第四話 33の
ギュイン
おお!開いたぞ!
な、長い廊下だ…
ん?なんだこいつは?
兵隊?ロボット?人間?なんなの???
もしかしてこいつがオルスさんが行ってた使いかなぁ?
まぁ合言葉言ってたしかめてみるか。
「え〜っと。エリバさんってオルス?」
「いいえ、お留守ではありません。エリバ帝王をおさがしなのですね。わたくしが案内しましょう」
おお!すげぇ!やっぱロボットなのかなぁ?なんか人間っぽいなぁ
「じゃあお願いします。ついでにあなたの名前は?」
「私の名前は エリバ・セブンティトゥ です」
オルスさんって名前付けるの苦手なのかな?ただのフロアを英語にしただけじゃないかよ。
じゃあオルスさんがいるところの使いは「サァティスリィ」なのかなぁ?
「なるほどぉ。じゃあセブンティトゥさんって言えばいいんですかね?」
「いえ、セトゥです」
「へ?さっきはセブンティトゥって…?」
「いえ、あだ名です」
あだ名…ただ略しただけ…。まぁ「オルス」って名前もちょっとなぁ…。歴代の人たち全員が名前付けるの下手だったんだろうなぁ
「それじゃあお願いします」
「その前に、その格好では行くことができません」
「え?それは何で?」
「危険だからです」
危険?聞いてないぞ??何が危険なんだ???
「それは…何が危険なの?」
「エリバ帝王のもとに行くには33個のミッションをクリアしてもらいます」
ウソォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何それ何それ???
一切聞いてないし、危険ってどんだけ危険なんだろう???
「それって、死んだりしたりは…しな
「死にます」
何でしゃべってる途中に言っちゃうのぉぉぉぉ〜〜〜〜〜
俺の希望一瞬で消えたじゃんかよ!
どぉすんだよぉ〜〜〜
あ!でも俺どうせ死んでもいい気分できたんだっけ、そしたらいいじゃん
こんな世界にもこれたし魔法の手紙にも出会えた(?)し。もう満腹満腹
「それってどういうミッション?」
「内容は言えません。それに、始めたらもう最後までやってもらいます。しかし私もお供します」
「これで死んだ人って・・・いな
「32人です」
ウソォォォォォォォォォォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜
俺でぴった33人目ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜
っていうことは俺は33番目に選ばれた人だったの???
俺だけ特別だと思ってたのにぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜
しかもまたまた話打ち消された〜〜〜〜〜〜
「それではまず着替えましょうか」
「は、はぁ」
「ザ・エルバミッションコーディネート」
呪文みたいなのもカッコわりぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜
ジュゥゥゥン
「お、すごいすごい!ありがとうございます」
背中には太刀のようなきれいで長く、軽い自分でも扱えそうな剣が、右腰にはマシンガン、左腰にはその替え玉が入っていた。胸のポケットには小型爆弾のようなものが入っている。すごくリアルだ。防具はめちゃくちゃ軽く、服を着てるのと同じ感覚だ。しかしすごくゴツく、ものすごく固そうだ。きっとこの世界は軽くても強い、固いが当たり前なのだろう
「それでは第一ミッションにとりかかりましょう」
「は、はい。それで、内容は?」
「まずはガルプスという赤い小さい恐竜みたいな生き物を5体倒してもらいます」
「それは簡単なんですか?」
「はい。ブレイク・ザ・ビュールで十分です」
「ブレイク・ザ・ビュー
「その剣ですよ」
何でこいつ最後まで聞けないんだよ!!
ちゃんと最後まで言わせろよ!
もう慣れてきちゃったよ…
「わ、わかった。じゃあ行こっか」
「はい、それではこちらの扉を開けてください」
「は、ハイ」
皆さんこの小説を読んでくださりありがとうございます。かなりの人が僕の小説を見てくれていて、ものすごくうれしく思っております。しかし、感想・コメントが一つもありません。僕の力の源となります。皆さんがどう思って読んでくれてるのかも知りたいです。読んでくださるだけでうれしいのですが、もしよろしければ読者の皆様の声が聞きたいと思っています。よろしくお願いします。