魔理沙と少年
これは魔理沙が少年と出会って、ちょっとエロいことを...しません!釣られた?㌧㌧ヽ(・ω`・o) ネェネェ
あ、でもエロ展開がちょっと入ってるので、もし苦手とかあったら読むのをオススメしません。
閲覧注意はしておいたので、それでもいいって方だけ読んで下さると幸いです。
「いやぁ、やっぱり人里の方は賑わってるな。」
今日は食料品が安く手に入る市場の日で、人がごった返していた。しかし、おかげであたしが今持っているかごの中は野菜やら調味料やらでいっぱいになっている。
「にひひ、これならとうぶんは食料に困らなくて済むぜ。いやあ、これで食費も浮くってもんだぜ!」
オッサンたちに値踏みして得ただけあって、普段の1/4以下の値段で買えている。ただし、オッサンが涙目になってたのは気のせい。
「しっかし、大根を売ってたあのオッサンだけは気に食わなかったんだよなぁ。」
そのあと、大根売りのオッサンが風評被害を受けたのは(ry
そろそろ飛んで帰ってもいいところ辺りで、私はたまたま見かけた。
橋の下の川沿いで誰かが倒れている姿。
「うえ、マジかよ...」
見たところ、妖怪のような感じではないが...
ううん、どうしたものか...
とりあえず近寄って箒でチョンチョンとつついてみる。
「おーい、生きてるかー?死んでないかー?」
「...うぅん...」
そいつは気の弱そうな少年だった。気だるそうに起き上がり、辺りを見回して、あたしをじっと見つめる。
「えっと...あの...」
「おお、生きてたのか。いやあ、良かった良かった。今度からは川で遊ぶ時は気をつけろよ?」
「僕は...誰ですか?」
...
「知らん。」
「僕も分からないです。」
...
...
いや、ちょっと待てよ...こいつ、頭だいじょうぶか?
「1+1はいくつだ?」
「2です。」
「あたしの今着てる服の色は?」
「白と黒です。」
あれ、これっていわゆる...記憶喪失ってやつか?
「ここら辺見渡してみろ。どっか見覚えのある所とかないか?」
「...すみません、見覚えないです。」
「そうか、あっちの方に行ったら人がいっぱいいるから、もしかしたらお前のこと覚えてる奴が見つかるかもしれないぜ。それじゃあな。」
スタスタスタ...
ヒョコヒョコ...
スタスタスタ...
ヒョコヒョコ...
「いや、ついてくるなよ!」
「人が多いの...怖いんです。」
じっとこちらを見つめてくる。
...ああ、もう...
「仕方ない、こっち来い。」
「えっ?でもそっちは何も...」
「いいからついて来い。そんな身なりでいつまでも放置する訳にはいかないだろ。」
体は土で汚れていて、至るところに擦り傷がある。さすがにあたしもそこまで鬼じゃない。