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白梅の鬼ここめ  作者: 音琴 鈴鳴
改変前
15/29

2-6話 優しい愛


時が流れ


老いたとしても


自分の心は


変わりはしない


‐レンカ‐




私が怯えてるのに気づいたのか


気づいてないのか


白梅さんは優しく微笑み


「さち」


と、私の名前を呼んだ。


ゆっくりと視線を白梅さんにあわしてみる。


顔が近すぎて

すぐにそらしてしまったけど、

白梅さんは気にしてないと言うかのように

優しく微笑み続けている。



白梅さんは私の髪を手に巻き付けては


離してを繰り返し遊びながら



「愛してますよ、さち」


と囁いた。



いつも突然言われる

それに私が恥ずかしさを感じていると


白梅さんは何を思ったのか


髪で遊んでいた手を私の頬におき


見たこともない目をしながら微笑んだ。


熱のこもった目に


私の中の何かが


逃げろと叫んでいるが


すでに遅かったと思う。

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