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どんな悩みも水無月くんにお任せ!!  作者: たかべー
新・相談部始動編!!
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【番外編】2月22日は猫の日ニャー!!  

 毎年、日本の2月22日は、猫の日とニャっている。この日は、猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びを噛みしめる記念日として制定されたニャ。それに、ボクと霞ちゃんの誕生日でもあり、出会った日でもあるニャ。

 ボクと霞ちゃんは、いつもスキンシップを欠かさないからとても仲が良いニャ。ボクたち

猫は、耳の根本、顎の下、頬の周り、尻尾の付け根ニャどをニャでてもらうと、とても気持ちいいニャ。猫が尻尾を立てて近寄ったり、前足で触れて来たり、尻尾を左右に揺らしたり、耳を前に垂らしたりしたら、ニャでて欲しいサインニャ。逆に、頭を別方向に向けたり、目を逸らしたり、毛づくろいしたりする時はニャでて欲しくないサインニャので、飼い主は覚えておくように。

 それに、猫は人の反応をしっかりと見ているので、人の表情も大事にニャってくるニャ。猫と目が合ったら、ゆっくりと瞬きをするといいニャ。そして猫が瞬きを返して来たら、好かれているかもしれニャいニャ。

 実はボクたち猫にもビッグ5を当てはめることができるニャ。神経症的傾向の高い猫は、不安で恥ずかしがり屋ニャので、隠れる場所を用意してあげるといいニャ。支配性が高い猫は、他の猫に攻撃的にニャることがあるニャ。猫はストレス過多にニャると攻撃性が高まるので、安心できる場所を提供することが大事ニャ。衝動性が高い猫は、無謀な行動や多かったり、不安定だったりするニャ。普段落ち着いている猫が急に衝動的にニャったら、病気の可能性があるので、注意が必要ニャ。協調性が高い猫は、愛情深く人にもやさしいニャ。幸せを感じている猫は協調性が高くニャるニャ。外向性が高い猫は、好奇心が強く、たくさんの人と触れ合ったり、玩具で遊んだりすることが好きニャ。

 飼い主とペットは似るとよく聞くけど、それは猫も当てはまるニャ。飼い主の神経症的傾向が高いと、猫も問題行動を起こしたり、病気のリスクを抱えやすかったりするニャ。逆に、飼い主の誠実性と開放性が高いと、問題行動が少ニャいニャ。

 猫はひとりでいても平気と思われているらしいけど、そんニャことはニャいニャ。家族として一緒に住んでいる猫はひとりだと寂しさを感じるニャ。猫が寂しさを感じている時は、家具を壊したり、過剰にニャいたり、攻撃性が増したり、不適切ニャ排泄ニャどの問題行動があるので、気をつけるニャ。

 最近、SNSにはボクたち猫の可愛い動画がいっぱいあるけど、このようニャ動画を観ると、人はネガティブニャ感情が減って、幸福や満足といったポジティブニャ感情が増えるらしいニャ。ニャので、猫を飼えニャい人は、動画で猫を観賞するといいニャ。本物の猫と触れ合いたいニャら、猫カフェに行くのもオススメだニャ。猫はとても愛くるしく、人を癒してくれる最強のパートナーニャのだ。

 2月22日、ボクと霞ちゃんは、相談部のみんなや友達に誕生日会を開いてもらったニャ。つい一週間前にも牡丹ちゃんの誕生日会をしたばかりニャのに、今回も変わらず盛り上がった誕生日会にニャっていた。そしてボクたちは、みんなからたくさんのプレゼントを貰ったニャ。ひまわりちゃんは猫の刺繡が入ったハンカチ、桔梗ちゃんは可愛い猫柄の服を霞ちゃんとボクの分の二着、ななみんは猫の帽子、牡丹ちゃんは猫型の手作りケーキ、ベルちゃんは猫のクッション、雛月ちゃんは猫をモチーフにしたデザインのネイルポリッシュ、藤ちゃんは猫のアクセサリー、紫苑くんは猫型のチョコレート、時雨くんは猫型のクッキー、翔くんは手作りの猫の肉球型フィナンシェをくれたニャ。どれもとても可愛くて、霞ちゃんも嬉しそうだったニャので、ボクも嬉しかったニャ。

 でもこの日、霞ちゃんは一世一代の大勝負に出ようとしていたのである。そしてみんなが盛り上がっている最中に翔くんを部室の端に呼んで、勇気を振り絞って言葉を発しようとしていた。

「あああ、あの、翔…さん…」

「ん? なんだ?」

「きょきょきょ、今日は、あああ、ありがとう…ございます」

「あぁ、なんか思っていた以上に盛り上がってるけど、霞さん大丈夫か?」

「あ、はい! 大丈夫です! 楽しい…です」

「そっか。なら良かった………ところで、俺の作ったフィナンシェ、もう食べた?」

「え!? あ、はい!」

「味…どうだった?」

「とても、美味しかったです!」

「はぁ…そっか~。良かったぁ」

「翔さんは、すごいです……料理もできて、勉強もできて、運動もできて…」

「ん? そうか? 自分ではそこまですごいと思っていないんだけどな…」

「すごいです! 私には何もないから…」

「そんなことないだろ! 霞さんは絵がとても上手いじゃないか! 勉強も得意だし、それに何と言っても猫好きだしな!」

「翔さんも、猫好きですもんね」

「あぁ、猫好きに悪い奴はいない!」

「そういえば、翔さん…猫を飼っていましたよね? 梅ちゃんと雨ちゃん…」

「あぁ、梅雨猫な! 霞さんはクリスマス会の時、会ってるよな。どうだった?」

「はい! とても可愛かったです!」

「そうだよな。可愛いよな! 梅は協調性が高くてやさしい性格で、雨は好奇心が高くて人懐っこい性格なんだよなぁ」

「そうなんですね」

「霞さんも猫飼っているのか?」

「はい。一匹飼っています。ローダンセっていう名前です」

「ローダンセか…霞さんが付けたのか?」

「はい」

「そっか! 可愛い名前だな!」

「あ、ありがとうございます」

 この後、少し沈黙が流れてから、霞ちゃんは意を決して本題に入ろうとしていたニャ。

「あああ、あの、翔…さん…」

「ん?」

「あああ、明日なんですけど…何か予定とか…ないですか?」

「明日? あぁ、そういえば休みだったな! 特に予定ないけど…」

「そ、そうですか。……ももも、もし、よろしかったら、あああ、明日、行きたいところがあるので、付き合ってくれませんか?」

「あぁ、いいよ」

「ほっ、本当ですか!?」

「え!? うん。本当だけど……え!? もしかして、今のって断った方が良かったのか?」

「いい、いえ! そんなことはないです! あああ、あまりにもあっさりしていたので、ちょっと驚いただけです」

「そうか? まぁ、霞さんからの誘いだからな。もし予定があったとしても、断ることないけどな!」

 そう言った翔くんが屈託のニャい笑顔を霞ちゃんに向けてきたので、霞ちゃんは顔を赤くしてドキドキしてしまい、視線を逸らしてそのまま黙り込んでしまった。翔くんが心配して「ん? 霞さん、大丈夫か? 体調が悪くなったんじゃ?」と声を掛けてきたけど、霞ちゃんはもうそれどころではニャかったので、ボクが代わりに答えることにしたニャ。

「霞ちゃんは大丈夫ニャ! それよりも翔くん。明日の約束、絶対忘れたらいけニャいからニャ!」

「あ、あぁ…絶対忘れない」

「それニャらいいニャ!」

「ところで、霞さんが行きたいところってどこなんだ?」

「それは…明日、行ってみてのお楽しみニャ!」


 ということで、無事に霞ちゃんは翔くんをデートに誘うことができたニャ。家に帰ってから早速、明日の準備を始めたニャ。どの服を着ていくのか選んだり、プレゼントで貰った物をつけてみたり、オシャレを楽しんでいたニャ。そんなことをしていると、あっという間に時間が経って、夜中の0時にニャっていたから、急いで布団に潜り、明日に備えて寝ることにしたニャ。

 デート当日の朝、霞ちゃんは午前8時に目を覚ましたニャ。きっちり8時間睡眠を取って体調は万全ニャ。待ち合わせは駅前に午前10時。まだ時間はあるので、焦らずに準備をしたニャ。昨日の夜、大方の準備を終えていたから、今日はすぐに終わったニャ。猫柄の服に猫の帽子、左手には昨日もらった服を着たボク、猫の刺繍が入ったハンカチを持って、猫のアクセサリーを身につけて、最強の猫コーデの完成ニャ。

 準備がすぐに終わったので、霞ちゃんはローダンセに「行ってきます」と言ってから、早めに家を出ることにしたニャ。羨ましそうニャ目でローダンセが見つめてきたので、ボクは決め顔を返すと、顔に猫パンチを食らったニャ。玄関を出ると外は快晴、温かい日差しに澄んだ空気、絶好のお出かけ日和ニャ。駅前には9時30分頃に着いたけど、まだ翔くんは来ていないようだったから、その場でしばらく待つことにしたニャ。

 立ったままその場で10分くらい待っていた時、チャラい二人組の男が突然霞ちゃんに声を掛けてきたニャ。チャラ男Aは「ねぇ、キミ可愛いね! こんなところで何してるの?」と声を掛けてきて、チャラ男Bは「俺たちと一緒に遊びに行かない?」と声を掛けてきた。この類の人種は霞ちゃんにとって一番苦手なタイプである。そのため、霞ちゃんは俯いたまま何も言わずに怯えていた。それでもチャラ男二人組は声を掛けてくるので、ボクが代わりに撃退しようとしたタイミングで、「お前ら、何してんだ?」と怖い声色の声が聴こえた。その声のした方に視線を送ると、翔くんが怖い顔をしてチャラ男二人を睨んでいたニャ。そして翔くんが「その子は俺のツレだ。勝手に手出すんじゃねぇ」と鋭い目つきと強い言葉を発すると、チャラ男二人は潔く諦めて去って行った。

「ごめん、霞さん。俺が来るの、遅かったから、変な奴に絡まれて…」

「い、いえ! 私が早く来過ぎてしまっただけです……翔さんは何も悪くないです」

「あいつらに何か変なことされたり、言われたりしなかったか?」

「あ、はい。大丈夫です。翔さんがすぐに来てくれたので、助かりました。ありがとうございます」

「そっか! 良かった」

「翔くんがもう少し遅かったら、ボクがあの人たちを撃退していたんだけどニャぁ」

 ボクがシャドーボクシングをしながらそう言うと、翔くんと霞ちゃんは笑ってくれたニャ。ボクは本気で言ったつもりニャのに、笑われて少し不満だったけど、嫌な空気が晴れたから良かったニャ。

「それにしても、霞さん…今日は一段と猫々しているな!」翔くんが霞ちゃんのコーデをまじまじと見ながら言った。

「あ、はい! 昨日貰った物を早速着てみました! ど、どうですか?」

「うん! 似合っているよ!」

「あ、ありがとうございます」

 それからボクたちは目的地まで話しながら街中を歩いていたニャ。そして少しして今日の目的地に辿り着いたニャ。

「ここって…」翔くんがお店の外観を見ながら言った。

「はい! 猫カフェです」

 そう、今回霞ちゃんが行きたいと思っていたところは、最近オープンしたばかりの猫カフェだったのだ。その名も、『C2』という。CATとCAFEの頭文字を取ってお店の名前にしたらしいニャ。ここには20匹以上の猫がいるらしく、すべての猫が前は保護猫だったらしいニャ。オーナーさんが猫の保護に力を注いでいるらしく、多くの人に猫の良さを知ってもらおうと、いろんニャイベントをしているらしいニャ。この猫カフェもその一つらしいニャ。ひょっとしたら、ボクたちと話が合うかもしれニャいニャ。

 ここは時間制限がニャいから、入場料さえ払えばいつでも居ていいらしいニャ。抱っこも猫が嫌がらなければオーケーということで、随分寛大ニャ猫カフェニャ。

 開店が午前10時だったから、ボクたちは一番乗りでお店に入ることができたニャ。オープンしたばかりのお店だけあって、店内はとても広くキレイで、衛生管理もしっかりしているようだったニャ。お店に入った瞬間、何匹かの猫が早速近づいて来たニャ。この猫たちは好奇心が旺盛ニャのだろう。他の猫たちも窓辺に並んでくつろいでいたり、丸いボウルの中に丸まって入っていたり、店内にある木に登っていたり、爪とぎや毛づくろいをしていたり、それぞれが好きなことをしていたニャ。

 そんな中、ボクが一番驚いたことは、翔くんの変化だったニャ。お店の中に入る前からワクワクした様子で目を輝かせており、入ると感動しているようだったニャ。そして猫を撫でたり、抱きかかえたりしていたニャ。その時、猫に話し掛けていたけど、語尾に「ニャ」がついていたから、ビックリしたニャ。翔くんは猫と話す時、ボクと同じ語尾にニャるんだということを初めて知って、少し嬉しかったニャ。

「いやー、この空間こそ、まさに天国だな! ずっとここに留まりたいくらいだ!」

「翔くん、本当に猫が好きニャんだね!」

「猫は癒しを与えてくれるからな! それに、猫と一緒いると腸内環境も良くなって、健康にもなれるから、最強の相棒だよ!」

「フフ、そうですね」

 そんな風に猫たちと戯れたり、会話していたりしていると、突然女性店員さんから霞ちゃんが声を掛けられた。どうやら霞ちゃんのファッションが気にニャって声を掛けてきたようだったから、ボクが霞ちゃんの代わりに答えてあげたニャ。すると、店員さんが「猫好きなら猫検定を受けてみませんか?」という提案をしてきた。なんでも猫に関する知識をテストするらしいニャ。店員さんが、例題問題があるということで薦めてきたけど、霞ちゃんは受けるかどうか迷っていた。その時翔くんが「受けてもいいんじゃないか」と言ってくれたので、霞ちゃんはそれでやる気になり、試しに翔くんと一緒に猫検定の問題を受けてみることにした。

第一問『撫でている時に猫が見せる、「やめてほしい」のサインはどんな行動でしょう?』

答えは、「尻尾を左右に振る」だニャ。

第二問『日本に一番多い猫柄はなんでしょう?』

答えは、「縞柄」ニャ。ちなみに、縞猫は色の組み合わせで呼びニャが変わるニャ。黒と灰だとサバトラ、黒とこげ茶だとキジトラ、赤茶と薄茶だと茶トラと呼ばれているニャ。

第三問『猫が喉をゴロゴロ鳴らす時はどんな時でしょうか?』

答えは、「嬉しい時や心地良さを感じている時で、満足やリラックスの気持ちを表している」ニャ。

第四問『日本最古のイエネコの化石が発掘された弥生時代の遺跡の名前は?』

答えは、「カラカミ遺跡」だニャ。2011年に長崎県で弥生時代のカラカミ遺構から発見された骨の一つが、イエネコの前足であることが判明したらしいニャ。

第五問『猫は苦みを感じることができない。〇か? ×か?』

答えは、「×」だニャ。猫は苦みに敏感になることによって、体によくないものを避けるという行動を発達させてきたのである。ちなみに、猫の味覚は、酸味、苦み、塩味、甘味の順に感じやすいのである。

第六問『猫にとって一番毒性が強くて危険な花はなんでしょうか?』

答えは、「ユリ」だニャ。ユリは猫にとって非常に毒性が強く、一口かじっただけでも腎不全になることがある。花だけでなく茎や花粉にも毒性があるから、注意が必要ニャ。

第七問『左右で異なる色の瞳を持つ「オッドアイ」は日本語表記でなんというでしょうか?』

 答えは、「虹彩異色症」だニャ。オッドアイを持つのは、白猫に多いと言われているけど、その原因は、まだはっきりとわかっていないらしいニャ。

こんな問題がひたすら続き、全問解き終えた後、店員さんに渡して採点してもらうと、ニャンと、霞ちゃんと翔くんは全問正解だったらしいニャ。そのことに店員さんは驚いて、興奮した様子で、すぐに検定を受けた方がいいと薦めてくれた。霞ちゃんは謙遜した態度で「考えておきます」とやんわり言った。


 それから半日ほど猫カフェに滞在した後、猫との別れを惜しみニャがら、ボクたちはお店を出ることにした。

「霞さん! 今日は誘ってくれてありがとう! 最ッ高に癒されたよ!」

「い、いえ、こちらこそ、付き合ってくれて、ありがとうございました!」

「また、行こうな!」

「はい!」

 こうして、ボクと霞ちゃんと翔くんの猫カフェデートは、幕を閉じたのであった。


読んでいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみに。

感想もお待ちしております。

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