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どんな悩みも水無月くんにお任せ!!  作者: たかべー
新・相談部始動編!!
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【番外編】一年ズ奮闘記!!

主人公は二宮霞の相棒のカスミンです!

 今日から、二年生は3泊4日の修学旅行だ。そのため、いつも賑やかだった部室が、少し寂しく感じる。今日の相談部のメンバーは、霞ちゃん、桔梗ちゃん、ひまわりちゃん、そしてボク、カスミンだ。先輩たちがいニャいから部活は休みにしようかという話も出ていたけど、結局放課後にニャると、みんニャ集まっていた。今まで先輩たちがいつもいたから、この4人で部室にいるということが新鮮に感じた。みんな物足りニャさを感じているようだった。そんニャ時は、ボク、カスミンが盛り上げ役にニャらニャければ、と思って意気込んでいると、霞ちゃんが会話を始めてくれ、桔梗ちゃんとひまわりちゃんも話し出した。霞ちゃんの成長にボクは感動して、涙が出るかと思ったけど出ニャかった。霞ちゃんは今では立派に成長したけど、ここまで来るのに、いろんなことを乗り越えて来たんだ。


 改めて、ボクの名前はカスミン、霞ちゃんの相棒で、相談部の可愛いマスコットキャラクターだ。ボクはいつも霞ちゃんと一緒にいる。出会ったのは、霞ちゃんがまだ小さかった頃、家族で買い物に来ていた時に、お店で出会ったんだ。ボクと霞ちゃんはすぐにお互い惹かれ合った。目が合った瞬間に運命の出会いをしたんだと思った。霞ちゃんはボクを手に取り、お母さんにおねだりしてボクを買ってくれた。それから、今までどこに行くにもずっと一緒だった。山に行く時も、海に行く時も、映画を観に行く時も、ご飯を食べる時もいつも一緒だった。そんニャの当たり前だ。ボクと霞ちゃんは相棒ニャのだから…。でも、周りの人たちは、そんニャボクたちを変ニャ目で見ることが多かった。最初はボクに興味を持って話しかけて来る人が多いけど、いつも少し話しただけで、変ニャ目をしてボクたちを見てくる。それから、話しかけてこニャくニャる。ボクが話しかけても、引くようニャ態度だったり、無視したりする人もいた。だから、霞ちゃんには友達がいニャかった。それでも霞ちゃんは、ボクがいれば大丈夫だからと言っていたけど、それが強がりで、本当は友達が欲しいと思っていることに、ボクは気づいていた。だって、ボクは霞ちゃんの相棒ニャのだから…。

 

 そして時が経ち、暦学園に入学した霞ちゃんは変わらず独りぼっちだった。入学当初は、いつも通りボクに興味を持った人が話しかけてきたから、ボクも仲良くニャろうと思って話していたのに、数日後には周りに誰もいニャくニャっていた。このままだと霞ちゃんはまた独りぼっちで過ごすことにニャるのかもしれニャいと思っているところに、一人の女の子が話しかけてきた。

「汝! ちょっといいか?」と彼女は声を掛けてきた。

 霞ちゃんは、絵を描いていた時に突然話しかけられたので、ビクッとしてから、彼女に視線を送った。彼女は全身黒い服装をしていて、なぜか左腕に包帯を巻いており、左目には眼帯をしていた。その姿はどっからどう見ても病人に見えたから、ボクと霞ちゃんは驚いてすぐに言葉が出なかった。

「ん? どうしたのだ? そんな顔で我を見つめて…。我の顔に何かついているのか?」と彼女は言いニャがら、手鏡で確認しだした。

「あ! いや、ごめん。急に話しかけられたから、驚いていただけニャんだ…」とボクは言った。

「そうか! 驚かせてすまない。汝らにちょっと興味があってな…」と彼女が言ったのを聞いて、ボクはいつもの流れにニャるだろうニャと思いニャがらも、会話を続けることにした。

「そっか! 一体ニャにを聞きたいんだい? 答えられることニャら、ニャンでも答えるよ!」とボクは言った。

「それなら良かった! では、早速! 汝の名前はなんというのだ?」と彼女は質問してきた。

「人にニャ前を聞くときは、まず自分からニャ乗るのが礼儀じゃニャいかニャ?」とボクは質問で返した。

「そ、そうだな! すまない…。我は…」と彼女が言いかけたところで、ボクは先に霞ちゃんの自己紹介を始めた。

「この子のニャ前は二宮霞! 絵を描くことが好きで、毎日描いている!」とボクが言い出すと、彼女は黙って聴き始めたので続けて「好きニャ食べ物は甘い卵焼きとマカロン、苦手ニャ食べ物はパクチー!」ということを教えた。

「そうか! フムフム…」と彼女は頷き、「では、汝の名前はなんだ?」と彼女は質問してきた。

「ボク? ボクはカスミン! 霞ちゃんの相棒だ!」とボクは答えた。

「カスミン…で…二宮霞に相棒…と」と彼女はボクの情報を頭の中にインプットしているようだった。

「キミのニャ前はニャんていうんだい?」とボクは改めてニャ前を尋ねた。

「我か? 我の名は長月桔梗! 悪魔から世界を守るために戦っている闇の戦士だ!」と彼女はポーズを決めながら答えた。

「闇の戦士? ニャんだいそれは?」とボクは分からないことを質問した。

「クックック! よくぞ聞いてくれた! 我が同胞よ!」と長月さんは嬉しそうに言った。というより、いつの間にかボクたちは彼女の同胞にニャっていた。それから一時間、彼女の闇の戦士の話が続き、それでも止まりそうじゃニャかったので、さすがに話に割って入った。

「ちょっと! 話はそこまでにしニャいか? このままだと長月さんの話だけで明日にニャりそうだ」とボクは大きめの声で言った。

「そうか? まだ一割も話せていないんだが…。まぁいいか」と長月さんはこれだけ話してもまだ言い足りニャいといった様子だったけど、とりあえず話を止めてくれた。そして「それと、我のことは桔梗と呼ぶがいい! 我が同胞よ!」と言った。あまりにもあっさりしていたから、「カスミンもニャ前で呼んでもいいのかニャ?」とボクが念のため確認すると、「もちろんだ! 我も汝らを名前で呼ぼう! 霞! カスミン!」と笑顔で答えてくれた。彼女のその笑顔に魅せられて、霞ちゃんが珍しく「よろしくね! 桔梗ちゃん!」と小さニャ声で言った。これにはボクも驚いた。いつもボクが霞ちゃんの代弁をしていたから、霞ちゃんがニャにかを言うことは最近はほとんどニャかった。その霞ちゃんが久しぶりに自分から口を開いたのだから、ニャにかが変わるかもしれニャいとボクは思った。それに桔梗ちゃんは他の人とは違う感じがした。その日以降、桔梗ちゃんは毎日ボクたちに話しかけて来るようにニャり、あっという間にニャか良くニャることができた。桔梗ちゃんは、たまに意味不明ニャ発言をすることもあるけど、とてもやさしくて、霞ちゃんも一緒に過ごす時間は楽しそうだった。すると、ある日七海杏という女の子も話しかけてくれるようにニャり、ニャか良くニャることができた。杏ちゃんも入学当初から、霞ちゃんのことが気にニャっていたらしいけど、ニャかニャか話しかける勇気が持てニャかったと言っていた。そんニャ時、桔梗ちゃんとボクたちが、あっという間にニャかよくニャっていたから、勇気を振り絞って話しかけてくれたらしい。そのおかげで、霞ちゃんに二人の友達ができたのが、ボクは嬉しかった。二人とか関わっていくうちに、霞ちゃんも少しずつ言葉が増えていった。


 そして、6月のある日には、ニャり行きで、おニャじクラスの文月ひまわりちゃんと話すことにニャった。その日の放課後、帰ろうとすると、雨が降っていた。霞ちゃんは傘を忘れていたので、靴箱で途方に暮れていると、そこに文月ひまわりちゃんがいた。どうやら彼女も傘を忘れて、困っている様子だった。正直、霞ちゃんは彼女のことが苦手だと思っていた。見た目は小さくて可愛らしいけど、ルールに厳しいという噂があったから、カスミンのことをニャにか言われるかもしれニャいと少し恐れていた。今までは運よく興味を持たれずに、言われなかったかもしれニャいと思っていた。

「あら! 二宮さん! 帰らないの?」と文月ちゃんが途方に暮れていた霞ちゃんに気づいて、声を掛けてきた。

「あー、カスミンたちは傘を忘れてしまったから、帰りたくても帰れニャいニャ!」とボクが代わりに答えた。

「そう…。私も傘を忘れたの! ごめんね。持っていたら一緒に帰ることができたのに…」と文月ちゃんは申し訳なさそうな顔をして言った。

「いやいや! どうして謝るんですか!? 逆にボクたちも持っていなくて、すみません」とボクもつい謝り返してしまった。それから少しの時間沈黙が続き、ザーザーと降る雨の音がうるさく感じた。

「ねぇ! 前から思っていたんだけど…」と文月ちゃんが言い出したので、ボクたちは視線を向けた。文月ちゃんは続けて「その…二宮さんがはめている…猫の名前…なんて言うの?」と質問してきた。

「ボクのニャ前? ボクはカスミン! 霞ちゃんの相棒だ!」とボクはいつもの決まり文句で答えた。

「カスミン…。もしかして、霞だからカスミンっていうの?」と文月ちゃんはさらに踏み込んできた。

「そうだね! カスミンのニャ前は霞ちゃんが付けてくれたんだ! カッコイイでしょ!」とボクは少し自慢げに言った。

「そうだね! 素敵な名前だと思う!」と文月ちゃんはボクの名前を褒めてくれた。この時、文月ちゃんが思っているような人じゃないということにボクと霞ちゃんは気づきだした。

そのまましばらく話していると、そこに霜月時雨先輩が通りかかり、話しかけてきた。彼のことはほぼ毎日学校で話題になっているから、霞ちゃんも知っていた。

「どうしたの? こんなところで二人で座り込んで?」と霜月時雨先輩は気さくに話しかけてきた。

「雨が止むのを待っているんです!」と文月ちゃんが答えた。

「もしかして、二人とも傘忘れたの?」と霜月時雨先輩は質問してきた。

「はい」と文月ちゃんが答えたので、ボクと霞ちゃんも頷いた。すると、霜月時雨先輩は少し考えてから「ちょっと待ってて!」と言い、どこかに行ってしまった。どうしたんだろう、と思いながら文月ちゃんと顔を合わせていると、霜月時雨先輩は一分くらいで戻ってきた。その手には傘を持っており、「はい! これ貸すよ!」と言って、差し出してきた。

「え!? でも、これを借りると先輩に傘が…」と文月ちゃんは傘を受け取りニャがらも、霜月時雨先輩のことを心配して言った。

「俺は大丈夫! もう一本持っているから!」と霜月時雨先輩は爽やかな笑顔で答え、「それに、これ、俺の傘じゃないから!」とバレたらいけニャいように小さニャ声で言った。そう言われて傘を確認すると、水無月翔という名前が書かれた名札がついていた。

「ダメです! 人のものを勝手に使うなんて!」と文月ちゃんは受け取った傘を突き返しながら拒否をした。

「大丈夫だって! 翔も予備の傘をあと二本持っているから!」と霜月時雨先輩は傘を受け取らずに答えた。

「そんな人本当にいるんですか!? その人は傘屋さんですか?」と文月ちゃんは傘を突き返したまま質問した。

「傘屋ではないけど、本当だって! そんなことで嘘をつくわけないだろ? 何なら今から確認してもいいぞ!」と霜月時雨先輩は、突き返されている傘を一切受け取ろうとせずに答えた。そこまで言われて、文月ちゃんもようやく手を引っ込めた。

「それもそうですね! 正直、傘を貸してもらえると助かりますので、これ以上は聞かないことにします!」と文月ちゃんも渋々ニャっ得したようだった。

「そっか! それなら良かった! 翔も困っている人に貸すために多めに持っているから、役立って嬉しいはずだ!」と霜月時雨先輩は安堵の表情を浮かべて言った。それにしても、この傘の持ち主である、水無月翔という人物はどんニャ人ニャのだろうと少し気にニャった。

それから、霜月時雨先輩は部活に行き、ボクと霞ちゃんと文月ちゃんは借りた一本の傘に一緒に入って帰ることができた。ちなみに、ボクが傘を持つ係をした。その帰り道でもいろんニャ話をして、文月ちゃんが猫好きだということ、お互いをニャ前で呼ぶようにしようニャど、ニャか良くニャることができた。


 暦学園に入学してから、霞ちゃんの交友関係が少しずつ広がっていき、前よりも霞ちゃんが少し明るくニャったように感じた。このままいけば、いずれはボクが必要なくなるかもしれニャいと思っていた時、ある事件が起こった。ある日の授業中、いつも通り勉強していたら、先生が近づいて来て、急にボクの体を掴み、「授業に関係ないものは没収だ!」と言って、霞ちゃんから取り上げた。そしてそのままボクは職員室まで連れていかれ、先生の机の上に放置されてしまった。この時、ボクは、もう霞ちゃんと会えニャいかもしれニャいと思っていた。一人で動くこともできニャいから、このまま忘れられてしまうんだと絶望していた。そんニャ時、突然現れたのが、水無月翔くんだった。どうやら、噂にニャっていた相談部に霞ちゃんが相談しに行ったようだった。そして水無月くんは、ボクを助けてくれた。そのおかげで、ボクは霞ちゃんと再会することができたんだ。それに、これをきっかけに霞ちゃんにも少し心境の変化があったようだった。そして、ボクと霞ちゃんで一緒に話し合った結果、相談部に入部することにした。霞ちゃんが自分から入部したいと言い出した時、ボクはとても嬉しかった。霞ちゃんは「私も誰かの役に立つことをしてみたい!」と言っていたけど、ボクにはそれだけが入部の理由じゃニャい気がした。それに、理由がニャンであれ、ボクは大賛成だ。霞ちゃんがここまでやる気に満ちているのだから、ボクも全力で応援することにした。それから、相談部ではいろんニャことを経験した。大変ニャこともあったけど、先輩はみんニャとてもやさしいし、桔梗ちゃんやひまわりちゃんも入部してくれて、とても嬉しかった。相談部に入部して本当に良かったと思っている。


 という今までのボクたちの武勇伝を、桔梗ちゃんとひまわりちゃんに語った。ボクの語りを二人は頷きニャがら聴いてくれていた。

「ということは、霞ちゃんの最初の友達は我ということだな!」と桔梗ちゃんが誇らしげに胸を張って言った。

「そうね! でも、私は霞ちゃんと相合傘をしているから!」とひまわりちゃんが涼しい顔で対抗した。

「クッ! それなら我は、ナイトメアを召喚する!」と桔梗ちゃんが手を前に出して召喚ポーズを決めニャがら言った。

「ナイトメアって、たしか…ウサギの人形の?」とひまわりちゃんが質問した。

「そうだ! 我が眷属のナイトメアは、霞ちゃんの眷属であるカスミンと親友なのだ!」と桔梗ちゃんは堂々と言ったけど、ボクはその情報を初めて知った。それに、ボクは霞ちゃんの眷属じゃニャくて、相棒だというのに…。

「それなら、私だってステラっていう猫を飼っているけど、ステラはカスミンととっても仲が良かったよ!」とひまわりちゃんは対抗して言っていたけど、その言葉を聞いて、ボクの記憶と少し違うことに違和感を抱いていた。

あの時の記憶を思い出そうとすると、ニャぜか頭痛がするけど、ボクは痛みに堪えて、思い出すことにした。そして、はっきりと思い出した。ひまわりちゃんの家に遊びに行ったあの時、ボクはステラに体を引き千切られそうにニャったのを思い出した。この時、ボクは死を覚悟していたけど、ひまわりちゃんには遊んでいるように見えていたみたいだった。

「ふーん…。でも、霞ちゃんと最初に相談部に来たのは私だよ!」といつの間にか隣に座って頬杖をついていた杏ちゃんが参戦してきた。

「っ!! いつの間にいたのか!?」と桔梗ちゃんが驚きながら言った。

「全く気配を感じニャかったニャ!」とボクも高鳴る鼓動を感じている振りをしながら言った。

「杏ちゃん! 何か用事でもあるの?」とひまわりちゃんが尋ねた。

「ううん! 特に…。暇だったから来たの!」と杏ちゃんはあっさり答えた。

「そうか! 歓迎するぞ! 我が同胞よ!」と桔梗ちゃんはあっさりと受け入れていた。

「暇つぶしのためにここに来ないでよ! 不真面目な部活だと思われるでしょ!」とひまわりちゃんが相談部のイメージを心配して言った。最初の頃はひまわりちゃんが疑っていたのに、今では随分信頼しているようで、ボクも嬉しくなった。

「ごめん、ごめん。冗談だって…」と杏ちゃんは笑いニャがら言ったかと思うと、一瞬で真面目ニャ顔に切り替わり、続けて「ちょっと、厄介な相談なんだけど…聴いてくれる?」と言った。

いつも楽しそうにしている杏ちゃんが真面目ニャ雰囲気で言ったことニャので、ボクたちも真剣に聴く態勢にニャった。杏ちゃんの相談事は、隣のクラスの御手洗さんについてのことだった。ボクと霞ちゃんと桔梗ちゃんは御手洗さんのことをあまり知らず、ニャ前を聞いたことがある程度だったけど、ひまわりちゃんは知っているようだった。杏ちゃんの情報によると、最近にニャって、一部の女子集団が御手洗さんに対して、陰口を言ったり、変な噂をニャがしたり、直接嫌がらせをしたりしているらしい。これはいじめだと思ったので、ボクたちはすぐに行動に出た。ひまわりちゃんが例の女子集団に直接文句を言いに行ったけど、証拠がニャいということで、あしらわれてしまった。こんなことで諦めるわけにもいかず、ひまわりちゃんが率先して、証拠を集めようとしたけど、ニャかニャか上手くいかニャかった。そんニャ時、水無月くんが帰って来た。ボクは「水無月くんに相談しよう!」とひまわりちゃんに提案したけど、ひまわりちゃんは「一年のことだから私が解決したいの!」と言って拒否した。この時、ニャぜか、ひまわりちゃんが少し怯えているように見えた。このままじゃいけニャいと思ったボクは、ひまわりちゃんを裏切って水無月くんに相談しようと思っていたら、学園長が突然相談部にやって来て、週末に学園の掃除をすることにニャった。そしてそのメンバーのニャかに御手洗さんがいた。これは、手詰まり状態だった現状にニャにか変化が起こるかもしれニャと思っていると、案の定、水無月くんが動いてくれたことで、前に進むことができた。そして、無事一件落着したかと思っていたら、ひまわりちゃんの様子が少し変わった気がした。前よりも水無月くんに対して、やさしさが増したようニャ気がした。それにこの件が終わった後に気づいたけど、みんニャは水無月くんのことを“翔くん”または“翔さん”ニャどとニャ前で呼んでいて、水無月くんもみんニャのことをニャ前で呼んでいた。霞ちゃん以外は…。みんニャがニャか良くニャっていくことは嬉しいけど、霞ちゃんは少し寂しそうだったので、ボクは霞ちゃんのために一肌脱ぐことにした。っていっても、脱げる服はニャいんだけどね…。


 ある日の帰り道、みんニャで帰っているところで、ボクは水無月くんの隣に行き、声を掛けようとしたら、霞ちゃんが先に声を掛けた。

「あああ、あの、先輩!」と霞ちゃんは勇気を振り絞って声を出していた。

「ん? なんだ?」と水無月くんも応答してくれた。霞ちゃんはそれだけで嬉しそうだったけど、このまま終わったら意味がニャい。

「この傘…返すのが遅れてしまって、すみません」と霞ちゃんはずっと前に霜月先輩から又借りしていた水無月くんの傘をバックから取り出して、そっと渡した。

「え!? ってあれ!? この傘! なくなったと思っていたのに…。どうして二宮さんが持っているんだ?」と水無月くんは傘を受け取り、すごく驚いている様子だった。霞ちゃんは予想外の反応に混乱していた。霜月先輩がこっちを向いて「シー!」というジェスチャーをしていたので、この時ボクは状況を理解した。どうやら、霜月先輩は水無月くんの傘をボクたちに貸したことを、水無月くんに言っていニャいようだった。混乱している霞ちゃんに代わって、ボクが事情を説明しようと思っていると、水無月くんが自己完結してくれた。

「まっいっか! 見つかったことだし! ありがとう、二宮さん!」と水無月くんは笑顔で言ってくれた。そのやさしい言葉を聞いて、霞ちゃんも落ち着きを取り戻した。

「あああ、あの! お礼を言うのは私の方です! その傘のおかげであの時は濡れずに済みました! ありがとうございます!」と霞ちゃんは改めてお礼を言った。

「そっか! 役に立ったのなら良かった!」と水無月くんは笑顔で言った。

「あああ、あの! もう一つ……お願いしたいことがあるんですが……」と霞ちゃんは勇気を振り絞って本題に入った。いつもだとこのまま終わってしまうところを、今日の霞ちゃんは一味違った。

「ん? なんだ?」と水無月くんは再び応答してくれた。

「ああ、あの! これからは…私のことを……“霞”…と…呼んでくれませんか?」と霞ちゃんはようやく自分の気持ちを自分の口で言うことができた。

「ん! いいのか? そう呼んでも…?」と水無月くんは確認してきた。

「はい!」と霞ちゃんは頷いて一言だけ返した。

「分かった! じゃあ俺のことも“翔”って呼んでくれ!」と水無月くんが提案してきたので、霞ちゃんは驚いた顔になってしまった。

「え!? いいんですか?」と霞ちゃんは冗談じゃないかと疑いながら確認をした。

「あぁ! よろしく! “霞さん”」と水無月くんが笑顔で言ってくれた。

「はい! よろしくお願いします! “翔さん”」と霞ちゃんも満面の笑みで答えた。

「改めてよろしくね! “翔くん”」と最後にボクがいいところをもらって締めくくった。


読んでいただき、ありがとうございます。

次回もお楽しみに。

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