2話
セイッ! セイッ! セイセイセイ!
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《警察学校1F第6訓練場》
「ここか?」
俺は訓練場に入ってすぐに違和感を覚えた。
人が少なすぎるのだ。全体を見回しても俺を含めて3人しかいない。
しかもだ。
「あ、あなたは?」
「あぁ……」
ついさっき校門の辺りでぶつかった茶髪の女の子がいたのだ。
「君もこのクラスだったのか。俺はシェイドだ。さっきは悪かったな」
「いえいえ! こちらが悪かったんですから、謝る必要ないです!」
「しかし、俺より早くついてるなんてな。君が校門から出ていくところを見たんだが」
確かに、俺と入れ違いで学校を出ていったはずだ。
「えっとまあ、すごく急いだんです」
彼女は誤魔化すように照れ笑いした。
「……そうか。そういえば君の名前を聞いてなかった」
「あ、ケトって言います! よろしくお願いします」
「そうか、よろしく」
挨拶を終えたところで、もう1人が訓練場に入ってくる。ユーザだ。
ユーザは俺を睨みつけるだけで、訓練場の壁にもたれかかって座った。
「知り合いですか?」
「ああ、さっきちょっとな」
ケトも不審に思ったみたいだ。
さて、もう1人は……
「ん? もう1人はどこへ行った?」
「あれ、さっきまでいたんですけど」
俺とケトが周囲を見回していると、上から声が聞こえた。
「ここ」
びっくりして見上げると、なぜか天井の照明にぶら下がって仕組みを調べているようだった。
「なにしてるんだ」
「どうやって光ってるのか気になったの」
「そうか……」
あまりに眩しくて、どんな容姿をしているかはわからなかったが、ユーザ同様少しおかしいやつらしいな。
まともなのは俺とケトだけみたいだ。
そうこうしているうちに、試験開始の時間になっていたらしい。
入口から入ってきたオールバックの強面が、俺たちの目を順に見て言った。
「それじゃあまずは自己紹介から始めようか」
男は強面に笑みを浮かべた。
「ゲールだ。お前たちのクラスの担任になる。よろしく」
仮〇ライダー!




