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2-2話 執着
愛す事は
誰にも
咎められたりは
しない
‐レンカ‐
連れ去られる形で
やって来た山の奥の奥にある町の
白梅さんの家と言うよりは昔のお屋敷のような所。
その一つの部屋に放り込まれてから
一週間たったはずの今日まで
私は一度も外に出させてはもらえていない。
白梅さん以外の人と話すのも駄目らしく
お屋敷のお手伝いさんらしき人も
白梅さんの友達らしき人も
部屋に来たとしても
見るな
話すな
と言われているほどだ。
何処かから逃げ出そうと思っても
窓には鉄格子だし
唯一の入り口である襖の扉の前には見張りがいる。
私を逃がさないようにと徹底的に私を閉じ込めているのだろう。
その執着のような何かが私には怖かった。