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C型血の少女は、誰も救わないと決めた  作者: くじら


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第43話:観測者の微笑



「お迎えに上がりました」


相変わらずの感情の籠らない瞳がアリアを見て少しだけ目を細める。


「.....随分、小さくなりましたね?懐かしいですね.....昔のアリアに戻ったみたいです」


ソッとアリアの前髪を触り、プックリした子供らしい頬を撫でるエリス


透は思わずアリアを隠すように身体を捻る



この人の仕草、雰囲気に惑わされてはいけない


以前、言ってた事を思い出せ。


アリアに対して何と言った?


『アリアが使え無くなり仕事が無くなったら困りはします』


だから優しげな雰囲気も、これは目の錯覚


エリスは何しに来た?もしかしてアリアを連れ戻しに来た?


そう思ったら透は無意識の内にエリスから距離をとってた


「.....そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ?」


「アリアを連れ戻しに来たの?」


「.....連れ戻し?そうですね.....そう言った任務は受けてません



私がお迎えに来たのは透さん、貴女です」


「わた、し?」


「はい、貴女です」


ニコッと柔軟な笑み。


「重たくはありんせんか?もし宜しければ代わりましょうか?」


「っ、結構です!」


「....そうですか」


その顔は断られる事が分かってた顔だった。


「ところで.......」



エリスの視線が先程までゼロが居た場所を見ながら話し出す


「先程、どなたかいらっしゃいませんでした?」


透は出来るだけ顔に出さず、口開く


「.....誰かとは?」



「ふふ......透さん、この場合、誰も居なかったと言う方が正しいんですよ?


その回答は、今まで誰かと居たと言ってるようなものですよ?」


「っ.....黒瀬や蒼真が居たからですよ!」


「.....まぁ、いいでしょ」


透はエリスと言う人物がどうも好きになれなかった


声のトーン口調や仕草は柔らかくて丁寧だけど、何となく、受け入れられないと思うのだった


何がと聞かれたらまた、それも答えられない。


「では、向かいましょうか?」


「どこに.....」


「貴女もBOSSに話しが有るのでは?」


腕の中で眠るアリアをチラッと見つめるエリス


確かにエリスの言う通り


私は会う必要がある



アリアの父に



透はため息一つだけ吐き出し歩き出す


ふと、墓地を振り返るエリス。


一瞬だけ目が冷たくなる。


「……観測者が増えましたね。記録が煩雑になります」


小さく呟く。


でも透には聞こえない。


「.....何か言いました?」


微かな声に反応し透が振り返るも


その顔はいつもの柔らかい表情



あの一瞬の冷たさを奥に仕舞い込み、

エリスは何事も無かったかのように微笑んだ。


「......いいえ」



よし、ならタイトル決めようか

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