ある科学者の手記
私は科学者として、実験施設で働いている。
ある天才科学者が予想した問題の最後の項目の実験を今から行う。
だが、変な事を書いてあるのだ。
「この事象は絶対に実験で確認してはならない。もし、確認すればこの銀河その物が消える。」
馬鹿馬鹿しい、そんな事実なぞあるわけがない、天才科学者なぞ単なる人間だ。
しかも、この記述は5億年前の予想なのだ。我々の科学の方が上だ。
私は実験施設を見て満足している。
量子力学二重スリット実験の予想の証明か。
たしかに、あの話はおかしい、量子力学の実験方法に問題があるという予想なのだ。
-大統一論において予想される物、光子はスピンする粒子である。
-大洋を流れる波の伝達は、水の回転運動が伝わる現象である。
-大洋において、波が崩れると岸に打ち寄せる波になる。
-その波の一部が離岸流となるが、量子も同じ現象を起こす。
-光子はスピンする粒子で宇宙空間を移動する。
-光子が物質に当たるとスピンが波に変換され、光の波長となる。
-なお、光子の回転エネルギーの一部は電子となり物質から飛び出す。
-二重スリット実験の観察実験での問題点、二重スリット実験で使われた電子の特性に問題がある。
-電子はスピンすると磁場を持つ。
-その磁場が二重スリット実験での観察問題の現象を起こす。
-電子の出す磁場を計測する時、計測時に起こす磁場の乱れにより、電子は整列する。
-無計測の場合、粒子は量子としての振る舞いを行う。
-計測した時に電子が整列し粒子としての振る舞いを行う。
-ただし、この事象は実験で確認してはならない。もし、確認すればこの銀河その物が消える。
2.5億年前、その天才科学者が予想した生物の進化のトリガー、
反物質バースト領域への通過、
我々はタイムマシンを作り、2.5億年以上前の人間を観察した。
ただ、私は窓に映った自分の姿を見る、何だ?この醜い姿は?
2.5億年以上前の人間は美しかった。
でも、私達は違う、2.5億年前に起こった進化のトリガーで醜い姿へと変貌した。
太陽の活動は反物質の影響で活動周期が起こり、定期的な変化となっていた。
その現象のトリガーは銀河の腕と呼ばれる物だった。
そして次の進化のトリガーがもうすぐ来る。
我々はこの実験で否定しなければならない。
この予想が間違っていなければならない。
だから作ったのだ。
量子力学を鉄球で確認する施設を。
「さぁ、実験を始めようか?」
私は実験施設にあるボタンを押した。




