の舵を取って居ると示し、とても関心して、地元住民の民衆からの支持を得て居たりして居た。


「お疲れさま、赤龍っ!!」


 ティラノサウルスの様なデザインのドラゴン型ロボットに声を掛けた舞夏は、一仕事を終えた仲間に対して、労いの言葉を掛けた。


「おう、これ位の事は朝飯前ってもんよっ!!」


「所で無事に戻って来た様だが、行った先の戦況はどうだ?」


「ああ、その辺は心配は要らねえなっ!!島津軍の本隊に属する連中は、規律が正しいが、其処から外れたり、島津家の力に縋って居た国衆の残党の奴らが稀に、盗賊に成り下がるが、キリヤ公国連合国軍に食って掛かる奴らは、滅多に見掛けねえよ。」


「その様子だと、居るには居るんだね。」


「まぁ、そんな連中は、俺様が一咆えするだけで、逃げて行くんだがよっ!!」


 

 赤龍とは超AIを搭載した荒っぽい性格をしたバトラー・ドラゴンズと言うロボット部隊のリーダーで、赤龍、蒼龍、黄龍、緑龍の四機から成り立って居る。


 赤龍・ティラノサウルスの様なデザインのドラゴン型ロボット。合体時に頭部と右腕へと変形


 蒼龍・竜脚類でアパトサウルスの様なデザイン風のドラゴン型ロボット。合体時には同体と左腕と成る


 黄龍・トリケラトプスの様なデザイン風ロボット。合体時には足へと変形して、頭部の口部分が右肩にドッキングし、ロケットランチャー発射装置と成る。


 緑龍・ワイバーン風の様なデザイン風ロボット。合体時には飛行ユニットとして合体する。その合体時に左肩部からはドラゴンガトリング砲が発射される。



 それら四体のドラゴン型ロボットが合体した姿が・ドラゴンバトラーである。



 今の所、下記のチームがブレイブ・ガード・フォース隊の直属と成って居る。



ドラゴンバトラー



 赤龍、蒼龍 黄龍、緑龍のドラゴン型ロボットが合体した姿。


 武装 ドラゴンランチャー。ドラゴンバースト。ドラゴンガントレット。ドラゴンバスター。ドラゴンフルバースト。ドラゴンガトリング砲。



ゴーダイバー

 ダイバーチームと呼ばれるロボットが合体した姿。ゴーファイヤー、ゴーレスキュー、ゴーポリスの3体合体で構成される。


武装 ウォターキャノン。タイバービームライフル。ダイバーマシンキャノンの他に、消化剤を噴射させたりネットを射出したりと災害救助の装備を満載している。



 他に民間の研究施設等が開発・管理して居る巨大ロボットも別働隊として登録されて居る為、今後は様々な面で出動要請が在るかも知れない。


 舞華達が話し込んで居ると、ウウウウゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーっ!!と言うサイレン音が鳴り響く。


 バトラー・ドラゴンズとは、別のロボットチームの別働隊であるダイバーズと呼ばれるレスキューチームが戻って来たらしい。



「今度はダイバーズが帰って来たよっ!!」



 舞華が指さす方向には、ゴーファイヤー、ゴーレスキュー、ゴーポリスのロボットが変形して居る大型の消防車、救急車、パトカーの三両が先導する形で、量産型のダイバーズロボットであるダイバーファイヤー、ダイバーレスキュー、ダイバーポリスの三機種から成る30機づつ編成の部隊が、装甲バスを護衛しながら避難民を乗せて現れる。


「只今戻りました舞華。」


「ご苦労様ファイヤー、後ろの二人もお疲れ様。」


「いいえ、これも任務ですから。」


「今回の行き先には、大きな怪我人が居なかったのが幸いでした。」



 舞華は帰還したダイバーズにも労いの言葉を掛けた。


 肥後国の避難民達は、乗せられた車両から、ぞろぞろと降りて阿蘇神宮の方角へと向かう。


「舞華殿。お疲れ様でありますな。」と阿蘇家の当主であり阿蘇神宮の宮司でも在る阿蘇惟光が、神宮前の肥後国避難所管理本部の様子を見にやって来たらしい。


「あっ!!惟光さん。」


「そろそろこの辺り一帯の住人達は、粗方の避難を終えたと見るべきでしょうかね。」


「ですね。僕としては、そろそろこんな無謀な戦争は、この辺で終わって欲しいと思うんですけど・・・・・」


「はっはっはっ、全くですな。しかし、島津家としては、簡単に膝を屈しては、己が家名に傷を付けると考えて居るのでしょうな。」


「そう言うもんなんですかね?」


「おおっと、そう言えば、舞華殿達は、物凄く進んだ文明地域から、いらっしゃたのでしたな。」


「それならば、理解が出来ないかも無理のない事かも知れませんが、自分達より強いと自分と家臣達に納得させてから降伏しないと、後々内紛の基と成ってしまいます。」


「こればかりは、人の感情内の気持ちの整理と言うべき所なので、簡単には如何にも成らないのかも知れませんな。」


「傷付くと分かって居ても、殴り合わないと分かり合えないか・・・・・・・・・・・」


 舞華はテロリスト達が跋扈する世界では在るが、それなりに平和な世であると言えるあの世界では、考えられない殺伐とした情勢に対して、チョッとだけブルーな気持ちに陥ってしまう。



 そんな時であった。


「ピピピピピピッ!!」と警報が鳴り響く


「んん?!舞華っ!!不味いぞっ!!」


「如何したのカイザー?」


「あの阿蘇山が噴火しそうだっ!!」


「何だって!?」


「はっはっはっ!!舞華殿、カイザー殿。慌てる事は在りませんぞっ!!」


「阿蘇山の噴火なんぞ、この九州島地方では、良くある自然災害の一つに過ぎず、別段に珍しくも無い。」


「それに加えて、この阿蘇神宮の在る場所は、先人達の知恵と後世に対する阿蘇山の噴火が此処まで来ない事を示す警鐘として、噴火の火砕流すら届かない位置に立てられて居る。」


「先人たち知恵であり、警鐘を伝える意味ゆえ、此処には火砕流の心配は要りませんぞっ!!」


 アマテラス・九州地方の阿蘇山も、日本国内に在る阿蘇山と同じく、活火山なので、噴火なんて物は良く在ること。


 別段に騒ぎ立てる事も無いと阿蘇家の当主であり、阿蘇神宮の宮司でも在る阿蘇惟光が余裕綽々で、舞華達に何時もの事だと言う。


「いや、どうも様子が可笑しい。」


「今、此処から見えて居る火山の火口部分を分析して居る・・・・・・・・・・」


 カイザーが阿蘇山の山頂火口付近を超望遠カメラで直視し、その様子を分析して居る。


その阿蘇山では・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 火山が大噴火をしながら火口付近から長い首を持った竜脚類型恐竜が現れる。


 その姿はアパトサウルスと酷似して居た。



「ギャオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーンンッ!!」


 阿蘇山から現れたのは、新トウキョウ湾岸海洋都市・特別地方自治州区が在った世界の地球で、まことしやかに古生物学者の間で、囁かれて居る爬虫人類族。


 それは1億年もの昔に栄えたと言うザウラーリアンと言う爬虫人類で、超科学を有し、凡そ約6500万年前に落下して隕石落下の影響を避けるべく、地下深くへと逃げ延びた。


 そのザウラーリアン達が建国したのが、ダイノザウルス帝国であった。


 彼らは舞華達の居た異世界地球の地下に、密かに潜む人間族とは異なる知的生命体である。


 古生物学や考古学者達の間で、まことしやかに囁かれて居り、恐竜人と呼ばれる爬虫人類達が6500万年の時を経て地上へと侵攻しようと目論んで居るなんて、オカルティズムな話が近年では囁かれて居た。



 俗にそれらの事を学者達は地下異種族帝国と呼んで居た。


 そのダイノザウルス帝国は、サイボーグ・ザウルスと言う生態兵器を用いて、地上侵略をしようと目論んで居るのだった。


 だが、今回阿蘇山に出現したサイボーグ・ザウルスのアパトボーグサウルスと言う個体は、はぐれ機体だったらしく。


 何らかの理由で、阿蘇山に現れただけであった。



 その様子を新トウキョウ湾岸海洋都市・特別地方自治州区に在る、新トウキョウ湾岸海洋都市内の特務防衛隊・ブレイブ・ガード・フォース隊本部から送信された映像を見て居た者達が居た。



 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月12日・午前11時33分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・キリヤ公国連合国・第三連合地方・新トウキョウ湾岸海洋都市・特別地方自治州区・ナガノ地区・カルイザワ町・五月宇宙開発研究所にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 五月宇宙開発研究所・・・・・・・・・・・・・・・それは機械工学と宇宙科学開発と古生物学の権威と言う少し変わった経歴を持った五月耕三博士が開設した研究所で、ジャバリュウム鉱石を使用した宇宙開発ロボットを研究開発する研究機関である。


 だがしかし、研究所の所長である五月耕三博士は、ダイノザウルス帝国が開発したサイボーグ・ザウルスの化石を見付けて以来、ダイノザウルス帝国が何時かは地上へと攻め上って来るのでは無いのかと危惧して居た。



 其処で五月博士は、三段階変形合体するスーパーロボット、チェンジャーロボを神宮寺重工業グループの援助で完成させて居た。


 チェンジャーロボの合体変形機構システムは、ブレイブ・ガード・フォース関連のロボット開発にも応用されて居る。


「むぅ、よもやこの異世界に現れるとはな・・・・・・・」


 でっぷりとした体型とちょび髭オヤジ風の風貌の出で立ちである五月宇宙開発研究所所長である五月耕三博士は、ブレイブ・ガード・フォース隊本部からアマテラス九州地方平定戦が行われて居る中で、阿蘇山に謎の恐竜が現れたという送信された映像を受信する。


 彼は送られて来た映像を見ると、危惧して居た事が大当たりだと思ったが、此処は異世界である事から、恐らくは日本国の地下に隠れて居た一体が、地下の溶岩流を通って、阿蘇山に出現したとの結論に至った。


 ブレイブ・ガード・フォース隊は、元々の世界に措いて、テロリストや謎に未知て居る秘密結社に地下帝国等と称されて居る謎の武装異種族国家を相手に戦う為に組織されて居る。


 そんな理由から、様々な研究機関と連携して、スーパーロボットの研究開発が盛んに行われて居るのだ。


 五月宇宙開発研究所もその一つで、神宮寺重工業グループのから多額の援助を受けてロボット開発を行って来た。


 元々は宇宙開発をする為のロボット開発をすると言う事が目的なのだが、それは対ダイノザウルス帝国への備える為の方便で、そうでも言わないと日本政府・国連機関・各国関連企業からの援助金が手に入らない恐れが在ったからである。


「アレは恐らくは、ダイノザウルス帝国の命令系統からはぐれたサイボーグ・ザウルスなのだろう。」


「わしが居なくなった地球世界の事が気掛かりじゃが、今はアマテラス地方に出現したサイボーグ・ザウルスを何とかしなくてはっ!!」


 五月耕三博士は、自らが所長を務める研究所で、恐らくは一生出番が来ないだろうと言われて居たある者達を通信装置で呼び出した。



「真礼くんっ!!隼くんっ!!美咲くんっ!!出動だっ!!」



「んん?五月のおっさん、わたしら異世界転移したから、もう出番が無いんじゃないのか?」と口の悪い男勝りな女の子が突然の呼び出しに面を喰らって困惑して居る。


「ふっ!!真礼、博士が意味も無く出動を言って来る筈も無いだろう?」とクールビューティーな女の子が皮肉った言い方で答える。


「と言う事は、博士が以前から申して居た、例のトカゲ人類が現れたで御座るか?」とやや大柄なロリぽい声色をした御座る口調の女の子が聞き返す。



「正確には違う。ダイノザウルス帝国の命令系統からはぐれたサイボーグ・ザウルスが、今現在内戦中のアマテラス地方の九州地方に現れた様だ。」



「はぁ!?あの戦国時代モドキな所にか?」


「確か今はキリヤ公国連合国が中心と成って、抵抗勢力の鎮圧をして居ると聞くが・・・・・・・・・・」


「そんな事はどうでも良いでは御座らぬかっ!!今、あの地には対抗戦力がマイカ・カイザーとブレイブ・ガード・フォース隊の本隊所属ロボットしか居ないので御座ろう。」



「その通りだっ!!多数の量産型ロボットや機甲師団兵器が、同地の内戦鎮圧をする為に、大軍勢の部隊を派遣されては居るが、サイボーグ・ザウルスの能力は、どの様な力を有して居るのかすら分からない上に、まだまだ未知数の敵なのじゃっ!!」


「其処で対サイボーグ・ザウルス戦を想定して設計開発された変形合体型プロトタイプ・スーパーロボットっ!!我が五月宇宙開発研究所が誇るチェンジャーロボが出動と言う訳じゃっ!!」


「ったく仕方ねぇなっ!!」


「わたしらが、この異世界に来ちまった事で、爬虫人類どもは戦わずに、後はのんびりとこの研究所のロボットテストパイロットをするだけの正社員に成る筈だったのになっ!!」


 そう、この場に居るチェンジャーロボチームの流山真礼・矢作隼・来馬美咲の三人は、高校生2年生でアルバイトとして雇われ、雑用係をして居ただけの女の子達だったが、パイロット適性が高いと言うだけで、スーパーロボットのメインパイロットにさせられたと言う経緯が有ったりする。



 所が新トウキョウ湾岸海洋都市・特別地方自治州区が異世界マギアンティアへと転移してしまった事で、状況が一変してしまう。


 元の世界で暗躍していたダイノザウルス帝国が、自分達の前から居なくなったからである。


 そんな理由からチェンジャーロボチームは、情けない事に宿敵と戦う前に引退したかの様な扱いで、完成したチェンジャーロボの実験データを取る為だけのテストパイロットとして、高校卒業後には五月宇宙開発研究所に就職が決まって居た。


 3人はチェンジャーロボに乗るのに当たって、特殊機甲二足歩行車両運転免許証を取得させられて居た事も起因しても居るのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「これは仕方が無いだろう。此処は我らが本来の役目を担う腕の見せ所だ。」


「訓練が無駄に成らずに住むと言う物で御座るっ!!」


「それでは諸君っ!!チェンジャーチーム出動せよっ!!」と、でっぷりとした体型とちょび髭オヤジ風の風貌の出で立ちである五月宇宙開発研究所所長である五月耕三博士は、スーパーロボットアニメにありがちなポーズを取りつつ、出動命令を発した。


「「「「了解っ!!」」」」とチェンジャーチームの三人は、大急ぎでパイロットスーツへと着替えて、チェンジャーマシーンへと乗り込んで行くべく、格納庫へと通じて居る通路を駆けて行く。


 その出動シーンは、丸でスーパーロボットアニメの出動シーンと酷似して、此処でオープニングテーマソングが流れば、完璧と言えるカッコイイシーンであった。



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