39. “MB”取扱説明書
“Memory Breaker”
1.概要
・通称“MB”。
・使用日から数日前の間の記憶を全て消すことが出来る。
・本来精神科治療で使われるが、近年悪質な犯罪に使用されることが多く、一般の使用及び販売は禁止されている。
2.使用法
・投与量により消える記憶の日数も変わる。
量が増えれば消える日数も比例して増えるが、多量投与は人体に影響を及ぼす。
子供(16歳未満)は5日分、大人(16歳以上)は7日分までと薬事法により規定がある。
・投与方法は注射が一般的。
・必ず麻酔を用いてから使用する。
3.使用上の注意
・“Breaker”と言っても、実際は記憶が完全に消える訳ではなく、きっかけがあれば希に思いだすことがある。MBは記憶の引き出しの鍵のようなもの。
・MBを一度投与すると抗体ができ、二度目以降は効果が現れない。現在の医学ではこの抗体を死滅させることは出来ない。
・投与後直ぐに、激しい頭痛をもたらす。
死の危険はないが、多くは過呼吸になり失神する。
麻酔の効力が出てから使用することが必須。
4・その他
・投与後直ぐの記憶も消えるため、本人が「MBを打たれた」という自覚を持つことはない。
・実際のところ、集団投与でもしない限り本当にその記憶が葬り去られるのは難しい。
消えた記憶を知っている他の人物が、本人に事実を伝え、記憶の鍵を開ける可能性があるからだ。
MBの確立した効力を得るには、周りの協力は必要不可欠である。




