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異世界で収納魔法しか使えないけど頑張る‼︎  作者: トキ
第五章 魔法国メイカー

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第六十九話 散策

 


  次の日の朝、俺達は宿の一階にある食堂で、朝飯を食べていた。



  「フレアちゃんとレーナちゃん眠そうだけど、昨日寝れなかった?」


  「いや、大丈夫だ、気にしないでくれ」


  「大丈夫です」



  サーラがフレアとレーナにそう聞くと2人はそう答えた。リアナは何でもない様にその隣で朝食を食べている。昨日部屋に帰ってからなんかあったのか?怖いから聞かないが。



  「ふーん、まあいいや、それで?今日はどうする?」


  「俺はメイカーを散策したいな」



  俺はそう提案した。



  「いいんじゃないかい、いい魔道具が見つかるかもしれないしね」


  「私もそれでいいわよ」



  俺の提案に、リオンとリアナがそう言った。他の者もそれに賛成の様で、今日はメイカーを探索する事に決まった。









  「って言っても何処から行くかな」


  「東の通りには、魔道具の店が密集しているから、そっちに行くのがいいかもよ」


  悩んでいると、サーラがそう言ってきた。


  「じゃあそこに行ってみるか」


  俺達は東の通りに向かった。

 東の通りには、道の両サイドに沢山の魔道具の店が並んでいた。

 俺達は、何軒かの店を巡り、次の店に入った。そこはアクセサリーの様な、小物の魔道具を取り扱っている店だった。



  「これ綺麗ね」



  リアナは氷の結晶の形をした、ブローチを手にとりながらそう言った。



  「これも、魔道具なのか?」


  「そうだぞ、それはライフコネクションって言う魔道具で、それは2つ以上で1セットの魔道具なんだ、身につけるブローチに自分の事を登録して、その後他の奴が持ってるブローチ同士も登録する、そして登録してある人間が死ぬとブローチは砕け散る、すると登録してある、他の者が持っているブローチも砕け散る様になってるんだ」


 

  俺の声が聞こえた様で、この店の男が説明をしてくれた。



  「なんだか、物騒な魔道具だな」


  「元々は戦争中とかの諜報員に持たせてた物らしい、そうすれば諜報員が死んだ時に分かるからな、だけど今じゃ、そこにある物みたいに綺麗なデザインにして、贈り物なんかによく買われているぞ、夫婦やカップルで一緒につけたりするらしい、そこにあるのなら他のデザインのやつ同士でも登録出来るぞ」

 


  男はそう言った。



  「なるほどな、さっき2つ以上で1セットって言ってたが、何個まで登録出来るんだ?」


  「特に制限は無いぞ」


 

  俺はブローチを眺めている、リアナを見た。



  「リアナそれ買ってやるよ」


  「えっ、いいの?」



  リアナは俺に聞き返して来た。



  「ああ、リアナに似合いそうだしな」


  「あ、ありがとう」

 


  リアナは顔を赤くしながらお礼を言ってきた。



  「レン、リアナだけずるいぞ」



  すると、いつの間に近くにいた、フレアがそう言ってきた。



  「じゃあ、フレアも選んでいいぞ買ってやるから」



  すると、レーナもリアナが持っている、ブローチをチラチラ見ている。



  「レーナも好きなのを選んでくれ、一緒に買うから」


  「あ、あの、ありがとうございます」



  レーナは欲しがっていたのがバレたのが恥ずかしいのか、照れながらも礼を言って、フレアと一緒にブローチを選び始めた。



  「なになに?みんなそれ買うの?」


  「パーティーで私だけ仲間外れか?」



  すると、他の棚を見ていた、サーラとリオンも近づいてきた。



  「もう、3個も4個も変わらないから、2人も好きなの選んでいいぞ」


  「ふふっ、ありがと、レン君」


  「悪いね、有り難く選ばせて貰うよ」



  2人もブローチを選び始めた。横を見るとリアナがジト目で俺の事を見ていた。



  「ん?どうかしたリアナ」


  「はぁ〜、何でもないわ……喜んでた私が馬鹿みたいじゃない」



  リアナはため息をつきながらそう言った、最後の方は声が小さくて聞き取れなかったが、まあ本人も何でもないって言ってるし、問題ないだろう。



  「せっかくだし俺も買うか、うーん、なあ、リアナ俺の分を選んでくれないか?こういうのを選ぶの苦手でな」


  「そ、そうね、決められないなら、私と同じのにしたら?色違いのやつもあるし」



  そう言って、リアナは白い氷の結晶を渡してきた。



  「じゃあ、これにするかな」


  「お揃いのブローチ……」



  リアナが何かを呟いた。



  「何か言ったか?」


  「ううん、何でもないわ」

 


  リアナは首を横に振りながらそう言った、何だか顔が赤い気がするが、気のせいか?



  「レン、決まったぞ」


  「ああ、じゃあ買うか」



  俺は全員分の会計を済ませて店をでた。それぞれが買ったブローチは、リアナが水色の氷の結晶の形で、レーナは白い十字架、フレアは赤い炎の様なデザイン、リオンは黄色の幾つ物の剣が重なって出来た独特のデザインの物、サーラは緑の木のデザインで、俺はリアナと色違いの白い氷の結晶の形のブローチを買った。


  それぞれ自分の事をブローチに登録して、6人全員のブローチ同士も登録をした。俺達はその後も街の散策を続けた。






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