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キリヤ公国英雄戦記物語  作者: 伊達教宗
第7章 少年王と魔王織田・和紗・信長との対峙とアイヌル民族解放血盟団の反乱の終焉編
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エピソードブラス・アマテラス神皇国・戦国無双・萌将伝 尾張の大虚けと岡ヶ狭間の戦いっ!!15

マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・尾張国・岡ヶ狭間地方・岡ヶ狭間村・尾張・三河街道付近地域にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


マギアンティア世界統一暦・1545年・5月16日。


 準備が整った今川軍の先鋒隊は、織田家が唯一三河側に飛び地として確保してある品野城へと攻め入る。



知多半島地方の刈谷町と阿久比町を治める水野信元と水野忠重らは、今川家の対尾張国侵攻作戦の為に確保して居た拠点たる大高城を牽制しつつ、自領地を守ろう出陣して来て居た。



丸根砦の佐久間盛重隊500人。


鷲津砦の飯尾定宗500人。


中島砦の梶川高秀500人。




 手始めに先手を取ったのは、岡部元信が率いる6000人にて、織田家の尾張と三河の国境の重要な拠点である鳴海城と品野城とアマテラス皇国の首都、皇都・平庵京の在る西へと続いて居る道へと繋がる尾張・三河街道を確保するべく。


 旗下の軍勢に品野城へと攻め掛からせて行く。




「ブオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーっ!!」と言う、日本の戦国時代でもお馴染みの法螺貝が鳴り響くと、両軍の鉄砲隊が互いに一斉に火を噴いた。


ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」



「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


 怒号が飛び交う戦場に、足軽歩兵達から長槍を構え突き合い、弓と鉄砲を打ち合い、顔を突き合わせた所では刀の鍔迫り合いによる金属音がぶつかり合う。


「押せ押せえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!一気に落とせえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」


「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


 岡部元信は、小城に過ぎない品野城を落とすと中島砦をも僅か半日たらずで攻め落とす。


「くそっ!!やはり小勢では無理かっ!!」


「退けっ!!退けっ!!退けええいっ!!信長さまは、決して無理をするなと仰せられたっ!!」


中島砦を守備して居た梶川高秀は、善照寺砦まで軍勢を後退させて行く。


 和紗は国境付近の将兵達に死ぬ場所を間違えるなとキツく厳命して居たからであった。



 更に同時刻、松平勢が鷲津砦・丸根砦を強襲する。




「ブオオオオオオオォォォォォォォーーーーーーーーーーーーっ!!」


 此処でも戦闘開始としてお馴染みの法螺貝が鳴り響くと、両軍の鉄砲隊が互いに一斉に火を噴いた。


ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


 ズダダダダダーーーーンッ!!ズダダダダダーーーンッ!!ズダダダダダーーーーンッ!!


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」



「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


「「「「「うわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


 怒号が飛び交う戦場に、足軽歩兵達から長槍を構え突き合い、弓と鉄砲を打ち合い、顔を突き合わせた所では刀の鍔迫り合いによる金属音がぶつかり合う。


「押せ押せえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!一気に落とすですようおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」


「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!!」」」」」


 対する織田勢の守備隊も防戦体制を取って懸命に応戦して行く。



 手始め攻め掛かった丸根砦では、守備隊の佐久間盛重が一計を講じる。 


 それは敵の出鼻を挫く為に、鉄砲で撃ち掛けた後に、砦から打って出て、一隊を蹴散らす事で敵の戦意を挫こうと目論む。


 この時の松平・千代・元康の年齢は12歳。


 父親き既に家臣との諍いで暗殺され死亡して居る為に、今川家に人質出されて居た彼女が急遽、松平家の当主と成って居た。


それに伴い彼女の側近達も若い年齢が多く見られて居た。

 

「佐久間盛重殿とお見受けするで御座るっ!!」


「ん?その方、若いな。その歳で姫武士を名乗るか?」


「我こそは松平・千代・元康さまの家臣が一人、本多家の新当主っ!!本多・八重・忠勝で御座るっ!!」


「いざっ!!尋常に勝負っ!!」と大槍を携え、構える姫武将が居た。 


 彼女こそ、後の徳川四天王と呼ばれる精鋭武将の一人でその武は最強クラスと言われた姫武将、本多・八重・忠勝である。


 

三河譜代国衆の一家で、武の本多家と言われる三河地方の名門家の出身で、アマテラス神皇国の東国地方でも勇名を届かせて居る東の古今無双の勇士、又は東国無双と謳われる姫武将。


 この者は毘沙門天の加護などと言うチートスキル持ちの上杉・剣信・輝清とは別に、愛用の得物である蜻蛉切なる大槍で敵を数百人くらい、戦国無双ゲームの如く吹き飛ばすチートクラスの怪力を持って居る。


 御座る口調の180cmクラスの巨漢で、ぼさぼさな癖毛のロングストレートヘアーとグラマスボデイな身体つきがとても特徴的。黒塗りの鹿の前立て兜と鎧に蜻蛉切と言う何所かの戦国無双ゲームの忠勝が使って居る様なバカデカい槍を振り回して戦う姿は正に一騎当千。


主君の徳川・千代とは幼馴染みの関係であった。


 しかしながら、この当時は僅か12歳。


 背丈も160センチと周囲の年頃を迎えて居る様な同年代の女の子達からすれば、ずば抜けて高く、身体付きの発育と筋力もとても良い肉体美を誇って居た。


 そのずば抜けた武術の才能を買って居た本多・八重の父親は、主君の徳川・千代と共に、義本が進めるアマテラス神皇国の天下統一と言う大事業を行う大戦に参加する娘に、栄誉ある門出であるとして、早々に隠居して家督を娘に譲ってたのであった。


 他の直臣たちも、本多家に倣う形で松平家の重臣の若返りを一斉に取り決めのである。


 そんな理由から、今の松平家は、後に徳川家体制と成る人材の者達が、この大戦の最前線に立って居たのであった。


「ぬっ!!これはっ!!」


「天は何んと言う者をこの地上へと産み落としたのだっ!?」


「この娘・・・・強いっ!!途轍もなく強すぎるっ!!」


 佐久間盛重は悟った。


 本多・八重には勝てないとね。


「フハハハハハっ!!信長さまっ!!この盛重は、我が生涯に措いて、その名を残せるほどの相手と戦い果てる様ですぞっ!!」と、本多・八重の殺気から来る闘気の威圧感に圧倒された佐久間盛重は、彼女に殺される事に妙な喜びを感じてしまう。



「はああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


 両者は騎馬で斬り突き合った・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ガキキキキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンンッ!!と言う槍の一閃の音が響くと、佐久間盛重は首を跳ねられて居た。


 その顔は何処か嬉しそうにして居た。




「丸根砦の主将っ!!佐久間盛重を本多・八重・忠勝が討ち取ったで御座るううううううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」



「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」」」」と雄叫び声を上げる松平軍の将兵達。


これが本多・八重・忠勝の無双伝説の始まりであったと言う。 



 佐久間盛重を討ち取った事で、丸根砦の守備隊は瓦解し、続く鷲津砦も落とす事に成功する。



 松平・千代・元康軍は、悠々と大高城へと入城し、後方からの補給物資を運び入れたのであった。


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