牛のワルツ
不確かな強かさを連れて
息も絶え絶えに躍るワルツ
生き物を殺めて極上の分厚いステーキ
滴る血を啜る至福のひとときは素敵
今日よこんにちは
昨日より気分を上げたい
たとえ単調な剣の舞であっても
ジッとしていられない衝動
埋め込まれたのは鉛の内臓
頑なに拒絶反応
それでも花を握りつぶして
草原で軽やかにステップを踏む
絡みつく鋼のススキ
不意をつく華麗な頭突き
仮死状態だなんて見破れない
萌え上がる情熱のターンは永遠に
オレは素敵なステーキにはならないぜ