表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/12

妖夢さん、ここ現代ですよ 1

こっちで会うのは久しぶりだね。

どもども、ゆくひめです。現代入りさせたら...とかの二次創作見てるとニヤニヤしちゃうので、あなたもこれを見てニヤニヤさせたい。そんな気分で作りました。もうひとつの作品は現在失速しております。ごめんね。


(パズドラでデウスエクスマキナ出て、ネタ増えたな~でやりだしたのはナイショです。)

僕はそこら辺の普通の大学生。今年の春から独り暮らしを始めて、半年くらい経つかなって頃です。

いつも通りにバイトを終えて、スーパーで安かった豚ばら肉と野菜を買って帰ってるところだ。家は普通のアパートを借りてる。ただ、最近少し変化があった。

僕の家に...

「もう、帰るの遅いです!冷蔵庫の中には何も入ってないし、もうお腹ペコペコですよ!」

女の子が同棲するようになったことだ。

「ごめんごめん、今そこで豚肉と野菜買ってきたから。なに作ろうか?」

「私、あれがいいです!丸いお肉!えっと...」

「ハンバーグ?」

「そう!それたべたいです!」

「豚ばら肉からハンバーグって...無茶言わないでくれよ...。」

とまあ、若干ボケが入るところがあるが、それにはいろいろな訳がある(らしい)。

いや、未だに信じたくても信じられないようなことな訳なんだけど...


彼女と出会ったのはつい最近のこと。3~4日前くらいかな...

出会いもなんか劇的だった。

「今日はいい天気だ。日が当たって気持ちいい...」 

夏の暑さも少し感じられるが、朝の冷え込みもあってか心地よい日射しに感じられる。

「せっかくの休みだけど、友達...いないしな。」

高校の時に部活に所属してないせいで、やりたいことというのがなかなか見つからなかったし、特別にこれといった趣味がなかったので、話す機会も失い、ボッチ学生となりました。 

「高校の頃も勉強のせいで全然友達いないし、なんなんだろう...つら。」

まあ、そのお陰でそこそこの大学に入学できた訳なんだけどな...うん。

「そうだ、お布団でも干そう。ここのところあんまりよく寝れてないし、気持ちよく寝たいし。うん、そうしよう。」

窓をガラッとあけてオフトゥンをかけ...て...

「ん?」

隅のほうから微かにカサッ...と音が聞こえた。猫か?いや、ここ二階だ。しかも、野良猫とかここら辺で見ないし。

まさか...強盗とか?

そろ~っと隅の方に目をやった...瞬間。

「動かないでください。」

突きつけられたそれは刃物...しかも、日本刀。

まさか、これ本物とか言わないよね?いや、模擬刀でもアウトだ。

「...何者なんですか?何が目的ですか?」

率直に質問をぶちかます。もしかしたら、許してくれるかもしれないし、勘違いかもしれないし!!

「ここは...どこですか?」

...はっ?

「えっと...〇〇県ですけど...」

「〇〇県?幻想郷にそんなところってありましたっけ?」

...幻想郷?

「あ、あの...幻想郷ってどこの国ですか?それとも、何かのグループか何かですか?」

「えっ?」

「えっ?」

......よし、一旦落ち着こう。

まず、強盗なんかではない。これは間違いない。ただ、なんで刀を持ってる?おかしい。おそるおそる顔を覗く。

わりと小柄な女の子、髪は銀髪(?)、服は緑っぽいワンピースみたいなの着てる。しかも、幻想郷というところの出身っぽい。

結論、普通ではない。

「あの...すみません。ちょっといいですか...」

「はぁ...」

ぐぅ~.......

...

「お腹...減りました。」


「あの...さっきはすいません。つい、苛立って...」

「いや、それはいいよ。でも、なぜうちのベランダにいた?しかも、刀なんかもって。」

「私もそれがさっぱり分からなくて...幻想郷ってところから何かしてここにきたんですけど...」

う~ん...と彼女が考え込んでいる。そこで自分が今作り終えた焼き飯を差し出す。

「材料テキトーだから申し訳ないけど、許してくれ。あ、これスプーンな。」

「あ、ありがとうございます。」

普通に可愛い子なんだよなぁ...

ご飯に夢中になって食らいついている。よほどお腹減ってたのか...

さて、問題はまだまだ山積みな訳でして。

この子の家は幻想郷というところ。調べてはみたが出る気配もない。それと、この子の親はどこにいる?もしかして、その幻想郷というところなのか?

それに、この子を一人で歩かせると夜なんかは補導されかねないし、刀を所持なんかいったら確実にやられる。

なんだろう...放っておけない。

そういえば、まだ名前を聞いてない。

「ねえ、名前はなんて言うの?それと、もし電話番号で知ってる人とかいたらおしえてくれるか?」

なんか犯罪してるみたいだけど、気にしたら負け。

彼女はスプーンを止めて、答えてくれた。

「私は魂魄妖夢って言います。妖夢って呼んでくれていいですよ。あと、番号なんですけど...」

おお、妖夢ちゃんから聞き出せる!

「電話...普及してないんですよね...」

...オワタ。



とまあ、そんなこんなありまして、なんか泊まらせるという感じになりました。ただ、やっぱり少し不自由なところもあるわけで...

「う~、やっぱりこのピーマンだけはどうしても苦手です...」

「好き嫌いせずに食べてくれ。残されると片付けも面倒になるから。ほら、肉と食べれば大丈夫だって。」

「いやです!お肉様に申し訳ないです!」

「お肉様ってなんだよ...いいから食え。明日からずっとピーマンにしてやるぞ?」

「うぅ~...無念...。」

自分がお父さん的立場でなんか心が痛い。

俺、これでもまだ20なりたてなんですよ?


まだまだ慣れない生活だが、前みたいに退屈な生活ではなくなった。家に帰れば妖夢ちゃんが待っててくれる...

「そうだ!あなたのお皿にお肉いっぱいありますし、このピーマンあげます。」

「おいこら、ふざけんな!」

まだまだ新しい生活は始まったばかりだ。

主人公君は名前はつけません。てか、こいつはあなたです。無理矢理組み込まれたフラグを1のみの選択肢で突き進む気分を味わってくれ。ケッケッケ...

あ、これ、深夜のテンションで書いたあとがきだから。多分、明日くらいには後悔します。反省はしません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ