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Засвіт встали козаченьки

明け方にコザーク達は起ち上がり

夜中から進軍を始めた

マルーシャは涙で

その茶色の瞳を腫らす


「泣くな。泣くなマルーシャ

悲しむんじゃない!

それなら、お前の愛する

神に祈ってくれ!」


山の上に月が出ている

太陽はないのだ

母親は小道で息子を

涙ながらに見送った。


「行きなさい!行きなさい!愛しい息子、、、

遅れるんじゃないよ!

4週間もすれば

帰ってくるんだよ!」


「ああ。お母さん。

早く帰ってこれたら嬉しいさ!

ちょっとばかし、俺の黒の馬が

道で足を滑らすんだ。」



これは16世紀のコサックたちの歌でだな。そのときの彼らはロシアやポーランドに保護されていたのだ。

保護といっても、彼らは彼らで領地を持って自治をしていたのだが、保護国はそれを吸収しようとしたからしばしば叛乱が起こったのだ。そんな時代に歌われたのだ。

民謡であるが、ポルタヴァのマルーシャ・チュラーイが書き足した歌の様。


これもさまざまなヴァリアントがあるのだが、まず歌の題名が二種類あるのだ。

「Засвіт встали козаченьки」

「Засвистали козаченьки」

だ。

козаченькиは共通でコサック達。

Засвіт всталиは夜明け前に起きた、Засвистали は口笛を吹く。

світ のтとвが落ちたのか、Засвисталиが二語に分解したのか。



上に載せた以外にも、神に家族の無事を祈ったり、

自分が死ぬのか帰ってくるのかは誰が知ろうかと言ったり、

生まれてない子供の話しをしたり、

そんな息子に母親が時間だよ。行きな!って言ったり

色々なヴァリアントがあるのだ。

皆思い思いに歌ったのだろう。


~原文の一例~


Засвіт встали козаченьки

В похід з полуночі,

Заплакала Марусенька

Свої ясні очі.


Не плач, не плач, Марусенько,

Не плач, не журися,

Та за свого миленького

Богу помолися!


Стоїть місяц над горою,

А сонця немає…

Мати сина в дороженьку

Слізно проводжає:


“Іди, іди, мій синочку,

Та й не забаряйся.

За чотири неділеньки

Додому вертайся”.


“Ой рад би я, матусенько,

Скоріше вернуться,

Та щось кінь мій вороненький

В воротях спіткнувся.


ウクライナ民謡と言うかコサックの歌。

次は明るいやつかな。

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